今年も大晦日に広島のウマヅラ釣りに行こうかと思ったが、嫁さんが「正月は食べる物が沢山あるので、釣って来ても食べられない」と言う。確かに1日・2日は、おせちや正月用のおかずが沢山あるので、魚を釣って来ても喜ばれない。そのため、広島には1月3日に行くことにして、24日にタチウオ釣りに行くことにした。タチウオに、長い間行ってないなあ…と思っていたが、釣り日誌を見て6年も行ってないことが分かった。丁度、ウマヅラや鬼アジと釣れる季節が同じなので、行かなかったのだろう。
←洲本沖のタチウオの狙いの釣船。須磨、明石、泉南、小島から出船している船が来ていた。須磨からでは、1時間ちょっと掛かる。
今年は、近年少なかった、強い冬型の気圧配置の日が多い。そのため、冷たい季節風が強く吹く日が多く、出船中止の文字を良く見掛ける。天気予報の天気図を見ていると、ほぼ毎日、西高東低で等圧線が縦に狭くなっていることが多かった。釣行の予約は、2週間程前に入れており、天気予報を見ながら当日を待った。3日前の予報によると、当日は何とか出船出来そうな天気であった。
この日は、ポイントが洲本沖のため、電車釣行の場合、須磨駅に5:27着で来て下さいとのことであった。その電車は、神戸駅5:17の始発である。乗車するためには、阪神の新在家駅4:48の電車で高速神戸駅まで行くと、乗換えに間に合う。当日、自宅を4:35に出発、阪神で高速神戸まで行き、JRに乗換えて須磨まで乗車した。須磨駅の東側の階段下には、船頭が軽トラで待っていてくれた。すぐに荷物を積んで乗船場所まで送迎してもらった。
料金を支払い、すぐに乗船した。私の釣り座は、右舷のど真ん中であった。この日は、お客さんが比較的少なく、間がいつもより広かった。私が乗船すると、船はすぐに出船した。12月の後半となると、日の出は7時ぐらいになるので、出船した時の空は、まだ真っ暗であった。洲本沖までは、須磨港から1時間ちょっと掛かるため、皆さんデッキに入って到着を待った。
←アミノサン漬けサンマをスパイラル巻きにして装着した。この日は、この餌で良く釣れた。
1時間程走ると空も明るくなり、近くに紀淡海峡の地の島と友ヶ島が見えて来た。するとエンジンがスローになり、皆さんタックルの準備を開始した。この日のタックルは、竿:ダイワのメタリア・タチウオテンヤSP 215、リール:SEABORG 200J、道糸:PE1.5号、リーダはフロロの10号を2m、市販のタチウオテンヤ40号、餌は自分で作った「アミノサン漬けイワシ」と「アミノサン漬けサンマ」を使った。
私は、竿に糸を通して来ているので、タックルの準備はすぐに終わった。続けて探検丸のセッティングも完了し、船頭のアナウンスを待った。暫くして皆さん準備が出来たところで、「水深110m、棚は80mぐらいです」とのアナウンスが出て、タチウオ釣りがスタートとなった。リールのクラッチを切って、ちょっと前方にテンヤを投げ入れた。
仕掛けを降ろしながら、道糸の距離と電動のカウンタに、どれぐらい誤差があるか確かめた。すると殆ど同じで、カウンタが正確であることが分かった。とりあえず90mまで降ろして、昔の釣り方であるが、ゆっくりと巻き上げてアタリを待った。開始直後から電動の巻上げ音が聞こえて来て、小型のタチウオを取り込んでいるのが見えた。
←仙正丸でも探検丸が使えるようになった。まだ、親機の設定が出来てないのか、船名は「シマノ丸」になっていた。左は、後半のポイントでの映りである。この時、105mから100mで良く釣れた。
アタリが来ることを信じて上げ下げを繰り返すが、私にはアタリが来ない。隣近所は頻繁に釣れ出しており、原因が分からなかった。仕掛けやエサがほぼ同じなので、悪いのは釣り方だと思い、テンヤに色々とアクションを入れてみた。すると、不思議とアタリが出だした。
アクションを入れた後、ピタッとテンヤを止めると「コツン」とテンヤを持ち上げるアタリが来たが、後のアタリが続かない。その後、何回かアクションを入れるも、アタリは単発で終わってしまうパターンが続いた。それでもひつこく繰り返していると、持ち上げのアタリが出たので、直後に素早く巻き上げてみた。するとグッと重みが乗ったので合わせた。グッグッと後ずさりしているような引きが伝わって来た。ただ、型は小さいようで結構簡単に上がってきた。洲本沖の1本目は、70cm程のベルトサイズであった。周りの方もポロポロと釣っておられたが、取り込みを見ていると、同じサイズのタチウオばかりであった。
探検丸を見ていると、80m前後の水深にずっと魚影が映っていたのであるが、恐らくこの群れは、小型ばかりだろうと思った。実は、当日と25日は、船中一番大きなタチウオを釣った方に「牛肉」がプレゼントされる。そのため、まぐれでも大きいのを釣りたかった。1匹目を釣った後は、同じようなパターンで小型が釣れ続いた。洲本沖まで来て、この大きさか…ちょっと悲しくなってきた。ずっとネットで釣果の写真を見ていたが、50匹釣っておられる方の釣果のうち、40匹ほどが小型というような状況が多かった。私が知る過去のタチウオ釣りでは、こんな小型は殆ど釣れなかった。しかし、ここ数年の釣果を見ると、数は沢山釣れるようになったが、型が小さくなってしまった感がある。
←今日イチのタチウオ、93cmであった。これぐらいのを10本ぐらい釣りたかった。
小型が釣れていたポイントも、次第に群れが映らなくなったので、ポイントを移動することになった。船は、紀淡海峡よりも南のポイントまで走ったが、魚の映りが全くなく、また海峡より北側のポイントに移動した。そこには、数隻の釣船が固まっていた。こちらのポイントでは、魚影は100mぐらいにあった。大きいのが釣りたかったので、このポイントでの釣り方は、先程までの釣り方より、更にアクションを付けて誘ってみた。するとその釣り方が良かったのか、アタリが増えて、尚且つテンヤ鈎まで噛みついて来た。
こうなると、鈎掛かりしやすくなり、結構快調に釣れ出した。そして、このポイントでは、イワシよりサンマに良く当たってきた。実は、タチウオ釣りでサンマ餌を使ってみたのは、初めてであった。テレビで見ていたら、結構グチャグチャになった様な状態でも、タチウオが釣れていたのが不思議であった。この日実際に使って、グチャグチャでも釣れる事が分かった。餌持ちというか、イワシより形にこだわらなくても何回も使えるのが良かった。
そんな中、大きいのが掛った。前アタリも大きかったが、鈎掛かりすると竿が引き込まれて、中々立てれなかった。巻き上げ途中でも、竿を突き立ててないと、引き込まれると竿だけでは耐えられない程の強い引きであった。そしてリールのカウンタがゼロになって姿を現した。そのまま竿で引き抜いて取り込んだ。マシな型であったが、船中一番にはほど遠かった。計測してもらったところ、93cmであった。この後、同じぐらいのを、もう一匹ゲット出来た。
←持って帰ったタチウオ。数は29匹居たが、殆ど小型で食べようと思う大きさのが少なかった。こんな結果が分かっていたら、もっと沢山、放流したら良かったと、後になって思った。
後半は、コンスタントに釣ることが出来たが、釣れたタチウオは、一日を通じて小型が多かった。特に初めのポイントで釣れたタチウオは、殆どが70cmで指2本ぐらいの個体が多かった。こんな大きさのタチウオしか釣れないかも知れないという前提で、クーラーに入れたのであるが、持って帰っても、食べようとは思わなかった。皆さんもクーラーに入れていたが、どうしたのか聞いてみたい。
この日は、朝から北西の風がそこそこ強く吹いていて、それなりに波もあった。但し、仙正丸は大型船なので、安定感があり揺れはそんなに無かった。アタリは、一日を通してずっとあった。本当に悔いが残るのがタチウオの「型」であった。釣船の釣果を見ていると、本当にここ数年、釣れるタチウオが「小型化」してしまったように思える。6年前とは、明らかに状況が変わっていた。
12:30頃に「それでは終わりにします」とのアナウンスがあり、沖上りとなった。タックルを片づけた後は、二階のデッキで須磨港に着くのを待った。北西の風が強く、船は風に向かって走るため、非常に寒かった。そして船は、13:50頃に須磨港に戻ってきた。途中、須磨海釣り公園の近くを通ったのであるが、一人も釣り人は居なかった。強風のため閉園していたのかも知れない。
皆さんが下船した後、大物賞の表彰が行われた。トップの大きさは「100.1cm」であった。洲本沖であれば、120cmクラスが必ず釣れると思っていただけに、この日の状況は、良くなかったと思った。須磨駅まで歩いて快速に乗って帰宅した。30分程で帰れるのが須磨の釣船の良いところである。
帰宅して、とりあえず大きそうな一匹を、刺身にして食べてみた。釣りたてなので、コリコリとしていて美味しかった。ただ、何となく大きさの割りに身が薄く感じた。夕食では、食べれそうな大きさのタチウオを塩焼きにして食べた。美味しいのであるが、小さいので一人3切れぐらい食べた。残ったタチウオは、娘の知人にプレゼントした。
これで2024年の釣りが終わった。今年は、土日の天候が悪い日が多く、近年では一番釣行回数が少なかった。また夏は、熱中症の危険日が長く続き、釣りに行けなかった。しかし、何だかんだ言いながら、今年もこのホームページを続けることが出来た。今後も、続けれる限り続けて行きます。よろしければ今後もご覧下さい。皆さんも良い釣りが出来ますように!!!
2024年12月31日 齋藤 宏之。