2024年9月16日 ファミリーフイッシング 岩屋港の小アジ

ジェノバライン

今年もファミリーフイッシングの時期がやってきた。狙うは、誰でも簡単に釣れる小アジである。誰でも簡単に釣れるのであるが、釣れる場所に行かなくては釣れない。かつて、何処でも釣れるだろうと、垂水港や明石港に行って、全く釣れなかった経験がある。しかし、岩屋港は齋藤家に対して、裏切ったことが一度もない。私が結婚する前から年に一、二度は、この岩屋港の小アジ釣りに来ている。

←ジェノバラインである。現在は、この船が就航しているようだ。自転車やオートバイも乗船することが出来る。

現在は、子供も巣立って嫁さんと二人暮らしである。二人とも元気で働いており、何も用事の無い休日は、暇なので近場の観光や食事に出掛けている。毎年の事であるが今の季節は、年に一度の恒例行事「岩屋港の小アジ釣り」に行くことにしている。竿とリールとサビキとカゴ、餌のアミエビがあれば、準備完了である。

岩屋港

←いつも釣る、ジェノバラインの乗り場横の護岸である。到着した時は、一番先の角で、ルアーをしている人が居たが、その他、誰一人も釣りをしていなかった。

岩屋港での小アジ釣りは、夕方からが本番であるが、場所によっては昼間でも釣れる。ただ、このところ猛暑が続いているので、ちょっと遅めに行くことにした。そのため、15:30のジェノバラインに乗るように14:20頃に自宅を出発した。JR六甲道駅から快速に乗り、船の乗船時刻まで余裕を持たせたので、新快速に乗換せずに明石まで乗車した。明石駅からジェノバライン乗場まで徒歩で10分程で到着した。

15:20頃から乗船が始まり、我々は2階の展望席に座った。この日は天候も良く、2階席はメチャ暑かった。定刻通り明石港を出航し、明石海峡大橋の下を通って13分程で岩屋港に着岸した。着岸の直前にいつも釣りをしている護岸を見ると、釣り人が一人も居なかった。かつては、家族連れや地元の老人が居たが、暑過ぎるので来てないのかなあ?。

釣り人が居ないとなると、釣れる場所を自分で探さなくてはならない。何回も来ている場所なので、大体釣れる場所は分かっている。まずは、ジェノバラインの乗り場前から様子を見た。この日のタックルは、磯竿1.5号5mに鈎4号のサビキ仕掛けをセットし、ドンブリ籠は15号を使った。撒き餌は、予め解かしていたアミエビを使った。

何回か投入して居ないことを確認。次に船を修理するドックの横をチェック。するとすぐに小アジがヒットした。10匹ほど釣れたところで、乗船待合所で待機中の嫁さんを呼び、荷物をポイントまで運んだ。居る所には居るモンで、入れ食いが始まった。去年は、「オセン」の成長が早く、鈎に掛かる個体に邪魔されまくったが、今年は、殆ど鈎に掛からず小アジばかり掛かって来た。

名人

←入れ掛り…誰でも釣れる。オバハンでも釣れる。腕に左右されない釣りである。家族連れや初心者には、超オススメの釣りである。釣り料金は要らないし、いつ来ていつ帰るのも自由である。ただ、苦情が出ないように、ゴミを捨てないことと、帰る時には、足元を洗い流して帰って欲しい。

まず、南蛮漬けに最低必要な30匹程釣って、嫁さんと交代した。すると仕掛けを放り込む度に小アジがヒット。釣れる・釣れる・釣れる…すぐに2桁を達成したところで、もうええわ…。釣り人交代となり最後の追い込みに入った。100匹以上となると、帰ってからの調理に時間が掛かるので、今日は釣れても、程々で帰ろうということにしていた。その後も、小アジは釣れ続いて、60匹程釣ったところで終わりにした。

この日、持って帰る分が釣れたので、17:20のジェノバラインで帰ることとし、タックルを片付け、足元のアミエビを洗い流した。そして、10分前に明石からの便が接岸し、その後、乗船が始まった。帰りは、行きの2階が暑かったので、1階の客室に座った。すると、メチャメチャ冷房が効いていて、凄く寒いぐらいであった。船は13分で明石港に着岸し、徒歩でJR明石駅に向かった。

駅に着いて列車の時刻を見たところ、すぐに快速が来る事が分かった。明石から六甲道に行く場合、新快速に乗ったとしても、三ノ宮で乗換えることになるのが快速である。快速に乗れたのであれば、乗り換えせずに最速で六甲道まで帰れることになる。お客も少なく椅子に座れて六甲道まで帰った。この日、出発したのは14:20で、帰宅したのは18:20。4時間で自宅から淡路島まで釣りに行けるのは、神戸に住んでいるからこそ出来ることなのである。

南蛮漬け

←帰って直ぐに料理した。72匹釣っていた。例年よりこの時期としては、ちょっと型が小さく感じた。温暖化が影響しているのだろうか。昨年も小さく感じた。

帰宅して、数を数えたところ72匹居た。さっさと小アジを料理して南蛮漬けを作った。ゼンゴとはらわたとエラを除去し、一回で12匹ずつ油で6分素揚げにして南蛮酢に漬けた。揚げる時は、一度に沢山入れない事が、水分を抜くコツである。出来上がった直後に食べても美味しかったが、翌日からは、南蛮酢が良く浸みて美味しかった。

一年に一度のファミリーフイッシング。釣り友でなく嫁さんや子供と釣りに行くのも楽しい。現在、神戸市の防波堤や護岸の釣り場は、釣り禁止となり釣りが出来なくなった。そのため、明石や淡路島に行かなければ、釣りが出来ない。岩屋港は、京阪神地区から一番近い、淡路島の釣り場である。ジェノバライン乗り場の新ターミナルビルには、綺麗なトイレや売店があり、女性にも楽しんでもらえる本当に良い釣場である。これからも大切にしてゆきたい。

先週釣行した「広島のシロイカ」。日曜か平日に行けば、まだまだ釣れているようである。状況を見て、もう一回行きたいと思っている。明石海峡のアオリイカがスタートした。まだ始めなので小型中心である。10月になると、胴長20cmを超える個体が釣れるようになる。 その時が来たら釣行する予定である。