2020年10月31日 西田釣船のマアジと真鯛③

前回の17日は、真鯛が予想以上に良く釣れた。本日は、月齢からすると3日と同じ潮なので、釣れないかもしれないという感じがしていた。このところ日の出も遅くなってきているので、出船時刻も5:30となり、朝のマアジの時合には間に合わない。そのため、この日は、朝イチから真鯛狙いとなる。水曜にそのことをメンバに連絡した。また、西田さんに連絡した時に、鬼アジが釣れたということも伝えた。

明石海峡大橋

←この日の天気は、秋晴れで風も弱く最高であった。しかも魚が釣れたので、申し分ない一日となった。

5:30出船なので、4:15にMK氏に迎いに来て頂き出発。早朝の国道は空いているので、40分程で垂水漁港に到着した。丁度開門してすぐであったが、結構沢山の車が既に止まっていた。荷物を担いで桟橋まで行くと、もう一台の車のメンバ3人は、先に来ていた。

全員揃ったところでくじ引きを行った。その結果、この日は「3番」で、左舷真ん中に座った。この日、西田さんは5:30になっても到着しなかった。何時来てくれるのかと思って待っていると、暫くすると船が見えて来て桟橋に横付けした。すぐに皆さん荷物を持って決まった釣り座に下ろして準備を開始した。

この日の最初の狙いは真鯛である。タックルはいつもと同じ、竿:ダイワ極鋭真鯛360、リール:ダイワ・シーボーグ200、道糸:ソルティガセンサー2号、仕掛けは、自作胴突き4本鈎、オモリは60号を使った。餌には西田さんが用意してくれた活きた川津エビを鼻掛けにして使った。この日も、川津エビで良く釣れた。真鯛以外にハマチ、メジロもこの餌で良く釣れる。

20分程でポイントに到着、すぐに合図が出て釣り開始となった。3日も17日にも来たポイントである。17日はひと流し目から釣れたので、メンバには「今日もひと流し目釣れたら、滅茶苦茶釣れるで…」と伝えた。そしてひと流し目、船頭が潮の方向を読み違ってすぐに回収。二流し目、暫くして青物男にヒット。引きからして鯛ではない。しかし、青物の突っ込みが無い…。

青物男は、皆さんに迷惑を掛けるので、強引に上げようとしたが、そのためか途中でバレてしまった。その時点では、何が食ったのか分からなかった。次の流しに私にヒット。オモリを持ち上げたので、思いっ切り早巻して重みが乗った所でシャクリ上げて掛けた。こんなアタリは青物だと思っていた。

結構簡単に上がって来たので、何かと思っていると急に下に突っ込んだ。横に走らなかったので皆さんとお祭りせずに水面まで上げることが出来た。上がって来たのは何とスズキ!しかも75cm程の丸々と太った魚体であった。先程、青物男に掛ったのも、今から考えると恐らくスズキだったに違いないと思った。その後も、別のメンバにスズキが釣れた。

それからは、お楽しみの真鯛タイムが始まった。入れれはアタリがあって、常に誰かが魚を掛けているような状況となった。ただ、前回絶好調であった毛糸先生が絶不調…。船の前の3人は、ジャンジャン釣れているのに、後ろからイケスに入れる魚が来ない。

この日好調というか、良型を釣ったのは私であった。そんなに深い場所でもないのに、真鯛がガツンと食って来た。この日のアタリは、タイサビキのコンコン…と全く違い、ズドンと穂先が水中に引き込まれるアタリである。ドラグを強く絞めていると4号ハリスの場合、切られることもある。掛かった後は、独特のコンコンコンと顔を振る仕草が伝わって来る。この顔を振る大きさで、大体魚の大きさも分かる。

その後、潮が急に速くなり、船頭は、一旦西のポイントに移動した。3日もここに来たが、その時は餌も取られなかったポイントである。ひと流し目は誰にも釣れ無かったが、二流し目は何と左舷の3人に同時ヒット。私は釣れないと思い、3m程底を切ってお尻で竿を押さえていたところ、ガクガクするので何かと思うと鯛が掛っていた。必死で釣っても釣れない時が多いのに、こんな釣れ方すると、何か虚しくなってしまう。

このポイントで釣れたのはこの流しだけで、暫くして船頭は、元のポイントに戻った。しかし、潮の加減なのか数匹釣れたところで、全くアタリが無くなってしまった。次に何を狙うか…ということで、船頭の話によると岩屋側のケーソンの側て、漁師がイサギを釣っていたということで、仕掛けをサビキに替えて狙ってみた。

しかし、潮が速過ぎるためか、何も釣れなかった。次は、17日にマアジが釣れたポイントに移動して狙ってみた。しかし、ここも全く反応が無く、ただ時間だけが過ぎるのであった。船頭も困って、再度、別のポイントで真鯛を狙うことになった。そして瀬戸のポイントに移動した。この日もメジロ狙いの船が沢山集結していた。

朝のように、釣れる時は置き竿でも釣れるのに、釣れない時は、何をやっても釣れない。近くのポイントを転々と移動して仕掛けを下ろすも、餌も取られない状況が続いた。時刻は、12時を回っていた。そして最後に鬼アジを狙って見ることになった。

正直言って、釣れるとは思っていなかった。魚探を見ても底の地形しか映っていなかった。それでもこの日の最後の釣りなので皆さん仕掛けを下ろした。するとひと流し目から青物男に鬼アジらしき魚がヒット。上がって来たのは50cm近い見事な鬼アジ。次の流しは私にもヒット。慎重に上げると水面近くから一気に20mぐらい突っ走ったが、無事取り込み成功、良型の鬼アジをゲット出来た。

次の流しも私にヒット、しかし、底で強力に暴れられ痛恨のハリス切れ…。よし、次は取るぞと頑張るも、その後は、誰にも釣れなくなってしまった。結局、釣れたのは3流しだけであった。青物男は、この3流しパーフェクトで、鬼アジを3匹ゲットしていた。その後、何回か流したが釣れなかったので、これで沖上がりとなった。

釣果

←本日の5人の釣果。私の釣果は、真鯛7匹、鬼アジ1匹、スズキ1匹、写真は無いがハマチとメジロをそれぞれ1匹であった。私が釣ったスズキは75cmぐらいで丸々と太っていた。真鯛は全員ボーズなしであった。

朝の真鯛は、予定通りの結果となった。この日、何より嬉しかったのが、最後に鬼アジが釣れた事である。同じマアジでも、30cm程の物とは全くの別物で、滅茶苦茶おいしい。この鬼アジを、一回2桁釣ってやろうといつも心の中で思っているのであるが、そんな良い状況の日に遭遇していない。しかし、ひつこく釣行していると、いずれ釣れる日に当たると思って釣行している。釣りは、自然との遊びなので、仕方ないことである。

私は、定年まで2年を切っている。そのため、会社に居るうちに実行する目標を一つ立てた。何かというと「同じチームの方全員に魚をプレゼントする」ことである。この日釣った魚は、翌日にお世話になった協力会社の方にプレゼントした。これで、目標が一つ減った。まあ、定年までには目標は達成出来ると思う。

鬼アジ

←これが明石海峡の「鬼アジ」。殆どが45cm~50cmほどある。(まな板は39cm)脂が乗っていて、身に腰もあって恐ろしいほど美味しい。これが釣れてしまうと、鯛は2番になってしまう。

さてさて次回は、ススキノに行くことと同じぐらい楽しみにしている「広島遠征のウマヅラ狙い」である。晴光丸の釣果を見ていると、ホンマ何回も乗船したい!!!と毎日思っている。晴光丸が神戸から2時間までで行けるところにあれば、釣友にお願いして、入り浸ってしまうであろう。

ある日の釣果に書かれていたが、釣り過ぎた魚を買い上げてくれるシステムを準備しているという書き込み。これには大いに期待しているが、どのぐらいの値段で買ってくれるかが一番の問題だと思う。最近では、ネット社会になっているので、カメラも簡単に使えて魚の画像も見てもらえるので、購入される方も納得出来ると思う。そのため、意外と高く売れるかもしれない。何より売ることを気に出来るような釣況が、今後も続くことを期待している。