2022年5月6日 盛和丸の桜鯛③(産休か?)

盛和丸

鯛狙い3回目である。前回釣った鯛は、かなり抱卵していた。そのため、そろそろ産卵の時期に入ることが予想された。春の鯛釣りも今回が最終回となるだろうと思っての釣行となった。このところの各釣船の釣果を見ていると、その傾向が出て段々と釣果が悪くなっているようであった。天気予報を見ると、今年のGWの天気は完璧であった。期待を持っての釣行であったが、待ち受けていた現実は、一番悪い結果であった。

←盛和丸である。JR須磨駅の近くから出船する。一番電車のお客があれば、その時刻まで待って出船してくれる。私のような電車釣り師には、頼もしい存在である。

朝4時に起床、いつものようにスカパーの釣り番組を見ながら朝食を済ませ、5:20頃に自宅を出発した。そして、JRの一番電車に乗り、六甲道から須磨まで乗車した。須磨駅に到着し南西側の階段を降りると、いつものように船頭の軽トラが止まっていた。その軽トラで乗船場まで送ってもらった。

乗船場に着くまでの車中で乗船者名簿を記入した。乗船場に到着して釣り座を聞くと、左舷ミヨシを指示された。私の荷物を積込んだところで出船となった。そして私はすぐに準備を開始した。この日の真鯛狙いのタックルは、竿:がまかつ:がま船 真鯛 HYPER SPEC 360(既に廃版)、リール:シマノ Force Master 400DH、道糸:PE1.5号、仕掛けは自作鯛サビキ8本鈎、オモリは50号を使った。

港を出て20分程でエンジンがスローになった。この日の一つ目のポイントは、岩屋港のだいぶ沖合であった。ここ数回の釣行は、だいたい同じ潮回りなので、この日も朝イチは過去と同じポイントであった。魚影を見つけるため、その辺りを確認していたが、この日は良く釣れた日のような良い反応は無かった。

緊張の一流し目、右舷の方にファーストヒット、上がって来たのは50cmはあるベッピンさんであった。「よっしゃ私も釣るぞ」と気合が入ったのであるが、結果的に船中この1匹で終わってしまうことを、誰もが予想してなかっただろう。次の流し、下ろすと私に穂先を持ち上げるようなアタリが来た。上げて見ると20cm程のマアジであった。

その後…どこのポイントに移動しても、何か魚探に映りは出ているのであるが、全く真鯛からのアタリは来なかった。私は、潮止まりにカサゴ釣りをするため、仕掛けと餌を持って来ていたので30分程の間に7匹釣ることが出来た。後半戦も、状況は変わらず、どこに行っても、真鯛からのアタリは無かった。そして、遂に12:30に沖上がりとなり、久々の真鯛ボーズに終わってしまった。

釣果

←この日の釣果、カサゴ7匹であった。他のお客さんは、カサゴ釣りの用意をしていなかったので、完全丸ボーズになっていたと思う。

真鯛は、産卵に入ると本当にピタッと釣れなくなるのが普通である。遂にその日に当たってしまったのだ。これで今年の春の鯛は終わってしまった。次は、秋の「紅葉鯛」である。私の経験から秋の鯛は、鯛ラバでも釣れると思うが、活けエビを使った胴突き仕掛けで狙うのが、明石海峡の釣り方である。ただ、今の時代に餌の活けエビを準備してくれる釣船は殆ど無い。

今日の晩御飯は、カサゴの煮付けと味噌汁を作った。カサゴは、3月に釣った物より味があって非常に美味しかった。しかし、2人で1回食べて、釣って来た魚を消費してしまうのは、何年振りかと思った。いつもは、一回釣りに行くと、3,4日間は釣って来た魚が、嫌でもオカズになってしまうのであるが…。自然相手の遊びは、想定外のこともたまにある。

今年は、日本海の剣先イカ釣りに期待している。ここ2,3年、瀬戸内海でアオリイカが釣れなくなり、日本海での剣先イカ釣りに行くようになった。釣っていて、釣れる日は一日で100パイぐらい釣れる日もあり、食べてもアオリイカ程ではないが無いが、本当に身が甘くて美味しい。

冷凍保存も出来て、刺身が何日も食べられるのが食の魅力でもある。定年退職後は、沢山釣れた時に冷凍保存して、ちびちびと酒のアテにしようと思っている。鯛が終わっので、今後は最高に美味しい魚「アコウ」の季節である。今年も明石海峡と日本海に釣行を予定している。是非とも釣って食べたい。