2022年12月31日 GoToウマヅラ! 晴光丸のウマヅラ③

こだま

大人の遠足3回目である。今年も昨年に引き続き、大晦日に一人で新幹線を使い、前泊して1日だけの釣行となった。今回は、天気に恵まれる予報であった。前回もこんな天気なら2日間共に釣行したのであるが、天気は人がコントロール出来ない。今回の釣行で困ったのが旅費である。昨年は、おとなびのこだま乗車券という切符があって、時間は掛かるが往復7000円ぐらいで行けた。しかし、コロナの影響でJRも経営が厳しくなり、割安の切符がどんどん廃止され、その切符もなくなった。今回、一番安く買えたのが単に自由席の切符で、片道で8400円ほどした。これだけ高いと、来年は新幹線での釣行は出来ないと思った。

←これは帰りのこだまである。30日の下りは満席…、新神戸から福山まで約50分はデッキで立ちっぱなしの状況であった。31日の上りは、こだま、のぞみ共に空いていて座れた。

予約の際に、船頭さんにホテルへの迎いと、帰りに新幹線の東広島駅に送ってもえるか確認したところ「いいですよ」との返事を頂いた。宿泊する東横イン・東広島駅前は、本当に駅前にあり、徒歩3分ぐらいの所にある。また、船頭さんが家から安芸津港に行く途中にあり、お願いもし易い。2日前の天気予報を見ると、間違いない好天であったので、Cメールで何時に拾ってくれるか聞いたところ、4:30とのことであった。

30日は、自宅を16時頃に出発した。JR六甲道から三宮まで乗車して、神戸市営地下鉄に乗り換え新神戸駅に到着した。今回は、自由席の特急券なので、最短時間で東広島に到着出来る列車を選択した。まずは、福山に止まるのぞみで福山まで行き、こだまに乗換て東広島まで乗車した。新神戸16:51に乗車して、18:23に東広島に到着した。昨年と違い料金が高いだけあって、昨年より1時間早い1時間30分で着いた。帰省のため、のぞみもこだまも満席で、ずっとデッキで立ちっぱなしであった。

当日の朝、船頭さんが4:30にホテル前で拾ってくれることになっていたので、用意を済ませて4:20にチェックアウトし、船頭さんの到着を待った。すると、4:25頃に晴光丸のトラックがホテルの前で止まった。荷物を積込みすぐに出発した。途中、安芸津駅近くのセブンイレブンで食糧を買って、乗船場に到着した。港には、すでに何人か到着していた。風は無く好天が予想出来た。

おだやか

←周防大島の南側である。この日は穏やかで釣り易かったが、今年は何故か相対的にウマヅラの食いが悪く、この日もアタリが少なかった。

この日、私はいつもの右舷真ん中に座るよう指示された。船のエンジンが掛り照明が点いたので、船に荷物を運んで出船前の準備を実施した。この船は、ロッドキーパを貸してくれるので、アダプターを使ってクランプヘッドを竿にセットしなければならない。その後、持参した冷凍エビのカットを開始した。全員揃い予定通り5:30に出船した。どこに行くのか知らされなかったが、天気予報では北西の風になっていたので、周防大島の南側に行くことが予想された。

道中は穏やかなため、船が揺れることはなかった。途中から段々と空が明るくなり、中島、怒和島、二神島…が見えた。周防大島の東端越えた所でエンジンがスローになり、「準備して下さい」とアナウンスが出た。出船前にロッドは準備出来ていたので、サルカンと仕掛け、どんぶりカゴを繋ぐだけであった。セットして餌を刺し、撒き餌をカゴに詰め込みアナウンスを待った。

この日のタックルは、竿:剣崎30-270MT、リール:紅牙IC150、道糸:PE0.8号、穂先に道糸が絡むのを防止するため、先糸としてフロロの4号を2mぐらい付けた。仕掛けは幹糸4号、ハリス3号、鈎:がまかつのカワハギ王8号(ナノスムースコート)の胴突き6本鈎仕掛けで、ドンブリカゴ25号を使った。エサは川津エビの胴の部分を鈎一杯の大きさにカットして刺した。

イケス

暫くして「準備が出来たらやって下さい、nnメートル」のアナウンスが出て釣り開始となった。釣り始めた時は、少し薄暗く穂先が見難かったが、1流し目からアタリが出て1匹目をゲット出来た。そして、その後は入れ食いになった。餌着け→カゴにアミエビを詰める→投入→アタリを合わせる→巻き上げる→玉網で掬う→鈎外し→角を切る…という作業の繰返しとなった。

←朝イチのポイントは、船頭が自信を持っていたのだろう、一時的に入れ食いモードとなった。この日は、ポンプが故障しており、いつものBOXが借りれなかった。

その日、誰も仕掛けを入れていない良いポイントに当たると、ウマヅラは活性が高く良く釣れる。但し、時間が経つにつれて必ず食いが悪くなって来る。ただ、このポイントは、同時に多数の方にヒットすることが少なかったが、釣れる時間が長く続いた。私は、2時間程の間に20匹ゲット出来た。船頭は、今年の状況から「釣れるポイントで粘る」方が、結果的に釣果が良くなると言っていた。確かに前2回は、色々とポイントを移動したが、何処も釣れなかった。

その後、殆ど誰にも釣れなくなったところでポイント移動となった。次のポイントは、初めのポイントからそんなに遠くでは無かった。このポイントも、始めはポロポロと釣れるのであるが、すぐに食わなくなった。この時点で私の釣果は、26匹であった。もう一回入れ食いタイムがあれば、40匹も夢ではないと思ったのであるが、夢で終わってしまった。

釣果

最後に倉橋島のポイントを1時間ぐらい攻めたが、ここも食いが悪く、私は2匹追加しただけに終わった。この日は、14時に帰港する条件が付いていたので、13時頃に沖上がりとなった。結果28匹で今年の釣りは終わった。

←大晦日の釣果、28匹にて本年度の釣りは終了した。今年は食いが非常に悪く、今までなら1日で50匹ぐらいは釣れていたので、半分ぐらいしか釣れなかったことになる。

船が港に到着し、クーラー以外の荷物を帰宅に向けて片付けた。その間、船頭さんは恒例の釣果写真用に魚をクーラーに並べていた。船頭さんが写真を撮り終えたところで、私の釣果写真も携帯で撮ってもらった。この日は、船の掃除があるため、西条方面に帰られる他のお客さんが、私を東広島駅まで送って下さった。本当にありがとうございました。

今年は、3回広島までウマヅラを釣りに来たが、広島に来るようになって、最低の年であったと思う。但し、今年のウマヅラの型は、非常に良かった。3回しか来て居ないので一概には言えないが、今年は、ウマヅラの魚影が少なかったと感じた。「魚探には良い映りがあるが食わない」と船頭さんは言っていたが、私は、そうとは思えない。水温が影響したのであれば、1月の釣果が気になるところである。結果がどうであれ、来年も計画を立てて、広島に釣行する予定である。

今年は、定年退職という人生の節目があった。今後、何時まで釣りが出来るのかと考えるようになった。当然お金が無かったら釣りに行けないが、お金があったとしてと考えると健康面である。調べたところ、男性の健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)は、約73歳である。それまであと十数年である。人生、何時どのように変わってしまうか予測は不能であるが、これからも出来るだけ釣りに行きたい。

今後もこのホームページ、続けれる限り続けて行きます。よろしければ今後もご覧下さい。コロナは何時まで続くんでしょうか。そろそろ終わって、マスク無しの生活に戻りたいです。来年もコロナに負けず良い釣りをしましょう!!!

 2022年12月31日 齋藤 宏之。