2022年8月6日 仙正丸のキスマッチ・敗退

今年もキスマッチ出場である。私にとって一年に一回のキス釣りである。食べるのであれば、ベラ(キュウセン)の方が好きなのであるが、最近は明石周辺でベラ釣りに出てくれる船は無くなった。そのため夏の釣り物の少ない時のお遊びという認識で、キス釣りに出掛けている。

キス釣りは、簡単なようで奥が深い。ある程度までは釣れるのであるが、トップになるためには、仕掛けや竿、そして釣り方と研究が必要である。一年に一回なので、前年までの経験をネタに釣れる仕掛けを考えて作っている。しかし、これだ!と思えるような良く釣れる仕掛けは、まだ出来ていない。

パラソル

前日に留守電が入っており、13:30集合とのことで、六甲道13:00の快速に乗車し、20分程で須磨駅に到着した。須磨駅のベランダから海岸を見ると、本当に海の家が少なくなったなあ…と思った。私が高校生の頃までは、駅前から水族館辺りまで、海の家が連なっていた情景を思い出した。誰かが言っていたのが、昔の海の家は、暴力団と繋がりがあったようで、最近は神戸市が力を入れて排除しているので、施設が減ったようである。確かに昔の海の家は、私も暴力団と何らかの関りがあったと思う。

←昔は、階段の下からあった海の家も、激減という印象であった。但し、今設営されている海の家は本当にお洒落で、ビキニの綺麗なお姉さんが接客されていた。時代の違いを感じる。

13:30にゲートが開いたのか、参加される方が乗った車が駐車場に入って行った。そして皆さん集まったところで、乗船料の支払いとくじ引きが始まった。私のくじは「10番」であった。全員の受付が終わったところで釣り座を決めた。私は右舷のミヨシから2番目に座った。

仙正丸

←仙正丸である。京阪神の釣船で人気ナンバーワンの釣船だ。大型船でありながら、平日であっても満席が多く、予約が取り辛い船である。釣船としてのサービスが行き届いており、人気があることはうなずける。

乗船が始まり、皆さん決めた釣り座に座り準備を始めた。私は、竿に道糸を通してきていたので、準備は直ぐに終わった。出船したのは14時で、ポイントに到着して釣り開始は14:13からとなった。競技がスタートした。予め仕掛けに配られたアオイソメを刺していたので、アナウンスと共に仕掛けを投入した。水深は30m位であった。オモリが底について、一瞬間をおいてオモリを持ち上げると、ブルブルしたのでリールを巻くと魚が付いている感触が伝わって来た。船中1匹目は私が釣った。

魚を外してエサを付替え投入…そしてオモリを上げると今度は結構強い引きが来たので、リールを巻くと結構強い引きが伝わって来た。ちょっと慎重に上げると、20cmぐらいのキスがダブルで掛っていた。今日は調子がええなあ…と思っていたが5匹釣った後は、船中厳しい状況となった。一流しの中で釣れる所がピンポイントみたいで、そこで釣れなければ釣れないという状況があった。

しかし、後半は南西の風が強くなり波が出て来たのであるが、食い気が復活し良く釣れるようになった。ただ、船首付近は波の影響で、底取りがちょっと難しい時もあった。そんな時にコンスタントに釣らなければ、20人も乗っているので、予選通過は難しい。そして終わりとなる18:13を迎えた。

釣果

結果、私は33匹で3位であった。トップは43匹釣っておられた。この10匹の差は結構大きい。しかし、来年は何とかして予選を勝ち抜きたいと思っている。勝ち抜くためには、一回ではなく何回か釣行して勉強と練習をしなければ、今以上釣ることは出来ないと思った。

←最後までイケスに入れていたキスとマアジ。このマアジは脂の乗りが良く美味しかった。

この日の夕食は、キスの天ぷらということにしていた。我が家では、天ぷらは殆ど食べない。そのため一年に一回のキスを釣って来た時に、天ぷらにして食べる。毎回、小ナスとオクラも一緒に天ぷらにして食べる。天ぷらは、付けて食べる天つゆが重要な役目を果たす。我が家では、過去に色々調べた結果のレシピがあり、そのレシピで食べるのであるが、やはり美味しく頂くことが出来た。4匹食べて、残りは毛糸先生が欲しいと言っていたのでプレゼントした。齋藤家ではキスよりベラが好きである。変人と思われるかも知れないが、一度、2種の魚を一緒に食べ比べてみて下さい。

次回は、8月11日が今年最後のマアジ釣りということで、釣行することにした。しかし、マアジ釣りの釣果を見ていると、今年は宜しくないように思える。ただ、何故か須磨の前で釣れるマアジの型が例年より大きい。そのため、例年より鈎とハリスの大きい号柄の物を使う必要がある。今の時期、マアジは本当に美味しい。沢山釣って冷凍したい。