2025年9月27日 西田釣船の鬼アジと紅葉鯛①

西田釣船

2024年の秋は、西田釣船の予約を3回していたが、悪天候のため2回中止になってしまい、結局、1回しか行けなかった。西田さんも歳だし、今後、何回釣行出来るか分からないので、今年はメンバーが揃わなくても、行ける日は行くことにした。潮を見たところ、最高の日は平日であり、良さそうな土日を選んで計5回予約を入れた。今回は、その1回目の釣行である。明石海峡の秋のターゲットは、紅葉鯛と鬼アジである。特に鬼アジは、40cm以上あり、浜値で3000円はする極上のマアジである。

←西田釣船である。MAX6人まで乗れるが、潮の速いポイントを攻める事が多いので、お祭りを少なくするため、4人までが釣り易い。

まずは、2週間前に西田さんに状況を聞いたところ、9月初旬に弱い台風が通った直後から、鬼アジが全く居なくなったとのことであった。そして釣行の2日前、最終確認したところ、やはり鬼アジは居ないとのことであった。しかし、自然は分からないので、鬼アジと紅葉鯛を狙うことにした。

西田さんと調整した結果、5時頃に集合して5時30分に岩屋港を出船することとなり参加者に連絡した。当日、4:30にFK氏が迎いに来て下さり出発、摩耶から高速に入り待合せの淡路SAに5:10頃到着した。LINEでIT氏に居場所を伝えて合流し、出口から降りて岩屋港に5:20に到着した。

乗船前に釣り座を決めた。本日参加の4人のうち2人は西田釣船デビューということで、前に座って頂いた。私は左舷トモ、FK氏は右舷トモに座った。各自荷物を自分の席に運んだ後、まずは鬼アジ釣りの準備に取り掛かった。私は、竿に糸を通して準備してきているので、竿を継いでサルカンをセットし、バッテリーからリールまでの電源を繋ぐと準備完了となる。本日のタックルは、鬼アジも狙うので長い竿を使った。竿:DAIWA 極鋭真鯛360、リール:DAIWA SEABORG 200J、道糸:PE1.5号、仕掛けは、鬼アジ用6本鈎サビキ仕掛け、オモリは60号を使った。

空が少し明け出した5:40頃に出船。初めのポイントは、港から15分ぐらいで到着した。期待の一投目、潮はゆっくりと流れていたが、誰にもアタリが無かった。その後、2回流したが、やはりアタリは無かった。そのため移動することになった。次のポイントは、明石海峡の瀬戸であった。この鬼アジを専門に釣る明石の一本釣り漁師が居り、4本釣れたとのことであった。

潮上に移動して即投入。60mから40mぐらいまでの駆け上がりのポイントであった。オモリが着底して2回ぐらいシャクった時にアタリが来た。鬼アジと思い巻き上げるが、どうも引きが違う。上がって来たのは、何と大サバで50cmぐらいあった。何故か他のメンバ3人には鬼アジが…。次の流し、オモリが着底した途端にヒット。これはメジロとすぐに分かる引きが伝わって来た。上がって来たのは、70cm程のメジロ。何故か他のメンバ3人には鬼アジが。釣れたのは、この2流しだけで、その後はアタリが無くなった。

鬼アジの潮が終わったので、次は鯛釣りのタックルにチェンジした。ポイントは、すぐ近くで磯の無い駆け上がりであった。このポイントでは、底から何メートルか切ってアタリを待つのでは無く、トンとオモリが底に付いたら、少し底を切るぐらいを繰り返す。流しの最後に急に駆け上がる所でアタリが多発する。

釣果

このポイントは、既に流れが速くなっていた。釣れるのか心配したが、流し出してすぐに真鯛が食ってきた。大きさは、30cmから40cmの中型であったが、食いは良く全ての流しで、誰かに釣れている状況が続いた。その中で私は、5本鈎にしているので、ダブルが数回発生した。もう鬼アジを狙う潮は無く、7時頃から鯛釣りが続き、12時30分に沖上りとなった。

私の釣果は、鬼アジゼロ。紅葉鯛10匹、メジロ3匹、サバ1匹であった。皆さん鬼アジと紅葉鯛を釣っておられ、まずまずの一日であった。

←4人の釣果である。鬼アジは、釣れた流しが2流しだけであった。鯛は、だらだらと良く釣れた。メジロは居ないということであったが、私は3本釣り上げた。鈎に掛ったのは、その倍は居た。(小さく見えるかも知れないが、鬼アジは40cm以上あります)

結局、この日の鬼アジ狙いは、朝の2流しだけであった。船頭が朝イチから瀬戸のポイントに直行していたら、もっと釣れたと思う。この日まで鬼アジが釣れて居なかったので、予測は不可能で仕方ない。鯛は、中型であるが、皆さんそこそこ釣れて満足されていた。

岩屋港に戻り魚を締めた。昨年から自分の釣った魚は、自分で締めてもらうことにしていたが、今回の参加者は、初めての方が居たので、私が全て締めた。良型の魚は、西田さんに神経抜きをしてもらった。鯛が沢山釣れていたので、骨が固く締めるのに時間が掛った。暫く氷水で冷やして、各自クーラーに収めた。

帰宅してすぐにサバを3枚に下ろして塩を振って冷蔵庫に入れた。次に鯛が美味しいか確認するため、一匹下ろして刺身にしてみた。初夏と違い、秋の鯛はそこそこ肥えてきていた。そんなに脂は乗って無かったが、流石に明石海峡の鯛は、身に味があり美味しかった。メジロも釣っていたので、一匹持って帰った。寄生虫が付いていたら、即ゴミにするつもりであったが、寄生虫は入っておらず、煮付けにしたら結構美味しかった。夜に出来上がったシメサバは、脂が乗ってぶ厚く、本当に美味しかった。

刺身

←紅葉鯛の刺身である。そんなに脂は乗って無かったが、身は本当に美味しいかった!!!次回は、鬼アジの刺身を食べたい。

この度は、鬼アジを釣ることが出来なかったが、天気が良ければ、あと4回チャンスがある。予約している5回、殆ど同じような潮であり、同じパターンの釣りになる予定である。あと4回あるので、鬼アジの仕掛けを、沢山作らなければならない。特殊な仕掛けなので、材料を調達して、自分で作らなくてはならない。この仕掛けが無いと、鬼アジは釣れない。自分で作った仕掛けで釣れた時は、本当に嬉しい。

次回は、今年初めてのアオリイカを予定している。昨年、良く釣らせてくれた大ちゃん丸に乗船する予定である。各乗合船の予約状況を見ると、どこも土日は満船になっていた。流石に私の公休日である火曜日は、良く空いていて船は選び放題である。