2022年10月30日 西田釣船の真鯛と平アジとカワハギ③

西田釣船

今季3回目の鬼アジ狙いである。前回は、後半に鬼アジ、平アジが良く釣れた。しかし、あれから一ヶ月も経っているので、状況がどのようになっているか分からない。今年も気温が例年以上に高いためか、水温も高い状態が続いている。そのためか、広島のウマヅラは食いが悪かった。ただ、今年はアジの魚影が濃いようで、好釣が続いている。しかし、青物は本当に行ってみなければ、釣れるか釣れないか分からないので、良い日に当たることを祈るばかりである。

←西田釣船である。お願いすれば、垂水漁港まで迎いに来てくれる。垂水出船となると、明石海峡大橋を渡る必要が無いので、交通費が安くなる。ただ、夏の早朝に良い潮がある場合は、岩屋港から出船してもらうことになる。

前々日に西田船頭に電話して、当日の予定を決めた。5:30頃に垂水港から出船して、鬼アジ、平アジ⇒真鯛⇒カワハギというローテーションで釣ることになった。そのことをメンバーに伝え、乗船場に5:30に集合することになった。今回は、今までやらなかった「カワハギ」を狙ってみることになった。今年は、不思議とカワハギが良く釣れているので、岩屋港周辺でも釣れるとの思いでチャレンジした。

4:30に毛糸先生が迎いに来て下さり出発、MK氏を拾って国道を走り5:30頃に垂水港に到着した。桟橋前に行くと、既に西田釣船が停泊していた。くじ引きをした後、急いで準備した。くじ引きをした結果、私は「3番」で左舷前に座った。皆さん準備が整ったところで出船となった。時刻は5:45になっていた。

この日のタックルは、竿:ダイワ極鋭真鯛360、リール:ダイワ・新品のシーボーグ200J、道糸:ソルティガセンサー1.5号、仕掛けは、自作アジカブラ7本鈎、オモリは60号を使った。この長い仕掛けを使う時は、仕掛けがもつれないように、もつれ防止BOXとマグネットシートが必須となる。

朝イチは、鬼アジ狙いで下り潮の止まる前を狙った。一流し目、仕掛けを落すと、既に潮が緩くなっているようであった。2流し試してみたが、何も釣れなかった。すると、船頭の友達から電話があり、別のポイントで釣れているとのことで、我々もそのポイントに移動した。

初めはゆっくりとした流れで、磯の手前辺りでアタリがあり、1匹目の平アジをゲットした。平アジと言っても40cm近い大型の平アジであった。このポイントは、前日はハマチだらけで、アジは少ししか釣れなかったと船頭が言っていた。しかし、この日はハマチが少なく、平アジとサバが良く釣れた。

アジカブラの色が原因なのか、潮先の毛糸先生にはサバばかり釣れ、私には平アジばかり釣れた。潮が速くなって来ると、今度は磯の裏側で釣れるようになった。磯の裏なので根掛りすることが無いため、一匹掛っても巻き上げず追い食いを待つと、2連、3連で平アジが掛かって来た。

潮が更に速くなると、サバやハマチが掛かって来た。サバは大型が多く、50cmぐらいある物も数匹釣れた。これだけの型であれば値打ちがある。もうこのポイントで釣る限界の潮の速さになったところで、真鯛狙いにポイントを移動した。生簀は、この時点で平アジ、サバ、ハマチで一杯になっていた。

真鯛のポイントに移動する間に、仕掛けを胴突き5本鈎にチェンジした。ポイントに到着すると、鯛ラバの乗合船が沢山集まっていた。鈎に活きた川津エビを鼻掛けして釣り開始、オモリが着底したらすぐにゆっくりと巻き上げた。すると、一流し目からコン…コンコンと穂先が引き込まれたので大合わせを入れた。

魚は掛ったのであるが、鈎が歯に乗った状態であったのか、途中で外れてしまった。すぐに餌を付替えて投入すると、すぐにアタリが出て、真鯛をゲットすることが出来た。他のメンバにもバンバン当たっているようであったが、途中でバラしてしまいゲット出来てなかった。私は絶好調で入れ食い状態が続いた。本当にこんなにアタリがある日も珍しいと思う程の状況であった。

潮が少し緩くなって来ると、食いも少し悪くなって来た。真鯛も結構釣れていたし、皆さんカワハギ釣りのために「アサリ」を準備していたので、カワハギ狙いにチェンジとなった。特に行くポイントを決めて居なかったので、岩屋港の前でやってみることになった。過去にこの辺りでカワハギが釣れた実績はあった。

カワハギのタックルは、カワハギ専用竿を使い、仕掛けも過去に作ったカワハギ仕掛けを使った。過去の経験から、淡路島周辺は潮流が速いためか、一番下の鈎に掛かることが多かった。そのため私の仕掛けは、オモリのすぐ上に枝鈎を付けた仕掛けを作って使っている。餌も淡路島周辺では、川津エビの胴を小さく切って付けた餌でも良く釣れる。この日も釣ったカワハギの半分が、川津エビで釣れた。

潮も殆ど流れてなく、釣り易い状況であった。私は、仕掛けをトントンと叩く釣りではなく、少し引きずり気味でアタリを待つ釣り方で釣った。穂先に明確なアタリが出た時は、既に鈎に掛っている。穂先にアタリが出なくても、竿に「カサッ」と感じるのが、食いに来ているアタリで、その時に合わせると掛かって来た。

1時間30分程の間に、私は16匹(2匹放流)カワハギをゲットした。実は、私は先週、暇潰しに明石の乗合船にカワハギ狙いに行ったのであるが、4時間程で10匹しか釣れなかった。(それでも竿頭であった)そのことを比較すると、この日のカワハギは、良く釣れたことになる。

船頭は、歳のためか昔のように長時間釣らせてくれなくなった。この日も13時までに帰るという条件になっていた。今までは、水面まで巻き上げると、玉網を持って来て掬ってくれていたが、この日はセルフであった。70歳を越えた船頭には、無理をさせる訳には行かない。約束通り12:30に沖上がりとした。

釣果

←3人の釣果である。私の釣果は、平アジ15匹と真鯛9匹とカワハギ16匹とサバ・ハマチ少々であった。鬼アジは釣れなかったが、平アジも大きく肥えていた。

結果として、昨日、ハマチの猛攻で釣れなかったポイントで、平アジを沢山ゲット出来た。また、真鯛も短時間であったが、入れ食いであった。オマケにカワハギも想定以上に釣れて、良い一日になった。どの魚も美味しいので、どの魚をどんな料理にするか、楽しみであった。

この日も、釣れたら職場の方にプレゼントすることにしていた。予定通り釣れたので、帰宅して後、その料理を開始した。平アジのカルパッチョと真鯛の造り、そして真鯛の煮付け用に2枚に下ろしと平アジの3枚下ろしをプレゼントした。また、残りも沢山あったので、ワインバーにもプレゼントした。

自宅では、当日は鬼アジのカルパッチョと真鯛を焼いてホワイトソースかけ、2日目は、締めサバとカワハギの煮付け、3日目は、平アジの塩焼き、4日目は、真鯛の煮付けを食べた。それだけ食べても平アジと真鯛が残るので、予め早く冷凍にした。そのため自慢の-60度の冷凍庫が一杯になった。

次回は、月末にまたまた西田釣船を予定している。最近色々と遠出しているが、皆さん口を揃えて「西田釣船が近くて一番良く釣れる」と言う。当然私も同じである。明石海峡の美味しい魚を、これだけ沢山釣らせてくれ、そして食べれて私は本当に幸せである。その食べる幸せを、自分だけでは勿体ないので、職場のメンバにプレゼントしているのである。