昨日、定年退職した。30年も同じ会社で働いていると、沢山の社員や協力会社の方、そしてユーザにベンダと、知らぬうちに沢山の方と接してきた。その方々に定年退職の挨拶メールを出すと、すぐに沢山の方から返信が来た。そして、沢山のお祝いの品を頂いた。実は、この日は定時より早く帰宅出来るので、梅田のブンブンに寄って帰る予定であったが、お祝いの荷物が多過ぎたので寄らずに帰宅した。
←最後に同僚から頂いた花束…、とても嬉しかった。長い間同じ会社で務めれたことも、幸せだったと思った。
帰りの電車の中で、チームのメンバが作ってくれた寄せ書きを読むと、各メンバの顔と、印象的な過去の出来事が思い出された。これで一つの時代が終わったんだと、何となく自分で納得出来た。暫く失業保険をもらって、平日の釣り三昧…と思っていたのであるが、神戸市の求人に登録したところ、すぐに採用が決まり7月中旬から新しい仕事に就くことになった。その新しい仕事が始まるまでの平日に一度、須磨のマアジ釣りに行きたかったので、釣り友のMK氏と行ってみることになった。
このところ、数年前のように一人100匹という釣果は出ておらず、かなり低調気味の釣果が続いていた。しかし、日によってそこそこ釣れる日もあるので、行ってみなければ分からない状況であった。ホームページの釣果写真を見ていると、35cmのマアジも釣れており、どこのポイントでどんな釣り方に変わったのか知りたかった。
するとある日の釣果情報が、タックルについての情報になっていた。その内容を熟読すると、竿の長さが2.5mまでとなっており、長竿派の私にとって、ちょっと守れないルールになっていた。また、魚が大きいためか、昨年までの鈎よりも大きい鈎が推奨されていた。仕掛けは情報に合わせて、鈎9号で4本鈎のサビキを新たに製作した。竿については、予約の際に奥さんに聞いたら、長竿でもOKということであった。
2日前、一緒に釣行することになっているMK氏よりメールがあり、「純栄丸が故障しており30日は休業になっている」とのことであった。ホームページを見ると、7月1日の出船については、30日に連絡すると書いてあった。そして30日の午後、奥さんから電話があり「出船する」とのことであった。すぐにMK氏に連絡した。
この日は、4:30集合ということで、4時ぐらいに到着するように3:30に迎いに来て頂き出発した。そして国道を走りゲートに4時ぐらいに到着した。純栄丸のお客のためか、入口のチェーンが降りていて、直ぐに駐車場に入れた。既に駐車場には3台車が止まっていた。スタッフの方から受け取った席順は、5,6番であった。
←7月1日は海開き???天気は良いし暑いし、海水浴したくなる状況であった。
待合所の前で待っていると、暫くして船頭が来られた。昨日、出船出来なかった故障の理由を聞いたところ、スラスターが動かなくなっていたとのことであった。このことを聞いた時点では、故障は解消したと思っていた…。
4:30頃、スタッフの方の指示で、皆さん乗船場の突堤に徒歩で移動した。突堤には高校生ぐらいの若者が数人遊んでいたが、我々が到着すると立ち去った。船頭がボートで船に移動してのであるが、中々突堤に来てくれない。MK氏に故障が再発したのかもしれませんよ…と言ったのであるが、その言葉は当たっていたようであった。但し、この日は凪であったので、出船はするようであった。
暫くすると、船が突堤に横付けされ乗船が始まった。番号の若い方は、不思議と船首側の釣り座に座られた。我々は両トモが空いて居たので、右舷のトモに座った。5時前に出船、この日狙うポイントは、船頭に事前に聞いたところ、須磨沖ということで港からすぐ近くであった。
ポイント周辺には5分程で到着したが、魚影を確認するために暫くうろうろとしていた。狙うポイントが決まったのか「はいやって」のアナウンスがあり、マアジ釣りがスタートした。須磨沖や神戸沖は、海底に泥が溜まっているためか、カゴが着底した後、カゴを底から持ち上げる際に、大根を地中から抜くような感触が伝わって来る。
←この日のタックルは、磯竿2号5mにリールは軽量なステファーノ200、道糸PE1号に先糸フロロ4号3m、仕掛けは、自作サビキ4本鈎にアミカゴ30号をセットした。刺し餌用に、中乗りさんがオキアミを配ってくれたが、私は川津エビを持って来ていたので、剥き身にして小さく切って鈎に刺した。
期待の一流し目…誰にも釣れなかった。2流し目、誰にもアタリが出ていなかったが、真面目にカゴを振っていると、ガツン…バリバリバリとマアジ独特のアタリが来た。しかも、中型のアマジとは思えぬ引きであった。竿も長いので、竿で引きを耐えて巻き上げると、大型のマアジが水面に姿を現した。玉網で掬おうかと思ったが、一匹目からこんなに良型とは思っていなかったので、心の準備が出来ておらず抜き上げた。
手にしたマアジは、30cm超えの良型であった。今年は、こんなに大きいのが釣れるんだとビックリした。次の流しは、カゴが着底すると同時にアタリが来た。しかし、先程のマアジと明らかに引きが違っていた。何が来たのかと水面を見ていると、何と「30cm程のウマヅラ」が掛っていた。この魚を釣るのは得意であるが、この時期にサビキでは釣りたくない。
次の流し、またまたマアジが掛った。一匹目より強い引きであったが、途中でバレてしまった。仕掛けを上げて見ると2本ハリスが飛ばされていた。その後は、アタリがなくなり、船は神戸沖方面のポイントをあちこち攻めたが、誰にもマアジは釣れなかった。そして、時計が8時を表示した頃、この日のワンチャンス時合が来るのであった。
あるポイントで、どうも初めは潮が止まっていたが、その潮が動き出すと一気に食いが立って来たという状況になった。しかし、入れ食いは何故か私だけ。他の方もポツポツは釣っているのであるが、私の竿はカゴが底に着くと、カゴを振らなくてもマアジが掛かる状況であった。隣のMK氏にもアタリが全く無い状況であった。
しかし、この時合も30分程経つと、潮が少し速くなり全く釣れなくなった。私はこの時合に11匹ゲットすることが出来た。その後は、須磨沖を色々と攻めたが、釣れたのは私が釣った22cm程のマアジだけで、船頭は釣れぬと覚悟したのか、9:30頃に沖上がりとなった。こんなに早く終わるのは、初めてのことであった。
私の釣果は、30cmクラスのマアジ12匹と、22cmのマアジ1匹、ウマヅラ1匹であった。船全体では、ひょっとするとボーズの方も居たのではないかと思う程、良くない日であった。
←今釣れているマアジは、例年より型は良かった。(30cmを超える型) 脂もそこそこ乗っていて、塩焼きしたら結構美味しかった。ただ、数が釣れなかったのが残念!
この日、沖合にはシラスを獲る網船が、結構沢山出ていた。帰宅してすぐに料理したのであるが、胃袋にシラスを沢山食べたマアジが居た。また、群れが入って来たとこなのか、胃袋にアミエビが入ったマアジも無かった。今後、釣船が撒くアミエビに居付いてくれたら、嬉しいのであるが…。
夕食は、アジの塩焼きと酢の物を作った。今まで須磨沖で釣れた良型のマアジで、脂の乗っている個体に出会ったことが少なかったが、今回釣れたマアジは、結構脂が乗っており身がしっとりしていて美味しかった。このサイズがそこそこ数釣れるのであれば、再度、行ってみたいと思う。
次回は、2回目の日本海のアコウ釣りである。前回10匹であったので、次回はその1.5倍は釣りたい。鳥取のケンサキイカも釣れ出した。近々、釣行予定があり、楽しみにしている。釣れるか釣れないか分からない高価なエギを、沢山買ってしまった。エギよ、釣果に結びついてくれ~。単に投資だけにならんように。。。。。さて、結果はどうなるのか。