今年もこの日がやってきた!!!大人の遠足…秋の広島遠征である。いつもと違うのが、事故で山陽道下り線が、赤穂辺りで一部通行止めになっていることである。運転する毛糸先生が検討した結果、阪神高速⇒第二神明⇒姫路バイパス⇒国道2号線⇒国道202号線で赤穂まで走り、山陽道に乗るというコースで行くことになった。
少し時間が掛かることを予想して、私の家を24時に出発した。姫路バイパスを越えて国道になったが、真夜中なので混雑することもなく、すんなりと山陽道に入れた。そこからはいつもと同じで、まずは小谷サービスエリアに向かった。小谷サービスエリアは、昨年よりも更にリニューアルされていた。私のお気に入りであるユさんの「カクテキ」と「キムチ」を購入して小谷SAを出発した。
そして、すぐ近くの高屋JCTを降りて呉道から国道32号を通って、4時頃に乗船場に到着した。早く到着したのであるが、駐車場はほぼ満車の状態であった。桟橋には、同じ形の晴光丸が2隻並んで停泊していた。アミエビとかウマヅラの準備は、片方の船だけであった。
4:30頃に束村船頭が到着して、出航の準備が始まった。まずは、船が提供してくれる氷を、各自必要なだけクーラーに詰め込んだ。その後、船頭から指定された釣り座に荷物を運んだ。我々3人は、右舷前から座ることになり、私はいつもの右舷真ん中の釣り座となった。皆さんが荷物を船に積み込んだところで、出船となった。
本日のポイントは、平群島近くまで走ると聞いていた。港から1時間40分は掛かる距離である。まずは、鈎に刺すエサの川津エビを切り、終わった後は仮眠を取った。この日は、風が無く本当に穏やかで、船は殆ど揺れなかった。港を出た頃は、空が暗かったが、時間が経つにつれて明るくなってきた。そして、初めのポイントが近づいて来たので、船頭はスピードを落としてタックルの準備をするようアナウンスした。
この日のタックルは、ウマヅラのカゴ釣りには最適な竿:剣崎30-270MT、リール:巻上げが楽な紅牙 IC、道糸:PE0.8号、穂先に道糸が絡むのを防止するため、先糸としてフロロの3号を2mぐらい付けた。仕掛けは幹糸4号、ハリス3号、鈎:がまかつのカワハギ王8号(ナノスムースコート)の胴突き6本鈎仕掛けで、ドンブリカゴ25号を使った。エサは川津エビの胴の部分を鈎一杯の大きさにカットして刺した。
暫くして「準備が出来たらやってください」のアナウンスが出て、釣りがスタートした。仕掛けを下ろしてアタリを待つが、指示された棚に合わせるも、アタリが出ない。我慢して撒き餌を振って待っていると、モゾっとしたアタリが出て、合わせると鈎に乗った。コンコンと顔を振って上がって来たのは、本日の第一号であった。不思議と今年は、どこの釣船に乗っても、船中の一匹目を私が釣ることが多かった。
それから食い気が出るのかと期待したが、盛り上がることなくポイント移動となった。次のポイントが、この日のメインのようであった。大きな沈船があり、その上に居るウマヅラを狙うとのことであった。このポイントの特徴は、何より釣れるウマヅラが大型ばかりらしい。実際に釣れたウマヅラは、殆どが35cmぐらいあった。
←天気も良く、穏やかな日であったが、ウマヅラはお休みのようであった。
期待の第一投…、即アタリがあるのかと思っていたが、そうでもなかった。しかし、何回か流しているとウマヅラのアタリが出だした。モゾっと良いアタリが出るとウマヅラが掛かるのであるが、何かドンブリカゴをつついているアタリが良くあり、仕掛けを上げてみると、刺しエサは全く取られていないことが結構あった。ウマヅラが籠をつついているのかな???
また、大型ゆえに途中で口切れでバレることが、本当に多発した。余りにも途中バレが続くと、慎重になってしまい、更にバレが発生してしまうのであった。このポイントは、イサギも良く釣れた。撒き餌を沢山振り出すと、必ずと言っていい程、イサギが食ってきた。
暫くポロポロ釣れ続いたが、時間が経つにつれて食わなくなった。そこでポイント移動となったのであるが、どこのポイントに行っても、魚探に映りはあるが食わない…という状況であった。この日釣れたウマヅラは、半分ぐらいが痩せていた。異常気象で水温が高いことが原因なのか、エサが少ないのか、状況が良くないことだけはっきりしていた。船頭の話によると、今年は、いつも攻める中島周辺のウマヅラの魚影がかなり少なく、狙いに行く船が無いらしい。
釣れないと言っても、今までが非常に良く釣れたから、そのように思ってしまっているのかも知れない。何か不完全燃焼の状況のまま15:30に沖上りとなった。この日の釣果は、ウマヅラ20匹、イサギ13匹であった。この日は、ウマヅラのアタリが本当に少なく、最初に切った刺し餌が余ってしまっていた。こんなことは、広島では珍しい。
←広島での釣果なので納得はしないが、他の船よりも沢山釣れている。
今までは、12月より水温の高い10月や11月の方が安定して釣れていたが、水温が高くなってしまうと、逆に12月か1月の方が良いのかも知れない。ウマヅラにも適する水温があるのかな?来月、2回目の遠征を予定している。来月に行っても、状況が急に改善されるとは思えない。しかし、行く限りは最善の方策で釣るだけである。
今年も予定している釣りは、後3回である。但し、近場で何か良く釣れていたら有給取って、ちょこっと行くつもりである。悲しいことであるが、歳を取ってくると、元気で釣りに行ける間に、出来るだけ沢山釣りに行っておこうと思うようになった。また、もう使わないだろうと思った釣り具を、最近メルカリで沢山売った。生きている間に、釣り道具も整理しておかないと、最終的に家族に迷惑が掛かることになると思う。