2025年7月27日 純栄丸のメックリ①

純栄丸

今年初の須磨のマアジの釣行である。今年も5月下旬頃から順調に釣れている。ただ、このアジも美味しくなるのは、7月に入って須磨沖で釣れるようになってからである。そのため、沢山釣れていても釣行するのは7月に入ってからである。今年も非常に暑い日が続いており、午後便のお客が無い。私は、車を持って無いので、午前便には行けない。そのため、釣行するには、誰か釣り友に連れて行ってもらうしかない。この度は、職場の釣り好きが、行ってみたいということで釣行することになった。

←純栄丸である。須磨周辺でマアジをメインに狙う釣船は、この純栄丸だけである。よっぽど悪い日に当たらない限り、満足出来る釣果か得られる。

朝便は、4:30集合で5時出船である。乗船順は、先着順というルールになっている。早く待合所に行くほど、好きな釣り座に座れる確率が上がる。ただ、ここのアジ釣りは、何処の釣り座であっても、そんなに差は無いと思う。当日、3:30頃にM氏が迎いに来てくれて出発。早朝なので国道2号線で須磨に向かった。道はガラガラであったが、時々警察が張っているので、制限速度で注意して走った。

須磨シーワールドを越えて、2号線から海岸のゲートに向かう道まで来ると、道は満杯になっていた。この道は、須磨の複数の乗合船の車が通る道で、乗合船により通過する時刻が決められている。ただ、純栄丸の客は、一番早く入場出来るはずであった。そのため、車を降りて入口まで行って確認したところ、他の釣船に行く車が、左に寄せてゲートが空くのを待っている状態であった。車に戻ったところ、丁度横断歩道に船頭が居たので、ゲートに行って良いのか聞くと、「齋藤さん、行って行って…」と言われて、すぐに中に入れた。

乗船料を払って乗船順が書かれた付箋をもらった後、すぐに氷をクーラーに詰めた。そして、竿以外の荷物を軽トラに積んで、船が出る突堤まで歩いた。4:40頃に乗船が開始され、我々は右舷ミヨシに座った。そして5時に出船となった。この日のポイントは、港からすぐの所であることが分かっていたので、直ぐに準備を始めた。

  魔性のサビキ

←必殺「魔性のサビキ」。これを開発した時から、釣れる日は、ほぼ竿頭になることが出来た。私にとっては、強い味方である。

この日のタックルは、竿:ISO LIMITED 2号 50-56、リール:ダイワ ZILLION PE、道糸PE0.8号に先糸フロロ4号3m、仕掛けは、自作サビキ「魔性のサビキ」4本鈎にドンブリカゴ30号をセットした。刺し餌用に、船はオキアミを配ってくれたが、事前にイカタンを黄色に染めた刺し餌が良いということで、前日に用意して行った。

最初のポイントは、港から少し東のブイの側であった。ブイが潮の流れにどれぐらい引っ張られているか確認したところ、そんなに引っ張られてないので、まだ潮が緩い状態であることが分かった。到着してすぐに開始の合図があり、仕掛けを投入した。すぐに釣れるかなあ…そうは行かなかった。しかし、10分ぐらい経過した頃からボチボチ釣れ出した。

この須磨沖のポイントでは、ずっと長時間釣れ続くことは少なく、バタバタと入食いになった後、ピタリとアタリが無くなるパターンが多い。この時点、トモが潮先であったので、トモから釣れ出すような状況であった。

そして私にも1匹目がヒット。ガクガクガク…と強い匹が伝わって来る。水面で慎重に抜き上げてゲット。暫くの間、この作業の繰り返しが続く。本当にすぐに釣れなくなるので、この釣れる間にどれだけ釣るかが、腕の見せどころとなる。カゴが底に着いたら2回ほどカゴを降って暫く待つと、ガクガクガク…入食いである。こんなに釣れている時は、カゴを降らなくても、カゴが着底したらすぐに食ってくる。

釣果

1時間程の間、入食いが続いたが、ある時にピタッとアタリが無くなり、船中誰にも釣れなくなった。するとポイント移動となった。この時点で魚を締めたところ、19匹釣っていた。東の方向に走りながら数箇所探ってみたが、誰にも釣れなかった。そして、過去に良く釣れたポイントに来た。ここも釣り出して暫くの間釣れなかったが、撒き餌が効いて来ると、先程のポイントと同様に入食いになった。

ただ、このポイントのマアジは、初めに釣れたマアジより若干小さめであった。このポイントも1時間程の間、釣れ続いたが、またまたピタッとアタリが無くなってしまった。その後、色々とポイントを移動するが、何処もアタリが無く、時間だけが過ぎて行った。

←これが全てでは無いが、47匹釣った。平均23cm~25cmで、28cmほどの良型が2匹居た。

そして、潮が緩くなって来たところで、朝イチのポイントに戻って来た。釣り出して暫くの間、釣れなかったが、釣れ出すとバタバタと入食いが始まった。時刻からして、この時合が、この日最後のチャンスタイムである。この食いが何時止まるのかと、冷や冷やしながら釣るのであった。やはり釣れる時合は、そんなに長く続かなかった。そして、食いが止まったところで、船頭のアナウンスでがあり、10時前に沖上りとなった。結果47匹。まずまずの結果に終わった。

やはり須磨沖で釣れるマアジは、結構大きくなってきていた。帰宅して刺身と塩焼きにして食べたところ、脂の乗りについては個体差があり、脂が乗った物とそんなに乗って居ない物があった。ただ、マアジなので、身は美味しかった。

この釣行の後、毎日釣果をチェックしていたのであるが、我々が釣行した日の釣果が、一番悪かった。もう一回チャレンジして、80匹ぐらい釣ってみたいと思った。土曜日は、午後便も出るようなので、来週の土曜日の午後便が出るなら、釣行しようと思っている。