今年一回目のアオリイカである。一回目は、昨年一番よく釣れた「大ちゃん丸」に乗船することにした。この船の乗船順は、くじ引きで決めるので、早く乗船場に行く必要が無い。電車釣師にとっては、集合時刻にギリギリ間に合う電車で釣行出来るので、最短の時間で釣りに行けて楽である。
←大ちゃん丸である。生簀も大きく、水の出も良かった。シートも固定式で、座り易かった。船頭は、ポイントも研究して知っているので、腕さえ良ければ、釣らせてもらえる船と感じた。
昨年からアオリイカが良く釣れるようになったので、どこの釣船も土日は満船である。私は週休3日で、土日以外に火曜日を公休日にしている。そのため、火曜日に釣行が可能である。ホームページの空き状況を見ると、火曜日は全て空いていたので、9月30日と10月7日に予約を入れた。
大ちゃん丸の乗船場は知っていたので、舞子駅からのルートは分かっていた。14時集合でくじ引きとの事であったので、そんなに早く行く必要もない。当日は、自宅を出発して13時丁度の快速に乗り、六甲道から舞子まで乗車した。その後、徒歩で西舞子の港に向かった。山陽電車であれば、舞子から西舞子まで一駅の距離がある。私の足で10分ぐらいで港に着いた。
暫くして船頭が来た。そして、くじ引きが始まった。くじは、トランプであった。くじ引きには暗黙のルールがあり、人数の多いグループから先にくじ引きし、一人は後になる。乗船の順番は、その引いたくじの番号順である。私は、最悪「12番」であった。そして、乗船が始まった。私は最後なので空いている釣り座を見ると、右舷のトモから2番目にであった。
この日のタックルは、竿:メタルイカ用のEmeraldas MX 610LB-METAL、リール:シマノ ステファーノ200、道糸PE1号、ハリス3号、オモリ30号、エギは、ダートマックスを使った。全員着席したところで出船となった。最初のポイントは、垂水の沖であった。近くに純栄丸と仙正丸が見えた。
船頭の合図で釣り開始となった。水深は、40mぐらいからの駆け上がりであった。潮は西に流れており、一流し毎に左舷と右舷を逆にして横流ししてくれていた。釣り始めて1時間程の間は、誰にも何も釣れなかった。そして、ポイントを明石海峡大橋の下に移動して、トモの方に初ヒット。しかし、最初の1杯目は、スミイカであった。
その直後、真面目にしゃくっていた私にヒット。引きからして、これは本命!!!上がって来たのは、胴長20cm程のアオリイカであった。これでボーズから脱出することが出来た。そして、次の流しも私にヒット。これで2杯目をゲットすることが出来た。その後は、同じポイントを流すもアタリが無く、スミイカが釣れた後、別のポイントに移動した。
次のポイントは、平磯灯台の沖であった。水深は20m程度の深さであった。このポイントでは、一流しで数杯釣れることが多かった。私もポロポロと拾うような状況が続いた。この日は、時合というかバタバタと入乗りになることはなく、本当にポロリポロリと釣れるような状況であった。
←この日の釣果は、アオリイカ7杯とスミイカ1杯であった。まあ、これだけ釣れれば良しである。
終わりが近づくにつれ、潮の速さが速くなってきた。すると釣れる人に集中して釣れるようになった。どんな釣り方しているのか、ちょっと観察してみた。すると、しゃくっているのではなく、オモリを少し底から切って、そのまま持っているだけであった。仕掛けもハリスを短くしていた。こんな釣り方を見たのは初めてであった。
関東では、私が行った釣船は、ハリスの長さ4.5mに統一というルールであった。通常、エギをしゃくった後、エギが降りる時にアオリイカが乗ると教わった。しかし、明石海峡のような激流の釣場では、しゃくっても意味が無いのかも知れないと考えるようになった。今度、仕掛けを作って行って、潮の速い時に試してみるつもりである。
潮が速くなってからは、どんな釣り方、色んなエギを使ってみたが、全く釣れずに沖上りの19:40を迎えた。結果、アオリイカ7杯とスミイカ1杯に終わった。この日のトップは、12杯釣られていた。潮が速くなって良く釣られていたので、ハリスの短い仕掛けで釣られていたのかも知れない。
次回は、来週にもう一回、大ちゃん丸のアオリイカに行く予定である。今回は、小潮まわりであり、来週は大潮まわりである。潮の違いで状況がどう違うのか確かめるつもりである。
10月7日は、本当に釣れなかった。そのため、大ちゃん丸のアオリイカの釣果も出ていない。アオリイカ釣りに行って、ボーズになったのは、生涯初めてであった。この時期にこんなこともあるのか…トホホ…