2022年1月22日 寒う~ けど釣れる! 晴光丸のウマヅラ

  

あけましておめでとうございます、今年も宜しくお願いします。

黄色灯台

今期最後のウマヅラ狙いである。昨年も同じ頃に釣行した際は、大時化で帰りの道中は、転覆して死んでしまうのではないかと思う程の悪天候であった。大晦日は、時化であったが、そこそこ釣れて良い釣り納めが出来て嬉しかった。釣友の皆さんは、強風が吹いていたので、絶対に行けて無いと思っていたらしい。今回の天気予報は、この時期珍しく凪の予報であった。

←初めて行ったポイントで、黄色い灯台が印象的であった。この近くで一瞬であるが、良型がバタバタと釣れた。

2日前に船頭に電話したところ、少し風が出るとのことであったが、当日の釣行には影響は無いということであった。今回は、参加予定であったF氏が仕事の関係で行けなくなり、毛糸先生と2人での釣行となった。5:30出船ということで、5時に到着出来るようにと、私の家を1時に出発することになった。

当日、1時前に「もうすぐ着く」との連絡を頂き、マンションの前で待っていると、1分ほどで車が到着した。すぐに荷物を積込み出発した。今回の経路もいつも使うルートであり、高速代が最小で時間が掛らず山陽道に入れる、阪神高速→姫路バイパスを経て姫路西から山陽道に乗った。道中停滞も無くスムーズに山陽道を走り、途中1回休憩して4時頃に小谷サービスエリアに到着した。全国的に広がっているオミクロンの影響か、乗用車が一台も止まっておらず、一瞬進むレーンを間違えたのかと思った。

いつもの「ゆさんのキムチとカクテキ」を購入し、すぐに小谷SAを出発した。すぐ近くの高屋JCTを降りて呉道から国道32号を通って、4時30頃に安芸津駅近くのセブンイレブンに到着した。食糧を調達した後、最終目的地の安芸津港に向かった。港に到着すると、既に結構車が止まっていた。暫くすると船頭が来た。船頭から提供される氷を、クーラーに詰め込んで乗船場まで荷物を運んだ。

この日のお客さんは10名で、船頭にお願いして右舷の前から2番目といつもの3番目に座らせてもらった。予定通り5:30出船、エサ切りするため、タッパーとハサミを持って後方でエサ切りをした。終わった後は、仮眠してポイントへ到着するのを待った。道中、そんなに風も無く、スムーズにポイントを目指して走った。

余り揺れなかったので仮眠出来て、気が付くと周防大島の南側を西に走っていた。何処に行くのかと思っていると、沖家室島の近くでエンジンがスローになり、準備を始めて下さいとのアナウンスが流れた。この時は、東の風が結構強く吹いていた。風が強かったためにいつもより準備に時間が掛ってしまった。大体皆さんの準備が出来たところで、投入のアナウンスが出て一斉に仕掛けを下ろした。

黄色灯台

ああ…風が強くて穂先が揺れる。アタリが取り辛い状況であったが、アタリかなあ?と思える穂先の動きを捉えて掛け合わせると、本当に当たっていた時は、鈎に掛かって来た。たまたま風の影響が無い時に当れば、確実に掛け合わせることが出来た。朝の一時に7匹釣り上げることに成功した。この後、いくら悪い状況になっても、今晩と明日のおかずが釣れてホッとした。

←良型が殆どなので、数釣れなくてもボリュームがある。

この日、その後は本当に拾い釣りが続いた。ホイントを移動すると、何人かに釣れる時もあれば、誰にも釣れない流しもあった。魚探には映っている所でも、食い気が無いような感じであった。しかし、気を抜いていると、アタリが出ないままエサを取られる時もあり、真剣モードは続いた。気合を入れていると、不思議とアタリも出て、ポロポロではあるが、BOXの中が茶色く染まって行くのであった。

良い潮の時間が終わったのか、食い気もなくなり船は東に移動しながら、道中のポイントを探りながらの釣りが続いた。そして、中島の南方にある黄色い灯台の側に移動して来た。ここは、初めて来るポイントである。初めてのポイントは、何か釣れるような気がしてワクワクした。船頭は、暫く魚の位置と潮流を確認した後、投入のアナウンスを出した。

仕掛け投入、アナウンスの棚で仕掛けを止めてアタリを待った。少し流した所でアタリが出て鈎に乗った。結構重みがあり、顔を振る仕草が大きいと思っていると、やはり良型のウマヅラが上がって来た。次の流しも良型が釣れて、ここで入れ食いになるのかなと期待した。しかし、本当に思い通りにはならないもので、5,6流ししたところで潮が止まってしまい、全く釣れなくなってしまった。

その後、中島周辺のポイントを魚探で確認しながらの移動が続いた。魚影があり仕掛けを下ろしても、バタバタと釣れることは無く、ポロポロと釣れる程度の状況が続いた。そして時間も過ぎて15時になった。この時点での皆さんの釣果は芳しく無かった。船頭は、もう少し皆さんに釣らせたかったのだろう。そんな気持ちが伝わったのか、最後のポイントで釣れ出すのであった。

神戸コンビ

仕掛けを投入、棚を合わせてアタリを待っていると、ムニュっと独特のアタリが出て、合わせると鈎に乗った。顔を振る仕草はウマヅラである。一流し目を皮切りに、船全体で釣れ出した。すぐに食いが止まるのかと思っていたが、不思議と食いが続いた。そして、16時に船頭のアナウンスで沖上がりとなった。最後に何とかこの日を締めくくれた感じがした。

←神戸コンビの釣果。私の釣果は34匹…。こんなに寒い日にこれだけ釣れたら良し!となる。

この日は、朝から風があり寒かったが、昼頃からは段々と風も弱くなってきて、帰路はそんなに波も無く高速航行出来た。安芸津港に戻った後は、恒例の釣果写真撮影となった。やはりこの日は、全体的に釣果は悪かった。原因は、このところの寒波で、水温が急に下がったためだと思った。これで今期のウマヅラ釣りは終わった。来期も最後は、1月に釣行を予定している。

写真撮影も終わり、17:30に現地を出発して帰路についた。帰りもコロナの影響なのか、道中停滞することもなく、私の家には21時に到着した。帰宅して、煮付け用の料理をした後、お風呂に直行…ああ寒かった。風呂から上がって夕食には、ウマヅラの煮付け。鮮度が良いと、身が弾けて反っていた。この日釣れたウマヅラの3分の2ぐらいは、綺麗な肝が結構入っていた。12月に釣れたウマヅラには、こんなに肝は入っていなかった。翌日、お世話になってる方へプレゼントしたら、大変喜んでもらえた。自分で食べて思うのであるが、この時期のウマヅラは絶品である。

今期最悪の釣果でも、30匹以上釣ることが出来た。やはりここはウマヅラパラダイスである。今年の秋冬の予約を既に入れた。釣行日が楽しみである。釣具の2022年カタログが、先日釣具店の店頭に出た。確認したところ、私が推薦するウマヅラの竿:剣崎MTがダイワのカタログから消えた。確か発売が2019年春であったと記憶している。他にも何種類か姿を消した竿があった。恐らく今年の秋頃に、リメイクして発売されるのではないかと思う。更にウマヅラ釣りにあった調子の竿が出ることを望んでいる。

今のところ、2,3,4月の釣行予定は決まっていない。だけど、昨年初めて釣行した「クログチ」に行きたいという釣友が数人居るので、計画を策定中である。釣行したら報告します。次回の釣行まで、少し間が空くかもしれません。