2024年8月17日 仙正丸のキスマッチ決勝!

仙正丸

今年は、予選を通過する事が出来て、決勝戦に参戦することとなった。確認したところ、今回を含めて8大会参戦して3回目の決勝に進出していることが分かった。私にとっては、一年一回の恒例行事となっている。過去、毎年参戦していないことも分かった。原因は、人気が高い行事のため、皆さんの予約が早く、私が予約を入るタイミングには、満船になっていたからだ。そのため、今年は、ホームページに開催掲示があった直後に予約した。

←キスマッチの戦場となる仙正丸である。船体が大きく揺れに対しても安定感がある。エンジンも強くスピードも出る。明石海峡周辺では、最高級の釣船である。

決勝も同様に「13:30集合」とのことなので、現地にギリギリに着くように、13時六甲道駅発の快速で出発した。20分程で到着、駅南側のベランダから海岸を見ると、盆も終わったので、先週は賑わっていた海の家も閑散としていた。乗船場に向かう途中「ビーチトレイン」が、駅前の停車場に入って来た。客車は2両あるのであるが、お客は6,7人であった。税金で運航しているので、神戸市民としては採算が取れるのか心配である。

5分程で乗船場に到着。この日は、乗船場には誰も居なかった。決勝に出るような方は、車で来られる人なのだろう。暫くすると車で来られた方が、固まって歩いてくるのが見えた。そして、皆さん集まったところで、乗船料の支払いとくじ引きが始まった。参加者は13人(くじは14個入れていた)で、初戦の勝者から順番にくじを引いた。今回の私のくじは一番最後の「14番」であった。結局、私は必然的に空いていた左舷の真ん中の釣り座となった。

帆船

←珍しく帆船が走っていた。過去に純栄丸に行った時も見たことがある。8月に何か行事があるのかな。

乗船が始まり、皆さん決めた釣り座に座り準備を始めた。私は、竿に道糸を通してきていたので、準備は直ぐに終わった。この日のタックルは、竿:ダイワ 剣崎30-270MT、リール:ダイワ 紅牙IC、道糸:PE 0.6号、仕掛けは自作天秤3本鈎で、オモリは統一の30号を使った。13:45出船、ポイントに到着して釣り開始となったのは14:00からとなった。競技時間は4時間である。予め仕掛けに配られたアオイソメを刺していたので、アナウンスと共に仕掛けを投入した。

水深は30m位であった。下りて行く道糸を見ていると、この日も二枚潮であった。オモリが底について、仕掛けがなじむのを待ち、オモリをそっと底から持ち上げる。何回か繰り返していると、ブルブル…結構大きいアタリが来たのでリールを巻くと、結局、この日の一番大きいキスが上がってきた。

「今日は、型のいいのが釣れるなら、エサだけ取られることは少ない」と思ったのであるが、2匹目からは前回と変わらない小型が多かった。この二枚潮の状況であっても、釣り方を工夫すると釣れる。私の場合、何故長い2.7mの竿を使っているかという理由に、遠くに投げることがある。単に遠くに投げることではなく、オモリが着底してからの仕掛けの馴染みを考慮して、自分の前のどの角度に投げるかを決める。

どの角度というのは、何回か試して答えを出すしかない。早く答えが見つかれば、数を稼ぐことが出来る。前半の2時間は、どこに投げればアタリが出やすいか、早めに分かったのでポロポロと連続して数が伸ばせた。前半22匹はトップであった。丁度、折り返しの頃から潮が緩くなってきた。2枚潮は相変わらずなのであるが、仕掛けの馴染み方が変わり、アタリが減って来たことで分かった。

私の試練の3時間目が始まった。アタリは散発的に出るのであるが、鈎に乗ってくれないことが多発した。早合わせをせずに待ってもダメ。あの手この手を試すと、ポロポロと釣れ出した。途中、マアジやマルアジが邪魔をして、仕掛けを幾つも消費するハメになった。仕掛けを変えると、3本の鈎のエサを付ける時間も消費され、数を伸ばして行けなくなってしまった。特に25匹目から30匹目までに時間を要した。

17時を過ぎると潮が西に流れ出した。この頃も2枚潮は続いたが、少しましになってきた。すると船が釣れるポイント入ると、皆さんの一斉に釣れるような状況も出て来た。そんな中、隣のO氏には、何とタチウオの指2本クラスが釣れた。ソウハチさんに朝のタチウオは釣れたか聞いたところ、トップで50匹ぐらい釣れたが、小型が多いと言っていた。その小型が浅い所にも居るようであった。

あと30分、10分、3分、1分、「終わりです」と船長のアナウンスで大会は終了となった。途中から匹数を数えていなかったので、数えたところ「38匹」であった。暫くするとアナウンスがあり、トップは44匹であったことが分かった。6匹差…色々と失敗していなければ、追いついていたかも知れないが、それが現実である。今年のキスマッチは終わった。

明石海峡大橋

←港に向かう船から写した明石海峡大橋である。18時を過ぎると、辺りが暗くなってくるようになった。秋はもうすぐである。しかし、走っている船上でも、本当に暑さを感じた。

沖上りの後、表彰式が始まった。優勝は、何と3年連続という方であった。トロフィー、賞金、賞品を沢山もらっておられた。そしてそして私は、38匹で5位となり、賞品を貰うことが出来た。今年の3回釣行で、今まで分からなかったことが、幾つか分かった。来年、参戦することになったら、改善点を直して釣ってみる。

今回、数人の方が、私のこのホームページを良く見ていると言って下さった。別に頼んでいることでは無いが、見ていると言ってくれると、頑張って続けて行く気合が入る。何か見ている方に、気づくことがあれば良いのであるが…と思っている。

次回は、10月20日まで決まった釣行予定は無い。これだけ暑いと、行く気も起こらない。今年、アオリイカ釣れるかなぁ。期待している。今回の釣行で、多くの方がアオリの状況を気にされていた。昨年、割りと良く釣れたので、今年も釣れることを期待されているのであろう。釣っても面白いし、何と言っても食べて美味しいですからねえ。