2023年7月17日 鳥取・WING TAILのシロイカ

WING TAIL

今年一回目のシロイカ(剣先イカ)釣りである。近年、瀬戸内海でアオリイカが釣れないし、タコも絶不調である。そうなると、この時期は、日本海のシロイカ狙いがメインに変わった。シロイカは、アオリイカの次ぐらいに美味しいイカである。沢山釣っても、皆さん喜んで貰ってくれる。そのため、大きい「大剣」を沢山釣ることを目標に釣行している。

←この船が、WING TAILである。まだ数回しか釣行していないが、岡山と大阪からのお客さんが多いようだ。また、マニアの方が多く見受けられる。

シロイカは、時期の初めに大型が釣れる確率が高いが、非常にムラがあり一日違うだけで、天国と地獄という結果が多発してしまう。大体、7月半ばからは、小型から大型まで混じって、比較的安定した釣果が出るようになる。この釣りは、大体夕刻に出船し、日付が変わる頃に帰港する。この船に乗船して帰宅すると朝3時頃になるので、次の日は休暇を取る必要がある。そのため、金曜と土曜は一年前から満船が多い。

場所取りのためか16時集合ということと、昼食を鳥取で食べるため11時に神戸を出発した。六甲トンネルを通って中国道を走り、佐用JCTから鳥取道を走った。13:30頃に目的のラーメン屋に行ってみると、何と月曜日は定休日であった。そのため近くの別のラーメン屋でラーメンを食べた。凄いボリュームがあり、私は久々に食べ切れなかった。

白兎

昼食後、まだ時間に余裕があったので、「まやま釣具店」にも立ち寄った。ホームページを見ると「まやまリグ」という仕掛けが宣伝されていたので購入した。店内は、シロイカ釣りに行く若者から年配の方で繁盛していた。この店で販売しているエギやドロッパは実績があり大人気である。

←鳥取と言えば「白兎」。橋には、その白兎がデザインされている。特にこの道は、鳥取砂丘に繋がっている道なので、特に意識して作っているのであろう。兎と言えば、一昨年死んでしまったペットの「レオン」を想い出してしまった。

15:30頃に港に到着。車から降りると「暑~い」。半端な暑さでなかった。暫くすると、船頭が来て座談会がスタート。最近の状況や釣れるエギの事とか、話が盛り上がった。釣り座は、ジャンケンで決めた。結果、我々は右舷トモに座った。シロイカ釣りでイカリを打つ時は、ミヨシ側の方が良いと船頭が言っていた。結構早く乗船者全員揃ったが、暑いためか17時頃に出船となった。まずは、鳥取砂丘の沖方向に走った。しかし、ある程度走ったとこで何が悪いのか、東の方向にUターンして走り出した。そして、ウロウロとした後、ポイントを決めたのかイカリを下した。港の真沖辺りであった。

海上は、風も無く穏やかであった。ということは、海上でも非常に暑い状況であった。さて、初めはどんな釣り方でスタートしようか…鳥取なのでオモリグからやってみることにした。タックルは、竿:DAIWA エメラルダス MX OR70MLS-S、リール:DAIWA TOUNAMENT-Z 2500SIA、道糸:PE0.8号、オモリ:30号、注目のエギは、ダートマックスの新作2.5号を使ってみた。

釣最中

船頭の話によると、このところ一日単位で潮が速かったり遅かったりと、行ってみなければ潮の速さが分からないということであった。ポイントに到着して実釣してみると、この日の潮は緩いことが分かった。そのため、30号で問題なく釣ることが出来た。明るいうちは、イカが釣れる確率は低いが、この日のファーストヒットは何と私に。間違いなくアタリがあり、合わせると鈎に乗った。上がってきたのは、胴長20cm程のシロイカであった。

←この大きさのシロイカがメインの一日であった。そんなに遠くに投げなくても釣れた。また、ポロリポロリと大剣クラスの型も釣れた。まずまずの一日であったと思った。

良し、今からスタートか…と思ったが、船全体で釣れ出すことは無かった。しかし、暫くしてミヨシの方が大剣をゲットされたことで、皆さん気合が入った。それから照明が灯るまでの間は、ポロポロであるが、結構型の良いシロイカが釣れた。私もマシな型を1杯ゲットすることが出来た。

船頭さんも途中から参戦された。周りが釣れてなくても流石に良く釣る。何で?と言いたいぐらい上手いと思った。何か分からないがコツがあるのだと思った。色々と研究して近づいて行きたい。点灯後は、大剣が釣れることは減ったが、小型~中型がコンスタントに釣れるようになった。この日の当たりエギは、「赤系」であった。ミヨシの方が、結構連発していたので、エギを見たところ赤系であったので、私もその色に替えてみた。

すると不思議と、私にもイカが連発で釣れ出した。赤系が良いと言っても、同じ物を使い続けても釣れず、2,3杯釣れたらエギを替えたら釣れ続いた。また、枝鈎にドロッパーを付けても釣れた。但し、ダブルで釣れることは一回も無かった。この日は、不思議と型の良いシロイカが掛かると、巻き上げ途中で大鯛と思われる魚に、イカをかじられることが発生した。小さいイカは、かじられることは無かった。

釣果

コンスタントに釣れ続き、10ハイ程釣れる度にクーラーに収めた。この日、2ハイ程、活きた状態で持ち帰りたかったので、円筒形のビニール袋と酸素スプレーを準備して行った。最後の方で釣れたイカをバッカンで活かしておき、活きたままビニールに移して酸素を注入したが、バッカンの中で墨を吐いたのが原因か、すぐに死んでしまった。今後もう一回、墨を吐かさずに活かして、持ち帰ることにチャレンジしてみたい。何より自宅で活け造りを食べてみたい。

←この写真は釣果の一部である。トータルで40杯ほど釣れた。大剣に近いサイズは2杯居た。ミニサイズは釣れなかったが、小型から中型が中心の釣果であった。

今回は、これまでこの釣り場に来た中で、一番潮の流れが緩かった。これぐらいの速さであれば釣り易いと思った。普段は、40号や50号を使うことが多いので、腕が疲れて長時間、根気よく釣るのが難しい。十分釣れた11:30頃に沖上りとなった。私もBMW氏もまずまず釣れて良かった。今後は、鳥取の別の乗合船に2回予約している。沢山釣りたいが、イカ釣りはムラが激しく、絶対が無いので運に任せるしかない。ただ、エギの種類は、出来るだけ状況に合わせれる種類を持っておくことも大事である。当たりのエギを持っているかで、釣果にも大きく差が出ることも多い。

12:30帰宅の途に付いた。深夜は、一般道も高速も空いていて、自宅には3時頃に帰って来れた。日本海のイカ釣りに行って帰る時刻は、いつもこれぐらいである。それから風呂に入った後、1杯のイカをイカソーメンにして食べた。料理する時は、当然活きていた。ソーメンつゆでスルスルっと食べたら、甘味があって本当に美味しかった。年に1,2回のことであるが楽しみにしている。

来週は、日曜に須磨のマアジ釣りに行くことになった。午前便は、貸し切りであったため、午後便に乗船予定である。今年のマアジ釣りは、釣果をチェックていたが、非常にムラが多い年である。今年は、明石海峡の瀬戸まで行って「鬼アジ」を狙っている日もあった。私は、毎年この時期に釣れている「メックリ」と呼ばれる25cm~30cmのマアジが釣りたい。このマアジは、脂が乗っていて非常に美味しいからである。