今年は、既に3回アオリイカを釣りに行った。その後、釣船の釣果をチェックしていると、まだまだアオリイカが釣れていた。朝のタチウオ釣りは行く気が無いので、もう一回、アオリイカ釣りに行くことにした。直近の3回は、純栄丸に乗船していたので、当日も純栄丸に乗ろうと思った。しかし、この船は集合が13時であり、当日は、昼に用事があって間に合わないので断念した。そこで、仙正丸に電話で聞いたところ、14時集合ということで、間に合うので行くことにした。
←仙正丸である。大型船で揺れが少なく、釣り易い船である。
当日、用事を済ませて13:15の快速に乗り、須磨駅まで乗車した。須磨駅南側のベランダから海岸を見ると、暑さもひと段落したので、人影は殆ど無かった。その後、駅の階段を降りて乗船場まで歩いた。仙正丸の乗船場は、駅から数分の所にある。乗船場には、既に一人来られている方が居た。車で来られる方は、集合時間が決まっているので、私と同じく電車で来られた方と思った。
14時頃、海岸に入る門が開門したのか、車が数珠つなぎで走って来て、駐車場に入って行った。暫くすると車で来られた方が、ゾロゾロと竿を持って乗船場に来られた。奥さんも軽トラで来て、乗船料の支払いと、釣り座の抽選が行われた。私は「5番」を引き、右舷のトモから2番目に座った。
全員釣り座に着いたとこで出船となった。船は、何処に行くのか不明であるが、西に向かって走った。途中、11月1日に再オープンする「須磨海釣り公園」の前を通過した時、桟橋の上に、現在の職場である神戸市役所の方が、工事の確認に来ているのが見えた。船は、更に西に走り、明石海峡大橋の手前に来たところでエンジンがスローになった。
←乗船場から淡路島を望む。真ん中に見えるのが、11月1日にリニューアルオープンを待つ、須磨海釣り公園。よく見ると、過去にあった管理棟や沖合にあった桟橋が無くなっている。
この日のタックルは、竿:メタルイカ用のEmeraldas MX 610LB-METAL、リール:ダイワ紅牙IC150H、道糸PE1号、ハリス4号、オモリ30号、エギは、ダートマックス3.5号を使った。まずは一流し目、期待するもアタリ無し。その後、あちこち移動して仕掛けを降ろすが、アタリ無し。始めは西から東に潮が流れていたが、1時間程経った頃から逆向きに流れ出した。この辺りでは、東から西に流れる潮の方が、経験上良く釣れた。
すると、ちらほらとアオリイカが釣れ出した。ただ、一度に何人も釣れるようなことは無く、ポツリポツリ…という状況であった。そして、遂に私にアタリが来た。穂先を睨んでいると、じわっと重みが乗ったので合わせると、雑巾が引っ掛かったような重みを感じた後、クイックイッとイカ独特の引きが伝わって来た。慎重に引き上げると、仲乗りのソーハチさんが取り込んでくれた。これでボーズ脱出出来た。今年4回目であるが、来る度にアオリイカの型が大きくなっていた。
←来る度に大きくなって行くアオリイカ。今後は、キロ級も混じってくるが、数は逆に減って行く。
この日は、そんなに風が吹いている訳でも無いのであるが、平磯から垂水港にかけての沖合は、波が立って釣り難い状況が続いていた。そのため、船は明石海峡大橋より西のポイントに移動となった。こちらのポイントは、不思議と風が無く穏やかで釣り易かった。結果となるだ、この移動は正解であった。移動してからの一流し目からアオリイカが釣れた。その後も、流す毎に誰かにアオリイカが釣れた。
そして、私にも連続で乗って来て釣れた。19時頃、この日一番の盛り上がりがあり、ひと流しで数人に乗ってくる状況があった。私もその時にゲット出来て、この時点でアオリイカ5杯とスミイカを1杯ゲットしていた。そして沖上りが近づいて来た時、根掛りのようなアタリが来た。合わせると竿を持って行かれそうになったが、何とか竿でこらえた。しかし、その直後、ポョ~ンと穂先が跳ね上がって痛恨のバラシ…。大きかったのになあ…。そして暫くして沖上りとなった。
この日の釣果は、最後に伸びず、アオリイカ5杯とスミイカ1杯に終わった。今の時期、5杯釣れたら上々である。ポイントから20分程で帰港。駅まで歩いて快速に乗って帰宅。港から30分程で帰宅出来るのが、本当に便利な釣船である。須磨には複数の釣船があり、それぞれ得意な分野を持っているので、時期や状況に合わせて選択出来ることが有難い。これからは、アオリイカは終わり、カワハギ釣りが始まる。
帰宅して早速刺身にして食べた。何回食べても、アオリイカはやっぱり美味しい。夏の剣先イカも美味しいが、2つ並べて食べ比べると、やはりアオリイカの勝である。今年の成績は、4回で2杯、6杯、6杯、5杯となった。結構釣ったので、マイナス60度の冷凍庫に、沢山冷凍することが出来た。今後は、好きな時に解凍して刺身を楽しむことが出来る。イカは、冷凍した後、解凍して刺身で食べることが出来るので、酒飲みには嬉しい存在である。
何時まで釣れ続くか分からないが、まだ釣れ続くのなら、もう一回ぐらい釣行してみたい。土日は、満船で予約出来ないと思うが、私は火曜日も休みなので、火曜日が狙いである。そして11月20日は、西田釣船の真鯛と鬼アジ狙いが待っている。秋は、美味しい魚が待っていてくれるので、釣って食べる楽しみが充実している季節である。