2023年7月30日 鳥取・勝運丸のシロイカ

漁火

今年二回目のシロイカ(剣先イカ)釣りである。前回は、大型が釣れなかったが、中小のシロイカが30杯程釣れた。今回は、どの船も予約が一杯だったので、鳥取市街でもちょっと西寄りの夏泊港出船の「勝運丸」での釣行となった。しかも、2便(24時出船、6時帰港)しか空いていなかった。

←鳥取の沖合には、漁火の列が出来ている。シロイカ釣りの人気が伺える。船が多いということは、ひと船当たりの割り当ても少なくなる気がする。

集合が23時ということで、夕食に鳥取でラーメンを食べるため、神戸を18時に出発した。六甲トンネルを通って中国道を走り、佐用JCTから鳥取道を走った。20:30頃に目的のラーメン屋「天下一品」に到着しラーメンを食べた。

その後、まだ時間に余裕があったので、「かめや釣具店」にも立ち寄った。流石にこの時期は、シロイカ釣りのお客さんが沢山居て、エギのコーナーは混み合っていた。店も大きく商品も充実していたが、やはり人気と言うか実績か、ある商品のあるカラーのエギが売り切れていた。

時間を潰した後、23時に間に合うように釣具店を後にして夏泊港を目指した。道中、日本海の側を通ったので、漁火が沢山見えた。そして、カーナビを頼りに夏泊港に到着した。初めての釣船なので、どんなシステムになっているのかわからなかったが、ホームページでは、駐車場から乗船場まで、軽トラで荷物を運んでくれると書いてあった。暫く駐車場で待っていると、スタッフの方が軽トラで来て、荷物を積むように指示されたので荷物を積んだ。

乗船場は、港の堤防の途中であった。荷物を積んだ後、竿を持って乗船場まで歩いた。荷物を下して一便の帰り待つことになった。待っている人は10人ほどであった。女性もおられ、イカ釣りもメジャーな釣りになったと思った。そして23:30頃に一便が帰ってきた。携帯で連絡を取り合っていたスタッフの方が、一便の釣果が凄く悪かったと教えてくれた。

そして、帰ってきたお客がクーラーに氷を詰める様子を見たのであるが、本当に釣れてなく、2桁も釣っていないようであった。これは、厳しい釣りになることを感じた。ジャンケンで釣り座を決め乗船となった。ジャンケンは弱く、私は左舷真ん中、BMWさんは右舷トモから2番目に座った。

24時に出船、何処に行くのか分からないが、西の方向に進んでいることが携帯の地図で分かった。30分ぐらい走って一つ目のポイントに到着した。イカリを下して船の方向が安定したところで釣り開始となった。この時点で海上は風が無く穏やかで、目茶目茶暑かった。水深は30mほどとのアナウンスがあった。

さて、オモリグかイカメタルかどちらの釣り方で釣るか考えたが、やはり鳥取では「オモリグ」でやることにした。夏のボーナスが出たので、思い切ってダイワのEXISTを買った。今回は、このリールを使って釣ってみることを楽しみにしていたので、タックルは、竿:DAIWA エメラルダス MX OR70MLS-S、リール:DAIWA EXIST-LT2500XH、道糸:PE0.6号、オモリ:30号、注目のエギは、ダートマックスの新作2.5号を使ってみた。

勝運丸

第一投、少し正面に投げて潮流の方向と強さを確認してみた。流れは船首からトモの方向で緩かった。そして、シャクリを入れてイカ釣り開始となった。すると、この日も一杯目は私にヒット。上がってきたのは、胴長20cm程の小型のシロイカであった。暫くするとミヨシの方が大きく竿を曲げた。上がってきたのはパラソルサイズのシロイカであった。あのサイズが釣りたいと思っていた。

←朝帰りの勝運丸である。座席幅も広く釣りやすかったが…イカが居ないので釣れなかった。

その後、エギを色々と替えて、4杯までは釣れたのであるが、誰にもアタリが無くなり、ポイントを移動することになった。2つ目のポイントは、更に西の方であった。赤いランプが点滅しているのが近くに見えた。明るくなって分かったのであるが、風力発電機に付いたランプであった。

場所を変わったものの、初めは誰にも釣れない状況が続いたが、ある時からポロポロと釣れ出した。私もエギを替えて釣っていると、穂先がモゾっと曲がったので合わせたところ、重みとクイックイッと力強い引きが伝わって来た。更に巻き上げ途中で、ドラグが滑る程の強い引きが伝わって来た。真鯛に食われたのか?と思ったが普通に上がって来るので大型と判断した。

釣果

暫くして水面に姿を現したのは、良型のダブルであった。慎重に取り込んだのは、パラソルサイズと、少し小さい良型であった。やっとパラソルが釣れた…。その後も、釣れるのは釣れたが、本当にポロポロで、盛り上がりの無い日であった。朝マヅメに時合があるかもと期待していたが、何もなく沖上りとなった。

←この日の釣果である。12杯しか釣れなかったがパラソルも釣れた。他の方で2桁釣った方は殆どなし。通常便(夕方から23時)は、更に悪い釣果であった。

結果、シロイカを12杯であった。目的のパラソルサイズは釣れたものの、ほぼ最低の釣果になってしまった。遠い所まで来て、この釣果は情けなく感じた。シロイカも、釣れる日は「もうええわ」と思えるぐらい釣れるが、釣れない日は、さっぱり釣れない。人気の釣りなので、だいぶ前から予約しなくてはならないし、本当に博打的な釣りである。

しかし、新鮮なシロイカを釣って帰って食べたら、もう一回行きたくなる。6:00に帰路について、休憩を取りながら9:30頃に帰宅した。早速、イカソーメンを作って食べた。イカは、まだ活きていて、表面が赤い状態であった。ツルッとした舌ざわりで、甘さが伝わって来た。ああ…美味しいなあ。沢山釣れなくても、この美味しさを味わえるのが嬉しかった。もう一回、シロイカ釣りに行く予定である。次回は、もっと釣りたい。

8月5日にもう一回、メックリを釣りに行くことになった。8日に行こうと思っていたが、6日でマアジ釣りは終わるとのことで、5日に行くことになった。前回は、大型が沢山釣れたので、期待している。この釣りが終わると、長い長いタチウオ釣りのシーズンに突入となる。我々は、真鯛と鬼アジ狙いになる。