2025年12月15日 GoToタチウオ 晴光丸のタチウオ

遠征荷物

3年振りのタチウオ狙いである。一回、豊後水道に行って大型のドラゴンを釣ってみたいと思い、1ヶ月ほど前に予約を入れた。ただ、豊後水道の釣は、凪の日でなければ行けない。釣行日が近づいてくるにつれて、Windyの風予報の確率も高くなって来る。15日の予報は、大体10m程の風が吹くようであった。私は、前泊しての釣行となるため、13日中に釣行するかしないか決めてもらわなければ、ホテルのキャンセル料金を払わなくてはならない。

←遠征釣行の荷物である。クーラーは、この27リットルが、新幹線への持ち込みではMAXである。キャリーも無ければ、釣った魚の入った重いクーラーを、運ぶことが出来ない。

船頭は、13日中に連絡するとの事であったが、13日中に連絡は無かった。仕方なく14日の朝に電話したところ、携帯の電源が切れて連絡出来なかったとのことであった。それより15日の釣行であるが、豊後水道は巻き網が入って、かなり不調になってしまったとの連絡が入ったようであった。逆に松山沖辺りの近場が好調になったとの情報が入り、13日に行ったら、良型を爆釣したらしい。

そのため、15日も豊後水道ではなく、松山沖に行き先を変更するとのことであった。別に近場で良型が釣れるなら、片道3時間を掛けて豊後水道に行く必要はない。釣行することにして、新鮮なイワシを近くのスーパーに買いに行った。すると日曜日は仕入れが無かったのか、6軒目のスーパーでやっと見つけて購入した。(私の住むJR六甲道駅周辺には、歩いて行ける範囲でスーパーが10軒はある)

17時ぐらいに東広島に到着するよう、ネットで時刻表を確認して乗車する新幹線を決めた。14:20に自宅を出発、JR六甲道14:30の快速に乗り三ノ宮で下車、次に地下鉄に乗換え新神戸へ、新神戸からは15:15発ののぞみで福山まで行き、こだまに乗換え16:52に東広島に到着した。宿泊する東横インは、東広島の駅前にあり、すぐにチェックインして休憩した。

東広島駅周辺は、新幹線の駅前なのに食事が出来る店が3軒ほどしか無い。ホテルの側にお好み焼き店があり、いつもその店に行くのであるが、何と長期休暇の貼り紙が貼ってありアウト。他店となると、居酒屋かイタリアンの店である。まずは、居酒屋に行ってみるも、日曜日は休みのようであった。イタリアンの店は開いていたが、そっち系の食事は好きでない。確かパチンコ屋の横にうどん屋があったことを思い出し、行ってみると開いていた。そこでトンカツ定食を食べて夕食とした。

暇なので、ちょっとの間パチンコをして、帰りにコンビニで明日の食料を買いホテルに戻った。シャワーを浴びた後は、明日の準備である。竿に道糸を通してスナップサルカンを結んだ。タチウオ釣りの事前準備はそれだけである。目覚ましコールを4:30にセットして寝た。

当日4:30に起床。テレビを身ながら朝食を食べて、釣りの身だしなみを整えて、6時前にチェックアウトした。フロントで待っていると、船頭が迎いに来てくれて出発した。道中、ここ数日のタチウオの状況を教えてくれた。今も豊後水道まで走っている釣船もあるが、かなり釣果が悪いとのことであった。逆に、松山沖周辺のポイントで好調に釣れ出したらしい。今日は、そのポイントに行くと言っていた。

船団

←松山沖のタチウオの狙いの釣船である。岡山、広島、松山から出船している船が来ていた。

松山沖のポイントは、安芸津港から1時間ぐらいで行けるため、6:30頃に出船となった。今の時期、6:30でも空はまだ暗い。25分程で豊島大橋を通過、1時間程で中島の南端を通過、そして10分程でポイントに到着した。既に10隻ほどの釣船が釣っていた。エンジンがスローになったところで、各自準備を開始した。私は、竿を継いでスナップサルカンにタチウオテンヤをセットするだけであった。後は、テンヤにイワシをくくり付けた。釣れたら直ぐにテンヤを付け替えれるように、エサを付けたテンヤを3個準備した。

船頭は、暫く魚探を見てタチウオの群れを確認した後、釣り開始のアナウンスを出した。この日のタックルは、竿:メタリア タチウオテンヤSP215、リール:SEABORG 200J-DH、道糸:PE1.2、リーダー:フロロ6号、テンヤは統一で40号を使った。エサは自由で、船頭の話によると、大型にはイワシの生が良いと言っていた。私は、生イワシと生サンマの3枚下ろしを準備した。

水深は120mぐらいで、魚の棚は90~100mぐらいに良く映っているとのアナウンス。105mぐらいまで下ろして、ゆっくりと巻上げてみた。すると直ぐにコ~ンと持ち上げるアタリが来た。1mほど素早く巻いて止めると、またコ~ンと持ち上げた。更に早く巻いて止めるとコ~ンと来たので、その後、早めに巻き続けると追いかけて来て食らいついた。ここで大きく合わせたら掛った。ただ、ドラゴンでは無いと分かる引きであった。上がって来たのは、指3.5本サイズであった。

良型

←やったぁ!!! 指6本サイズ。やっぱりデカイのは、引きが全然違って強かった。

周りの方も順調に釣れ出したが、どう見てもドラゴンサイズではなく、3.5~4本サイズであった。5匹ほど釣った後、この日一番のサイズが来た。船頭が50cmほど早巻きしては止める釣り方が、良く釣れるとのアドバイスがあり、その釣り方を繰り返た。すると前触れ無しにズド~ンと竿が持ち込まれた。合わせてもリールは巻けないほどの力が伝わって来た。焦らず竿を立てて、巻ける時に巻くを繰り返した。途中、何回も締め込まれたが、何とか水面まで巻いてこれた。掛かっているタチウオを見てビックリ、デカイ。

テレビ番組のノウハウでは、大型が掛った時の取り込みは、リーダーを手で手繰るであったが、もう水面まで巻いていたので、竿で持ち上げるしかない。持ち上げた時、大型のタチウオは、こんなに重いのかと実感した。今日、帰ったら分厚い塩焼きが食べれると、心で呟いてしまった。おとといは、こんなサイズが結構釣れたらしいが、この日は、本当に型が小さかった。

数は釣れるので、暇な時間は無かったが、良型が釣れないので、段々と気分が落ち込んで行った。3時間ほど経った頃、アタリが無くなってしまった。すると船頭は、10分ほど西に走って別のポイントに移動した。そのポイントにも、既に船が6,7隻居た。ここは、良型が釣れる所だと、船頭が教えてくれた。釣り出して直ぐにアタリがあり、まずまずのが釣れた。始めのポイントで良くアタリがあったので、エサのイワシを沢山使った。そのため、この時点で残りが5匹ほどになっていた。

残りのイワシを使い尽くした後、サンマの3枚下ろしを巻いて付けてみた。すると、何かイワシよりアタリが沢山出て良く釣れるようになった。サンマでも塩漬けではなく、生が良かったのだろう。また、姿のままのサンマも試してみたが、姿のサンマには、アタリが殆どなかった。サンマの場合は、身がもろに見えた状態の方が良いと実感した。

まだまだ釣れていたが、14:45に沖上りの時間となった。後のポイントで、5本のサイズを2匹追加することが出来た。この日の釣果は、40匹は釣ったが、良型は3匹しか釣れなかった。おとといの釣果の写真を見ると、釣れていたタチウオの型が全然違っていた。2日違うだけで何が変わったのか…これが釣りの現実である。

16時頃に安芸津港に戻って来た。恒例の釣果写真撮影後、船頭が東広島駅まで送ってくれた。車中、豊後水道のタチウオは、11月が一番釣れる確率と、出船出来る確率が高いと勧めてくれた。来年は、11月頃に2回釣行しようと思っている。西田釣船は、大潮に釣行するが、タチウオは、小潮が良いのでダブら無い。16:52のこだまにギリギリ間に合い、自宅には、19:30頃に帰って来れた。やっぱり新幹線は、高いけど早い。

本日の夕食は、タチウオの炙りと塩焼きである。大型を3枚に下ろして切れ目を入れて炙りにした。当日の新鮮な魚のため、コリコリ感が凄かった。塩焼きも、分厚いため食べ応えがあった。やっぱりタチウオは、型が大きい方が美味しいと思う。タチウオに釣行するなら、デカいのが釣れる所に行きたい。

次回は、次の日曜日に、またまた晴光丸のウマヅラ狙いである。一週間に2回も広島遠征は、今まで経験した事が無い。晴光丸の釣果の写真を見ると、今年も良型のウマヅラが釣れている。晴光丸でなければ、クーラー満タンになるほど釣れることは無い。私は、釣行すれば殆ど満タン釣っている。次回も満タンを目指します。