2025年5月21日 第二小島丸のクログチ②

霧

前回良く釣れたし、一年で数回しか行かない釣りなので、もう一度釣行することにした。当初は、5月17日に行く予定で予約していたが、一緒に行くF氏がコロナにかかってしまい、急遽キャンセルする事となってしまった。(結局17日は、荒天で出船中止)しかし、F氏も何とかして行きたい…ということで、調整して21日に行くことにした。ただ、早くから21日を休みにして、当日が荒天になったらマズイので、19日夕方の天気予報を見てから予約することになった。

←これは帰りに写した風景である。この日は、朝から濃い霧が発生していて、場所により友ヶ島も淡路島も見えない時があった。風は弱く釣りに影響は無かった。

天気予報を見ていると、21日は午後から強風となるが、午前は大丈夫ということであったので、19日の夕方に予約を入れた。当日の朝、4:30集合ということで、2:30にF氏が迎いに来て下さり出発。湾岸線に乗って泉南で降り、26号線-752号線を深日まで走って小島港に4時頃到着した。船の前には、既にクーラーが2個置かれていた。我々は3番目となった。4:30に船頭が到着し、準備が整ったところで乗船開始となった。この日のお客は6人で、1,2番の方はトモに座られた。我々は、左舷と右舷のミヨシに座った。

4:30には全員揃っており、船は、4:50に小島港を後にした。港を出ると霧が濃いことが分かった。船は、そんなに速度を上げず、ホイントとなる紀淡海峡を目指した。1時間ぐらい走った所でエンジンがスローになった。周りを見渡すと真っ白…暫くして「ファン!」とクラクションが鳴り、投入の合図が出た。「水深は120mです」とアナウンスがあり、私は、すぐにエサを刺して仕掛けを投入した。

この日のタックルは、竿:ダイワ:メタリア中深場 H73-200、リール:SEABORG-200、道糸:PE1.5号300m、オモリ:80号、仕掛けは自作胴突き3本鈎仕掛け、鈎にはタコベイトの赤、ピンク、夜光を付けた。餌は、サバの切り身、ホタルイカ、生キビナゴを用意した。この日は、バッテリーを持って行くと荷物が重くなるので、船の電源を使った。

一流し目、道糸がどんどんと出て行く、水深は120mなので何mで止まるのかとカウンタを見ていると140mでオモリが着底した。リールのカウンタ値は信じてはおらず、単に目安だと思って使っている。前回は、一流し目からガンガン当たって来たので、この日も当たることを期待していたが、そんなに甘くは無かった。

暫くの間、誰にも釣れることなく時間が過ぎて行った。私は、釣れなくても諦めず誘いを繰り返していると、遂に初アタリが来た。ガツガツと特有のアタリが来たので、合わせを入れると鈎に乗った。電動のスイッチを入れると、魚が暴れるしぐさが伝わって来た。ただ、巻上げの重さから、型が小さいことが分かった。この日の一匹目は35cm程の小型であった。

私が一匹目を釣った後、ポイントに入ったのか、船全体で釣れ出した。私もすぐに2匹目、3匹目をゲット出来たが小型ばかり。周りの方は、良型のクログチをゲットされていた。F氏も一匹目は、良型をゲットしていた。私の4匹目は、オモリを持ち上げるアタリが来たので、早巻きして重みが乗ったところで合わせを入れると鈎に乗った。直後、強い締め込みがあり、慎重に巻き上げると40cmクラスのクログチが上がって来た。

そして、その後に特大のクログチが釣れるのであった。オモリが着底した後、5秒程待って誘い上げたところ、穂先に重みを感じた。そのまま誘い上げるとグイッとアタリが出た。そこで合わせを入れたところ、穂先が水中に引き込まれる程の強い引きが伝わって来た。その強い締め込みが3回4回と続いた。これはクログチではなくサメかなあ???

竿を立てれないため、電動のスイッチを入れることが出来ない。何とか竿を立てるものの、強い締め込みが収まらない。引きが緩くなった瞬間を見て、電動のスイッチを入れた。早く巻くと口切れかハリスが切れてしまうので、スローで巻上げて締めこまれた時は、スイッチを止めて引きをしのいだ。水深が深いので、カウンタを見るとまだ100m…、50m…30m…10mそして電動が止まり、手巻きすると魚が見えた。デカイ!!!、船頭が掬ってくれた後、ハリスを持って玉網から出したのであるが、凄い重量が伝わって来た。船頭が検寸すると58cm!!!自己新記録であった。

釣果

←自己新記録!58cmと47cmのクログチ。遂にデカイのを釣った。この日は、計7匹で30cmクラス4匹、40cmクラス2匹と58cmでした。

その後は、潮が速くなったためか、誰にも釣れない暇暇タイムとなってしまった。たまに一流しに一匹釣れるような状況が続いた。そんな時は、実験タイムとなる。何か変わったことをすると、釣れるかも知れない。私は過去に、キビナゴを使って良型を釣った経験があった。それをやってみたところ、何とアタリが出て47cmの良型をゲットすることが出来た。しかし、その後は誰にも釣れる事無く、11時頃に沖上りとなった。結果、7匹で終わった。

この日も3本鈎の一番上に掛ることが多かった。今後、クログチの仕掛けは、3本鈎でタコベイトを装着することにする。この2回で分かった答えである。餌もサバ、ホタルイカ、キビナゴは用意して行く。一時、サンマで釣れた時もあったのであるが、サバで十分な気がする。道糸は、細い方が潮の影響が少ないので、ハリス5号を使うのであれば、PE1.5が良い。

真子の煮付け

この日の夕食は、クログチの炙りを造って食べた。現在、2歳の孫が来ていて、炙りが美味しいためパクパク食べていた。今回釣ったクログチには、真子が入っていた。食べて美味しいのか分からなかったので、ネットで調べたところ、甘辛く煮付けると美味しいと書いてあった。そのため、真子を煮付けにしてみた。すると真鯛の真子より美味しかった。

←クログチの真子の煮付けである。真鯛の真子より硬さがあり、非常に美味しかった。

今回で今季のクログチ狙いは終わった。来年は、4月と5月に行こうと思っている。2月や3月にも出船しているようであるが、水温が上がって来てからの方が、良く釣れるように思える。来年は、60cmクラスを釣り上げる事を目標にする。

次回は、鳴門海峡のシラサメバルに行く予定にしている。30cmクラスのメバルをハリス0.8号の仕掛けで狙う。今の時期のメバルは、メチャクチャ強い引きなので、スリルを味わえる釣りである。楽しみにしている。私が、このブログでアコウが釣れなくなったと書いていたら、見てくれている方が、アコウ釣りに誘って下さった。7月に行くのであるが、乗船する船の釣果を見てビックリであった。その結果も皆さんに報告したい。お楽しみに!!!