2022年10月2日 ファミリーフイッシング・岩屋港の小アジ

ジェノバライン

娘も結婚して、家に居るのは嫁さんと2人だけになってしまった。昨年、ペットのウサギも死んでしまったので、本当に2人だけの家庭になった。ただ、我が家は2人ともIT関係の仕事をして来たので、60歳を越えても需要は高く、定年後も2人共、フルタイムで仕事を続けている。我々が就職した時代の花形の職種が「コンピュータ関係」であり、何とかその職種の会社に就職出来た。コンピュータの世界もびっくりするほど進化したが、未だに仕事は沢山ある。古い時代の事を知っていると、時代が変わっても活用出来ることが沢山ある。

←ジェノバラインである。情報によると、新造船が故障しているらしく、現在はこの船が就航しているようだ。

先日、明石の阪田釣具に行った時に、岩屋港で小アジが釣れているか聞いたところ、明石港では釣れているが、岩屋港のことは分からないとのことであった。しかし、今までの経験で明石港で釣れていなくても、岩屋港で釣れなかったことは無かった。そのため、明石港で釣れているのであれば、岩屋港では絶対に釣れると思って釣行した。

岩屋港

小アジは、昼間から釣れることもあるが、夕方からが本番である。昨年も、釣れ出したのは16:30を過ぎた頃からであった。そのため、14:30のジェノバラインに乗るように13:40頃に自宅を出発した。JR六甲道駅から快速で三宮まで乗車し、新快速に乗換て明石まで乗車した。明石駅からジェノバライン乗場まで徒歩で10分程で到着した。

←いつもこの護岸で釣るのであるが、到着した時は、一人も釣りをしていなかった。立ち入り禁止になったのかと思った。

14:20頃から乗船が始まり、我々は2階の展望席に座った。定刻通り明石港を出航し、明石海峡大橋の下を通って13分程で岩屋港に着岸した。着岸の直前にいつも釣りをしている護岸を見ると、釣り人が一人も居なかった。現在、旧ビルの取壊し中なので、立ち入り禁止になっているのか?と思い、下船後、恐る恐る護岸に行ってみた。すると、釣り禁止にはなっていないようであった。

単に釣れていないから人が来てないのかなあ?と思いつつ、タックルをセッティングして釣りを開始した。この日のタックルは、磯竿1.5号5.3mに鈎5号のサビキ仕掛けをセットし、ドンブリ籠は15号を使った。第一投…いきなり魚信があり何やら掛った。上がって来たのは「オセン」。それから何回下ろしても、掛って来るのはオセンばかりであった。それなら浅い棚はどうか?と上層を狙うと、今度は「小イサギ」ばかり釣れた。嫁さんに夕方まで待つしかないなあと、釣りを中断して周辺を散歩した。

頑張るオッサン

←入れ掛り…小アジは回遊魚なので、釣れる時に数を稼ぐのが大釣りに繋がる。

新ビルの中と、絵島を身ながら回りを一周していると、一文字との間にある出っ張りで、小アジが好調に釣れていることを発見した。急いで護岸から移動して、出っ張りで釣りを開始した。小アジが居る場所では、私のサビキは良く釣れるので、入れ食いが始まった。普通は、マアジの子供は底近くがセオリーであるが、ここでは水面まで上がって来た。ドンブリ籠を「ドボン」と水面に落すと、小アジが寄って来て、3連,4で釣れるのであった。

暫くは快調に入れ食いが続いていたのであるが、ある時、私のサビキに掛った小アジにハマチが食い付き、枝鈎が切られた。すると今まで釣れていた小アジが逃げてしまい、一匹も釣れなくなってしまった。その時点で60匹ほど釣れていたので、護岸のポイントに戻った。

ジェノバライン

←帰って直ぐに料理した。約70匹程釣っていた。例年よりこの時期としては、ちょっと型が小さく感じた。

護岸では、仕掛けを下ろしても釣れるのは、相変わらずオセンばかりであった。夕方になって、小アジが回遊してくるのを待つしかなかった。そんな中、ジェノバラインの桟橋近くで釣っていた方に、小アジが釣れ出した。急いでその隣で釣らせてもらった。小アジが居るので仕掛けを入れると、簡単に鈎に掛かって来た。

次のジェノバラインが17:20なので、あと20分ほどしかない。アミエビも殆ど残っていなかったので、使い切ったところで納竿とした。帰宅して数を数えたら70匹ほど釣っていた。夕陽が見える明石海峡を渡って18:30頃に帰宅した。淡路島の釣場まで、自宅から1時間程で行けて、美味しい小アジが沢山釣れた。明石の釣場は外れもあるが、本当に岩屋は外れが無い。新ターミナルビルには、綺麗なトイレも売店もあり、岩屋港は無料で楽しめる本当に良い釣場である。

帰宅して、さっさと小アジを料理して南蛮漬けを作った。ゼンゴとはらわたとエラを除去し、一回で8匹ずつ油で6分揚げて南蛮酢に漬けた。揚げる時は、一度に沢山入れない事が、水分を抜くコツである。出来上がった直後に食べても美味しかったが、翌日からは、南蛮酢が良く浸みて美味しかった。

一年に一度のファミリーフイッシング。釣り友でなく嫁さんや子供と釣りに行くのも楽しい。私の腕前を、見せつける良い機会である。小アジと言えど、短時間に数を稼ぐのは「腕」である。他の釣り人と並んで釣っていると、その差が見えてしまう。普通に暮していると、海に行くことも無いので、家族にとっても新鮮な気分になるのではないかと思って誘っている。

来週は、1泊2日のおとなの遠足、広島のウマヅラに行く予定である。今年は、餌の海エビも十分に準備出来たので、餌切れを恐れることは無い。現在の状況を見ると、まだ暖かいためか、そんなに釣れていない。釣れていなくても、私は釣れることしか頭にない。そう思っていると、本当に釣れるのである。