2024年10月8日 純栄丸のアオリイカ

※9月23日、10月1日、10月8日に釣行した結果の報告です。

9月日23日

ブルートレイン

今年も明石海峡のアオリイカが始まった。しかし、日中の最高気温が非常に高くて、午後の釣りに行く気がしない。何時、涼しくなるのだろうかと思って居っていたところ、9月22日に急展開して涼しくなった。そこで翌日の23日に釣行することにした。前日の釣果をチェックしたところ、トップで6杯であった。

JR須磨駅前とシーワールド間を走る「ビーチトレイン」である。この日、待合所に行く途中、実際に運転しているところに遭遇した。

純栄丸の乗船は、待合所に来た早い者順である。自分が希望する釣り座に座りたいなら、早く来て早く乗船出来る順番を取る必要がある。当日は、13時集合ということで、良い釣り座を確保するため、11:30に自宅を出発した。JRの快速で六甲道から須磨まで乗車し、駅から待合所までは歩いた。待合所で乗船料を支払い、乗船順の付箋をもらったところ「9番」であった。

12:20頃に朝便が帰って来た。タチウオ狙いであったようで、氷を入れて帰る方の釣果を見たところ、本当に小さくて細いタチウオしか釣れていなかった。あの大きさしか釣れないなら、行く気にはなれなかった。朝便の掃除が終わり、暫くすると船頭が出てきて、船に移動するように指示が出た。

皆さん荷物は軽トラに積んだ後、竿を持って船が出る突堤に移動した。軽トラが到着して荷物を受け取った後、乗船が始まった。私が座れたのは、右舷の真ん中であった。暫くして13時頃出船、垂水沖を目指した。始めのポイントは、平磯海釣り公園の沖合い辺りであった。

この日のタックルは、竿:メタルイカ用のEmeraldas MX 610LB-METAL、リール:ダイワ紅牙IC150H、道糸PE0.8号、ハリス4号、オモリ30号、エギは、ダートマックス3.5号を使った。ポイントに到着して、期待満々の第一投、アナウンスによると水深は40m程の深場であった。オモリが着底後、直ぐにエギが底から50cm~1m上を漂うように棚取りする。海底は起伏があるので、数分毎に棚を取り直すことが重要である。

最初のポイントでは誰にも釣れず…次のポイントも誰にも釣れず…。時間だけが過ぎて行く。。。夕方になってミヨシの方に初ヒット。続くかなと思っていたが、続かない。その後もポロリポロリと、ひと流しで誰かに釣れたり釣れなかったり…。何と私には気配も感じられない状況が続いた。アオリでボーズ???今まで経験したことのない状況に遭遇していた。

そして、沖上りが近づいた19:45、粘り強く頑張っていたところ、やっとアタリが出てヒット。これで恐怖のボーズから脱出することが出来た。そして直ぐにエギを投入したところ、直ぐにヒット。5分ほどの間に、2杯取り込んだところで沖上りとなった。最後の流しで釣っていなければ、完全ボーズになっていた。釣果は、悲しくも2杯のみ。9月の下旬なら、トップ10杯は釣れても良い時期なのに、本当に活性の低い日でした。

10月1日

前回の釣果が悪かったことのリベンジと、釣況を見ていると、そこそこ釣れていたので、公休である火曜日に再チャレンジすることにした。当日も13時集合ということで、良い釣り座を確保するため、11:30に自宅を出発した。JRの快速で六甲道から須磨まで乗車し、駅から待合所までは歩いた。待合所で乗船料を支払い、乗船順の付箋をもらったところ「5番」であった。

船頭の指示が出て、いつものように軽トラに荷物を積込み、突堤まで歩いた。この日の釣り座は、左舷のトモから2番目に座れた。13時頃出船、この日初めに目指したのは、淡路の東浦(花博があった所の前辺り)であった。

この日のタックルも9月23日と同じで、竿はイカメタルの竿を使った。期待の一流し目、誰にも釣れず。2流し目も釣れず。そして数流ししたところで、右舷のトモの方に初ヒット。実はこの時、右舷のトモが潮先になっていた。アオリを狙う際は、絶対に潮先が有利である。次の流しもやはり右舷のトモから2番目の方にヒット。左舷にはアタリが無かった。

釣られた方は、相対的に緑系のエギを使っておられた。このような時には、釣れているエギと全く違った色のエギで、釣れることがある。私は、紫系のエギに替えてみた。すると読みは的中し、待望の一杯目をゲットすることが出来た。この時点で左舷で釣ったのは私だけであった。連続して釣れることを期待したが、結局、淡路側のポイントで、私は1杯しか釣れなかった。

その後も、船中ポリポロリと釣れる程度であった。そして、潮が変わり垂水の沖のポイントに移動となった。ポイントに到着後、すぐに釣り開始となった。既に潮は東から西に結構速く流れていた。垂水の沖のポイントでは、この東から西向きに流れる潮で釣れることが多い。

このポイントでは、船を潮に対して90度横に傾ける「横流し」となった。横流しだと、左舷・右舷の誰もが、一直線に並ぶため、自分の釣り座側が潮先の方に向いた時は、皆さん潮先となり釣れる確率が上がる。私が潮先に向いた途端、2連続アオリがヒットした。やはり潮先が釣れることを確信出来た。

その後もポロポロと拾うことが出来て、20時の沖上りまでに計6杯のアオリをゲットすることが出来た。前回が酷い釣果だったので、今回は納得出来る結果であった。釣れたアオリの大きさが、1週間ではっきりと分かるぐらい、大きくなっていた。今後は、更に大きくなってくるが、釣れる数が減って行くことが予想される。数と大きさを考えると、今の時期が一番釣果を期待出来る時なのかも知れない。

この日、釣り座のことで気になることがあった。それは、アオリイカ釣りで「オオトモ」と呼ばれている、船の後向きの所にお客が座ったことだ。純栄丸で、満船でもあの釣り座に誰かが座るところを見たことが無かった。あの場所に誰かが入ると、アオリイカ釣りの場合、両端のトモの方とお祭りが多発すると予想出来たからである。案の定、お祭りか多発していた。折角、早くから来られて両トモに座られているのに、お祭りされまくっているのを見ていると、非常に気の毒であった。あの場所は、禁止すべきだと思った。

10月8日

今週も火曜日が公休で休みである。現在の狙いは、朝便がタチウオ釣りで、午後はアオリイカ狙いが続いている。行く気は無いが、タチウオ狙いの出船時刻には、電車釣行では間に合わず行く事が出来ない。天気も良いし何より暇なので、冷凍して保存出来るアオリイカに、今週も行くことにした。

当日も13時集合ということで、良い釣り座を確保するため、11:30に自宅を出発した。JRの快速で六甲道から須磨まで乗車し、駅から待合所までは歩いた。待合所で乗船料を支払い、乗船順の付箋をもらったところ「7番」であった。13時頃、乗船が始まり今回の釣り座は、右舷のトモから2番目となった。

皆さん釣り座が決まり座ったところで出船、どうも垂水沖に行くようであった。そして始めのポイントに到着し、すぐに釣りスタートとなった。水深は30~40m程で、駆け上がりや駆け落ちがある所であった。私がこの3回釣行した日で、明るい間に良く釣れたことは無かった。この日もたまに1杯誰かに釣れるという状況であった。

そんな中、真面目に底取りを繰り返していると、早々とアタリが出て1杯目をゲット出来た。ボーズから脱出出来たことで、気が楽になった。一回の釣行で、トップ一桁のような釣果の日は、慣れた釣り師でもボーズになる事が多々ある。毎度、早く1杯釣ってボーズから脱出したいと、思いながら釣っている。皆さんも同じ事を思いながら釣っていると思う。

この日の天気は、曇りで夕方に一時雨の予報であった。風も北寄りの風で、涼しいより寒く感じるほどであった。天気は、予報より悪くなり、釣り開始から暫くして雨が降り出した。このところ暑い日が続いていただけに、この雨と風は、結構体に応えて寒気も感じた。

そして、時間が経ち薄暗くなってくると、ちらほらとアタリが出て釣れ出した。アオリイカは、群れで居ることが多く、釣れる時は、2,3人の竿が同時に曲がった。私にもポロポロとアタリが出て、数を増やして行けた。そんな中、アタリが出たので合わせたところ、根掛りしたような手応えが伝わって来た。

釣果

ここで根掛りはないだろうと、竿を持ち上げると「グイッグイッ…」と、アオリイカの引きが伝わって来た。大きいアオリイカであることが分かっているので、慎重に巻き上げた。やがて水面に姿を現したのは、今日イチサイズのアオリイカであった。アオリイカは、一週間で本当に成長する。その後、何故か小さいアオリイカが釣れたところで、20時の沖上りとなった。釣果は、6杯であった。

←6杯釣った。不思議と大きさに個体差がある。生まれた時期が違うのかな???刺身にして食べてみたところ、小さい方が身が柔らかくて甘く感じた。この大きさでも、大きいのは身が硬い。

須磨の釣船は、自宅から30分程で行けるので、とても便利である。この日、非常に寒かったので、帰りの電車の冷房が付いていないことを願っていたら、陸も気温が低かったのか、通風だけの状態だったので助かった。帰宅して早速刺身にして食べた。料理する際は、まだ活きているので、身が透明であった。また、切る時に身が動く状態であった。嫁さんと食べながら、新しい活かったイカは、サクサクして甘味が無いなあと言ったら、私もそう思うとの言葉が出た。甘さを感じる状態は、数日寝かした方が良いと思った。

翌日食べる分以外は、料理して真空パックにした後、マイナス60度の冷凍庫で冷凍した。これで、食べたい時に何時でも刺身を食べることが出来る。魚は、冷凍した物を解凍しても、刺身で食べることが出来ないが、イカ(剣先・アオリ)は、刺身にして食べることが出来る。アテにする刺身が無い時は、貴重な存在である。

この3回の釣行の結果は、2杯6杯6杯であった。まずまずの釣果であるし、急に寒くなることもなさそうなので、釣れていたらもう一度、アオリイカを狙いたいと思っている。その後は、期待の「鬼アジ」狙いが待っている。今年は釣れるかな???タックルの準備は完璧に出来ている。後は、釣行日を待つだけである。