2023年12月31日 大漁!!!GoToウマヅラ! 晴光丸のウマヅラ③

荷物

大人の遠足3回目である。今年も恒例となった、大晦日に新幹線を使い、前泊して1日だけの広島釣行である。今回は、交通費が高くついた。12月28日~1月6日ののぞみは全席指定なので、どうせならこだまも指定席にしたところ、運賃が往復19200円も掛かった。JRも段々と事実上、値上げばかりである。かつてはあった割安のチケットは、姿を消してしまった。天気は、一週間ぐらい前からチェックしていたが、低気圧が過ぎるのが何時になるかで状況が変わる、微妙な予報であった。

←ウマヅラ釣行の荷物一式である。今回は、帰りの日に新神戸駅まで誰も迎いに来てくれないので、キャリーも持参した。結果となるが沢山釣れたので、帰りにキャリーを持ってきて良かったと、しみじみ感じた。キャリー無しで、駅の間を移動するのは大変な重労働になる。

釣行日前日、午前に出船するかしないか、船頭から連絡してもらうことになっていた。その時点の天気予報は、10時ぐらいまでは風は緩いが、その後は、西寄りの強風になる予報であった。そして11時頃連絡があり「出船する」ことになった。16時頃、自宅を出発。JR三ノ宮駅で地下鉄に乗り換え新神戸駅に向かった。

JRの駅は、全駅エレベータがあるが、困ったのは新神戸駅にはエレベータが無い。また、エスカレータは3分割になっていて、乗り切ることで新幹線の駅に到達出来る。その間、キャリーは荷物が落ちると怖いので、エスカレータで持って上がった。とてもしんどかった。新幹線が開業し、地下鉄が出来てから連絡口は、今も昔も何も変わっていない。神戸市の管轄になると思うが、どうにかして欲しい。

行きは、乗り換えの関係で、17:06のみずほで福山で乗り換え、こだまで東広島まで乗車した。確かに30日の新幹線の乗車率は高かった。宿泊する東横インは、駅から徒歩3分ぐらいの所にある。釣行当日、船頭さんが予定通り、5時前に迎いに来て下さりホテルを出発、途中、コンビニで食料を買って安芸津港に到着した。この日は、タチウオ船が無かったので、駐車場はガラ空きであった。

お客さんが揃ったところで、船頭が釣り座を決めた。そして皆さん荷物を積み込んで、5:50頃、出港となった。この日は、中島辺りで釣るとのことであった。約1時間で中島の最南端のポイントに到着、皆さん準備に取り掛かった。そして暫くして空も明るくなったところで、釣り開始となった。ががが…釣れる事を期待していたが、現実は厳しかった。中島のポイントを数か所回ったが、結局一匹も釣れなかった。

ダブル

船頭もたまらず移動となった。何処に行くのかと思っていると、片島の南側を更に西に向かった。となると、前回行った沖家室島の南に行くのだと思った。到着したのは、やはり沖家室島の南にある灯台の側であった。到着してすぐに「やって下さいnnメートルです」のアナウンスがあり釣り開始となった。

←ダブルで釣ってしまった。ウマヅラ師がダブルで釣るのは、ある意味下手であることを意味する。「一匹目のアタリが分からんかったのか?」ということである。

やっぱり釣れるのが分かっているポイントは、本当にいい。船頭の指示棚に仕掛けを下すと、いきなりジワッともたれアタリが出て、合わせると鈎に乗った。コンコンコン…ウマヅラの引きが伝わってくる。上がって来たのは30cm程のレギュラーサイズであった。それから暫くの間釣れ続き、いとも簡単に「つぬけ」となった。これで、お土産が出来てホッとした。しかし、ここでアクシデントが発生。真鯛の50cm級が掛かり、一番下の鈎に掛かっていたので、取り込み際に竿を立て過ぎてしまい、穂先が折れてしまった。すぐに予備の竿にチェンジし、釣りを続行した。

皆さんも好調に釣れていたが、いつも通り時間が経つにつれて食いが悪くなって行った。丁度、その頃から天気予報の通り西風が吹き出した。最近の天気予報は、凄い精度だと思った。船は、風裏となる島の東側に移動した。この頃から風がかなり強くなってきた。しかし、不思議なことに、次のポイントで入れ食いになるのであった。

BOX

船頭の指示棚に仕掛けを下すと、アホでも分かるような大きなアタリが出て、簡単に釣れるようになった。チェンジした予備の竿は、タチウオテンヤの竿なので、短くよりアタリが分かり易かった。しかも、食いが良いのでビシバシ掛けて取り込めた。始めは潮が早くひと流し一回の投入しか出来なかったが、途中から二回下せるようになった。また、籠に撒き餌を入れなくても釣れた。

←広島の真髄、ウマヅラ大漁である。この日の齋藤BOXには、隙間が無いぐらい沢山のウマヅラが。終盤には、エア抜きする暇も無くなり、泳げない状況になっていた。朝イチの釣れなかったロスタイムと、この日は13時までの早帰りなのに、これだけ釣れたら文句の付けようが無い。やっぱり広島、楽し過ぎる。

釣れる釣れる…ウマヅラが入れ食いのパターンそのものであった。これがあるから広島への釣行は止められない。釣れるのが、30~35cmの良型なので、ウマヅラ師にはたまらん状況であった。しかし、魚の食い気とは裏腹に、風は更にきつくなり、アタリを取るのが難しくなって来た。こんな時は、気合を入れて穂先を見つめると、ら・し・きアタリが分かるのであった。ら・し・き…であってもアタリであり、合わせるとビシバシ掛かった。このポイントは食いが非常に良く、唇に掛かる事は少なく、殆どが口の中に掛かっていた。そのため、巻上途中でのバレも少なかった。

ウマヅラ3人衆

←この日のトップスリー。左から磯亀氏31匹、私48匹、三上氏33匹でした。車で連れて来てもらう時は、35リットルのクーラーを持ってくるのであるが、新幹線釣行の場合は、27リットルが限界である。

まだ続ければ釣れることはわかっているが、この日の沖上りは13時である。それでも少し時間を遅らせて下さり、沖上りとなった。これで2023年度の釣りが終わった。最後にこんなに釣れて良い釣り納めとなった。港に帰るため船は走り出したのであるが、もう既に強風のため、海上はシケてきていた。そのため、走行中は出来るだけキャビンに入るよう指示があった。

しかし、私は全ての魚を活かしていたので、船の後方に移動して、魚を締めて内臓を抜いた。一時間程で作業は終わった。最後に匹数を数えると48匹であった。私の広島の今年最高となる数であった。過去には50匹を越えることも良くあったが、最近は、これだけ釣れれは納得である。また、過去に数が釣れた時は、こんなに大型が多くは無かった。

船はシケの影響もあり15時ぐらいに帰港した。港に戻ると恒例の写真撮影が始まった。私のクーラーは、27リットルなので、魚が入りきらず山盛りになっていた。そして最後にトップスリーの写真を撮って解散となった。当然、クーラーの蓋が閉まらないので、はみ出したウマヅラは、同乗された方に貰って頂いた。今回、東広島駅まで、同乗されていた方が送って下さった。本当に有難かった。16:52のこだまに乗車して福山でのぞみに乗り換え、新神戸には18:24に帰ってこれた。やっぱり新幹線は速い。

帰宅してこの日の夕食となる鍋用の切り身と刺身を造った。最後まで活かしていたので、刺身と生肝が非常に美味しかった。鍋用の切り身も鮮度が良くカチカチに煮上がり味があり美味しかった。竿が折れた原因となった真鯛は、翌1月1日の睨み鯛となった。残ったウマヅラは、真空パックにして-60度の冷凍にした。これで当分、おかずに出来る。

今年も、病気にも掛からず、健康に一年過ごすことが出来た。今年、良い思い出になったのが、初孫が出来たことと、鬼アジを沢山釣ったことである。孫は、年末に娘と一緒に帰省して今も家に居る。私を見てニコッと笑ってくれるようになり、可愛いと思うようになった。いずれは、欲しいおもちゃをねだってくると予想している。それもジイジの役割か…。

今年もこのホームページを続けることが出来た。今後も、続けれる限り続けて行きます。よろしければ今後もご覧下さい。やっとマスク無しの普通の生活に戻れて良かった。私は、来年も頑張って大漁を目指します。皆さんも良い釣りが出来ますように!!!

 2023年12月31日 齋藤 宏之。