本日の昼、予定通り関東に居る娘が、彼氏と家に遊びに来た。理由は彼氏の仕事が関西であるからということであった。仕事は28,30日なので、29日に釣りに連れて行って欲しいと言われた。そのため、恒例の岩屋港に小アジ釣りに行くことにした。岩屋と言えば西田釣船の基地である。西田さんに小アジが釣れているか聞いたところ、ちょっと大きめの小アジが釣れる所があるとのことであった。但し、陸から直接は行けないということで、ファミリーフイッシングに付き合ってもらうことになった。
西田さんに聞いたところ、夕方にならないと釣れないということで、16時頃から釣り開始するということになった。15時に自宅を出発して岩屋港を目指した。阪神高速、淡路自動車道と停滞も無く、まずは淡路SAでトイレ休憩した。その後、高速を出て西田釣船の桟橋に到着した。既に西田さんは、船で用意していた。
西田さんに、ファミリーの紹介をして、釣りの準備を開始した。前以て聞いていたが、釣りをするのは100mも離れていない場所である。但し、陸から歩いては行けない場所のため船に乗ってポイントで釣ることになる。まずは、タックルの準備を済ませ、終わった所で船を出してもらった。
出船して1分、聞いていたポイントに到着。係留している船に横付けしてロープで固定した。解凍したアミエビをザルに移して余分な水分を切って準備完了。ドンブリ籠にアミエビを詰めて釣り開始となった。明るいうちは釣れないと聞いていたが、私もそのことは分かっていた。投入して釣れるのは、カサゴ、フグ、チャリコなど…。
←彼氏に超チャリコが掛った。ここでは「明石鯛」と表現していた。殆ど釣りをしていない方にとっては、何が釣れても獲物であり、釣れる度に歓声が上がった。
たまにイワシや小サバが釣れるのであるが、本命の小アジはなかなか釣れない。流石に素人さんは、釣れないと辛抱出来ないようであった。ちょっと休んでもらい、代打は私である。小サバがポロポロ釣れた後、釣ってしまうんです、良型の小アジ(23cmほど)を…。
すぐに釣り人チェンジして続行したのであるが、不思議とまたまた何も釣れない状況になってしまった。時計を見ると17:30、陽も傾いて来た。もうそろそろと待ち続けていると、遂にその時がやって来た。一匹小アジが釣れ出すと、それからは怒涛の入れ食いが始まった。
釣れ出すまでは、ファミリーに「釣れ出したら凄いからな」と言っていたが、本当に入れ掛りである。さっきまで釣れなかったのは何故だったのか?と思えた。私の今日の仕事は、中乗りさんである。釣った魚を外してイケスに放り込み、アミエビをカゴに詰めて仕掛けを放す。。。。。が延々と続くのであった。
←真面目に頑張る中乗りさん。ホンマしんどかった。
この日釣れる小アジのサイズはまちまちで、小は7cmぐらいの豆アジから、大は23cmぐらいのビックサイズまで釣れた。中乗りさんの腕が良い?ので、仕掛けがもつれることなく最後まで1本の仕掛けしか使わなかった。30分ほどの間に、大小混じって100匹ほど釣れたところで終了とした。まだ30分程の間釣れるが、もう2人共に堪能したということでヤメにした。
桟橋に戻ってもらい、タックルを片付けた後は、小アジを〆る作業を開始した。船のイケスには、短時間であったが、沢山の小アジが泳いでいた。こんな小さな小アジであるが、〆るのと〆ないのでは、食べる時の味が違う。そのことは、今までの経験で分かっている。
まずは、20cm以上の大きいのを〆た。結果15匹であった。後の小アジを〆始めたのであるが、終わりが見えて来ないので、サボって途中でやめて終わりにした。終わった後、船上を綺麗に流して船を後にした。帰りの道も停滞はなく、すんなりと帰って来れた。
帰る道中の車内は、沢山釣れたことで、非常に盛り上がった。釣りを殆どやったことの無い方が、いきなり大漁してしまうと、そりゃ嬉しいと思う。今回は、釣りの楽しさを知ってもらえたという気分である。今後、本当に釣りの世界に足を踏み入れると、喜怒哀楽の将来が待っていることになる。
←翌日、正確に数えたら大小合わせて110匹居た。
帰宅したらすぐに食べれるように料理した。大きい物を酢の物と塩焼きにして食べた。須磨沖で釣れたマアジほど脂は乗っていなかったが、流石に岩屋港の小アジは身に味があって美味しかった。翌日は、朝から小アジのゼイコと腹わたを取り、素揚げにして南蛮漬けを作った。小アジを料理するのに1時間以上掛かった。作った南蛮漬け、たまらない美味しさであった。
一年に一度のファミリーフイッシング。自分から誘うのでは無く、リクエストされるのは嬉しいことで断り切れない。自分が描いた通りの結果に出来れば、その嬉しさも感無量である。釣りは面白い、美味しい魚が食べれる…。別に極めて欲しい訳では無い。何で私がこれだけ必死で続けているのか、釣りの魅力を少しでも知って欲しいだけである。
来来週は、これも一年一度のお楽しみである北海道旅行である。今年は、留萌という町に行ってみることにしている。観光スポットは少ないが、海鮮の美味しい店があり、地元のネタを食べるのも目的である。このところ大型の台風が連発して発生している。行く日に当たらないよう、祈るばかりである。