2024年4月1日 盛和丸の真鯛①

盛和丸

明石海峡の桜鯛一回目である。実は、昨年の4月1日も釣行したのであるが、何とボーズ!今回は、何とかしてボーズにならないように…と気合を入れての釣行となった。前日に船頭に状況を確認したところ、どうも団体さんだったようで、詳細な情報を得ることが出来なかった。そのため、疑似餌は魚皮と毛糸を準備した。

←盛和丸である。探検丸が使えるので、鯛やメバルの時は、海底の状況が見て取れ、どのように、どのような棚で釣れば良いか判断が出来る。

このところ、日の出も早くなったので、この日も前回のメバル釣りと同じく、もう一本早い神戸駅始発で行くことになった。阪神で新在家(4:48)で高速神戸(5:02)まで行って、JR神戸駅(5:17)発の始発に乗換えた。高速神戸駅からJR神戸駅までの乗換え時間は15分もあったので、余裕で乗換えることが出来た。

須磨駅に到着し西側の階段を降りると、船頭が待っていてくれた。私以外にもう一人電車で来られて居られた。すぐに荷物を荷台に乗せ乗船場まで運んでくれた。この日の釣り座は、左舷の2番目と3番目が空いており、じゃんけんで私が勝ち、3番目に座った。すぐに準備に取り掛かり、探検丸も準備した。かつて一度、タチウオ釣りに行った際、座ったところの端子が悪く通電しなかったが、今回は通電して使えた。

真鯛タックル

真鯛狙いのタックルは、竿:SHIMANO 海春30-330、リール:DAIWA 紅牙IC、道糸:PE0.8号、仕掛けは自作鯛サビキ8本鈎、疑似餌には毛糸を使った。オモリは45号を使った。なお、この船は探検丸が使えるので、海底の状況を確認しながら釣ることが出来る。

←真鯛のサビキ釣りは、軟調子の竿が有利である。一匹掛かっても、そのまま巻き続けることで、竿の曲がりが連掛けを誘発することが出来る。

5:40頃出船。始めのポイントは、淡路の岩屋沖辺りであった。ポイントを探している間、探検丸を見ていたのであるが、コレといった映りは出なかった。潮はゆっくりと北から南に流れていた。このポイントは、2mの磯が点在するとのアナウンスがあった。鯛釣りでは、オモリが着底したらゆっくりと10m程巻上げ、アタリが無ければオモリを着底させるということを繰り返す。

探検丸

始めのポイントは、誰にも何も釣れなかった。その後も岩屋沖周辺でポイントを探るも、探検丸には、鯛らしき映りは出なかった。船頭は、たまらず潮が速いが本命のポイントに船を走らせた。そして魚探で確認するも、やはり鯛の映りは無かった。2回流してみるも、潮が速く何も釣れなかった。その後、舞子側のケーソンの側のポイントに移動した。そこには、純栄丸を筆頭に複数の船が来ていた。

←探検丸の画像である。(この映りは、鯛ではありません)探検丸を見ていると、釣れる可能性があるかないか分かってしまう。映っている時は良いのであるが、映りが無く心が折れる時もある。

ポイントの上を通ると、この日初めての鯛の反応が出た。そして、流す位置を確認してひと流し目、何人かに真鯛がヒットし期待が出て来た。その後も魚探に映りはあるのだが、釣れる流しと、釣れない流しがあるような状況であった。その後、時間が経つにつれて鯛の反応は無くなって行った。結局、私にはアタリは無かった。

船は、まだ潮が速いが仕方なく、本命のポイントに移動した。時間は、既に10時になっていた。この時点で、私はボーズ…。昨年の同じ日にボーズになったので、この日もボーズになってしまうのか、非常に不安であった。潮が速いはずであるが、少し緩くなる時もあり、探検丸にも鯛の映りが出て来た。するとひと流し1人か2人に釣れるようになってきた。釣れている方を見ていると、魚皮の仕掛けに釣れていたので、思い切って変えてみた。

すると変えた次の流し、遂に私にもアタリが来た。鯛は、巻上げ途中で良くバレてしまうので、ドキドキハラハラであったが、35cm程の肥えた真鯛をゲット出来た。これで4月1日のボーズ連続は無くなってホッとした。その後も船が流れる下に映りが出たら、1人か2人に釣れるという状況が続いた。そして、疑似餌を毛糸に戻した後、2匹目をゲットすることが出来た。

釣果

←この日の釣果である。中型真鯛2匹であった。最後に良型を、バラしてしまったことに悔いが残る。真鯛釣りでは、巻上げ途中でバレることが多い。

潮が止まってしまい、上りの潮が流れて来るのを待った。1時間ぐらいして流れ出したが、緩い流れで鯛の食い気が出ないのか、魚探に良い映りは出なかった。そして沖上りが近づいた時、私に待望のアタリが来た。かなり強い引きで、ドラグが効いてリールから糸が引き出される強さであった。慎重にあしらって居たが、20m程まで上がって来たところで、ウワッと軽くなりバレてしまった。鈎が唇に刺さらず歯の上に乗っていたと想像出来る。ああ…悔しい、大きかったのに。その後、誰にもアタリは出ず、12:20頃に沖上りとなった。

この日は、両隣の方と10回以上お祭りした。原因は、隣の方の仕掛けの投入が遅いからである。50mぐらいのポイントで、既に私はオモリが着底している頃に、全ての鈎の投入が終わるような状況のため、遅れた方のオモリが着底して暫くすると、私の仕掛けにお祭り…。丁度、船が流れて映りのある周辺でお祭り…何回チャンスを失ったことか。乗合なのでキツイことも言えず、ただ我慢するしか無かった。辛い一日であった。

次回は、真鯛を狙える潮の日で、お客さんが少ない船に行こうと思っている。流石に、こんなにお祭りの被害にあったのは、初めてである。釣友が、人気のある乗合船に鯛サビキに行って、同様の被害を受けたことを聞いたことがあったが、ホンマに辛かった。原因を作る方は、自分の事しか考えてないことが見て取れた。釣り座を選べるなら、潮後でも、お祭りから逃げれる席に座ることを優先しようと思った。