自己紹介

仙人

仙人紹介

   仙人こと 齋藤 宏之 1962年生まれ



釣り歴50年以上、子供の頃から釣りにハマリ、現在は船釣りをメインとしているが、ヘラブナ釣りや磯釣りなど、あらゆる釣りを楽しんで来た。仕掛けやヘラウキ等、自分で作れる物は自分で作って使うことが好きで、今までの投資も他人とは比べ物にならない。その実験から学んだことは、自分にしっかり身についており、他人との「差」に出ている。今後も新しい釣りに挑戦して、知識を深めて行くつもりである。

仙人の歴史

船釣りとの出会い

5歳頃から父親に連れられて船釣りを始めた。現在の須磨・岡田釣船であった。高校を卒業する頃までの10数年は年間50回以上釣行し、そこで明石海峡の船釣りを覚えた。昔は乗合船はなく仕立てのみであったため、遊魚船でありながら季節の漁師の釣りを経験させてもらえた 。そのため、普通の釣り人では知ることが出来ない知識を持っている。

また、昔はビシマ糸の手釣りが主流であったが、小学校高学年の頃から「船から竿で釣る工夫」をしながら自分の釣りを進化させて行った。その中で習得した技術こそが、今の私の釣りの基本であり、そこに人よりも多く釣るための秘密が隠されている。

自分の釣り

口白

子供の頃は投げ釣りがメインであったが、釣具店に出入りするようになり、大人から色々な知識を得て新しい釣りをするようになった。その代表的なものが「ヘラブナ釣り」であり、小学校6年の時からヘラウキ作りも始めた。高校を卒業してヘラブナ釣りの同好会に入会し、本格的にヘラブナ釣りを開始した。40歳を過ぎる頃からは、年間優勝を争う一員にまで成長することが出来た。また、1982年頃に磯釣りの離島ブームが起こり、魅力を感じていきなり離島への遠征を実行した。まずは八丈島への遠征を決行し、目標であった50cmオーバーの尾長グレを仕留めることが出来た。その後、奄美大島、種子島に遠征し、種子島では、 夢に見た口白やオオカミクラスのシマアジを仕留めた。

海外の釣り

海外遠征

時代がバブルの頃には、海外への釣りツアーが流行った。釣りで海外に…何か今までに無い魅力を感じ、週刊釣りサンデー主催の海外遠征に参加した。1988年にはニュージーランド遠征でヒラマサを、1989年にはオーストラリア遠征でクエを仕留めることが出来た。釣りツアーで行く海外遠征は、観光では行くことの無い土地に行けたので、自然がいっぱいあって非常に面白かった。

ツアー参加して、海外に行ったからと言って必ず釣れる訳では無いことがわかった。確かに日本とは違い魚はたくさん居たが、船で釣る場合、やはり船頭次第であると感じた。海外の方がそれぞれの船頭にプライドがあり、同じポイントで釣ることは無かった。その結果、船により釣果にバラツキが見られた。

明石海峡の釣り

あこう

結婚してからは、明石の釣りをメインにするようになった。阪田釣具の紹介で、釣船・鍵庄に通い出した。乗合だったので、色んな方と知り合いになった。そして、知り合い同士でグループを作り、仕立てを押さえての釣行が続いた。仕立てでは、乗り合いでは行けない釣りに出てもらった。アコウや鯛、アブラメ釣りは本当に楽しかった。また、鍵庄は漁師もやっていたので、明石の漁師の技術を教わることが出来た。明石は漁師の数も多く競争が厳しいので、技術的には高いものがあった。その技術は、今の私の釣りにアレンジされているものがある。

その後は、乗合船の中鹿丸、河合釣船、仙正丸や、仕立ての西田釣船に釣行している。特に西田釣船は、船頭の腕がバツグンで、お客に技術があれば大漁間違いなしの釣船である。但し、このところ明石海峡では、どの魚も乱獲で釣れなくなってきた。年間の釣行記録を見ても、回数が減ってきている。悲しい現実である。

関東の釣り

金谷のタチウオ

仕事の関係で過去に2回、千葉県市原市に単身赴任した。 市原市から房総半島は結構近い所であったので、手軽に関東の釣りを楽しむことが出来た。夜メバル、カワハギ、マゴチ、マルイカ、タチウオ、アオリイカ、黒ムツ、鬼カサゴ、コマセのアジやマダイにイサギ、テンヤ真鯛と、関東の一通りの船釣りを体験してきた。

一番面白いと感じたのは「金谷の活イワシ餌のタチウオ釣り」だ。生きたカタクチイワシを餌に、オモリ100号の天秤仕掛2本鉤で狙う釣りである。アタリは毎回必ずと言っていいほどあるのだが、鉤まで食わすのが難しい。しかも釣れるサイズが大型(1m~1.3m)揃いなのも魅力であった。その他の釣りも関東特有のものがあり、私にとっては新鮮で面白かった。また、釣りの知識を増やすうえで何より勉強になった。

関東の釣りを1つ関西に持ち帰ったものがある。それはシャクリのアオリイカ釣りだ。千葉から帰ってきて明石海峡で実験してみた。まだ胴突仕掛しか浸透していなかった頃である。すると私だけボコボコに釣れてしまった。その結果、明石海峡でもシャクリ釣りが主流になった。

テレビ出演

関西発海釣り派

2012年12月に依頼が来て、テレビに出演した。「関西発・海釣り派」というスカパーの番組であった。対象魚は「カワハギ」で、主役の女の子(彼方茜香さん)の先生役での出演であった。12月でカワハギ狙いは、良い釣果を期待することは出来ない。しかし、受けた限りは釣らせてあげたい…。自分が考える最高の仕掛け、餌を用意して当日を迎えた。

当日は、リハなしでいきなり対面する場面から始まり、自分なりに作ったシナリオで進めさせて頂いた。結果として、茜香さんには、カワハギを2桁釣って頂いて、問題なく番組となり放送された。日頃、釣りに対して自分が意識していることを、テレビを通して発信出来たことは、とても良い経験が出来て良かったと思った。


釣るための遠征

広島のウマヅラ

10年以上前から、明石海峡では季節に釣れるべき魚、特に大好きな「ウマヅラ」が釣れない。また、釣れても小型が殆どである。そんな状況の中、釣友から「広島にはウマヅラを専門に釣らせてくれる釣船がある」ことを聞いた。そして2008年から、年に1,2回遠征するようになった。遠征したら1回の遠征で 、大型のウマヅラが明石海峡での1年分ぐらい釣れた。よほど明石が回復して釣れない限り、この遠征は止めれないだろう。

しかし、広島でも最近は、どこの釣船でも良く釣れるということが無くなってきた。調べて良く釣らせてくれる釣船を、選ばなくてはならない時代が来てしまった。皆さんも同じことを考えるので、何処でも同じであるが、釣らせてくれる釣船の予約は、少なくとも半年以上前から入れることが当たり前になった。

最近の遠征の狙いと行き先は、「ウマヅラ」は、広島県東広島市の安芸津港から出船の晴光丸。「アコウ」は、若狭湾の第七佐藤丸。「剣先イカ」は、香住の海晴丸である。遠征したからと言って絶対に釣れることは無いが、間違いなく確率は高くなる。期待を込めての「大人の遠足」である。

一時、高速道路が1000円であった時は、遠征する者にとっては非常に有り難かった。また、安くなることを政治家に期待している。