今年のマアジ釣り4回目である。何年掛かったのか不明であるが、前回で純栄丸のスタンプカードが一杯になり、一回の乗船が無料になることとなった。一回乗船料がいらない…釣り人にとっては、嬉しいサービスである。各釣船によりスタンプカードのサービス内容が違う。スタンプ欄の個数もまちまちなので、サービス内容が違うのも理解出来る。ただ、比較すると個数の割にはサービスの悪い船もある。
←須磨駅から海岸を見ると、誰も居なかった。アナウンスも流れ、今年は海水浴自体禁止で、監視もしてないし、サメ・エイ除けのネットもしていないので、絶対に泳いだりしないでくださいとの事であった。
前日の午後も良く釣れていたので、期待十分の釣行となった。ただ、何時も一緒に行く毛糸先生が一緒に行くことが出来なかったので、久々の電車釣行となった。このところコロナが再発し、兵庫県内でも最大感染者数を更新する日々が続いている。そのためマスクは必須アイテムである。このマスク、何時まで着けなければならないのだろうか…。
この日は、11時に出船とのことで、9:30ぐらいに乗船場に着くように、自宅を9時前に出発した。JR六甲道から須磨まで20分程である。階段を降りて最近買ったキャリーに30Lのクーラーと荷物を乗せて待合所を目指した。海岸の道は、ジョギングの方以外は居らず、すんなりと到着した。乗船順のチケットをもらったところ「4番」であった。丁度朝便の方が帰るところで、知り合いのJ氏が居たので朝便の結果を聞いたところ、良い人で40匹ぐらいということであった。また、ポイントも神戸沖には行かず、須磨沖のみであったと教えてくれた。
待合所の前で待っていると、お客さんが一人、私に声を掛けて来られた。私のこのホームページを見て下さっておられる方で、純栄丸に来るようになったのも、このホームページを見たことがきっかけとのことであった。その際に、私は釣るだけではなく、食べることも意識していて、行く釣船を決めていることをお伝えした。その方も、釣るだけではなく、持ち帰って美味しい魚を釣ることを意識されており、同じ考えで釣りをされていることが理解出来た。
10時頃になって、船に移動するように指示があり、皆さん一斉に移動した。そして乗船が始まった。1,2,3番の方はトモの方に座られたので、私は良く座る右舷ミヨシに座った。この釣座が良いのか悪いのかは、行ってみなければわからない。全員揃い11:05頃に出船となった。この日は、ずっと須磨沖のポイントを流すようであった。5分程で最初のポイントに到着した。
この日のタックルは、磯竿1.5号4.8mにリールは軽量なステファーノ200、道糸PE1号に先糸フロロ4号3m、仕掛けは、自作サビキ5本鈎にアミカゴ30号をセットした。午前便の情報によると、小サバが居ると言っていたので、早めに仕掛けを沈めるため30号を使った。
暫くして投入の合図が出て、皆さん一斉に仕掛けを投入した。しかし、全然アタリが無い。少し場所を移動して2流しめ、暫くしてアタリが出て一匹をゲット。その後も直ぐに投入すると続けて釣れた。この調子が続くのかと期待したが、6匹釣ったところでアタリがピタリと止まってしまった。
すると、今度は高い磯があるポイントを攻めた。一投目はマアジが釣れたが、その後は周りを見ていても根掛りが頻発した。私も2,3回注意していても根掛りした。そんな中、諦めずに攻めていると、何やらマアジでは無いアタリが来た。慎重に上げると釣れたのは黒メバルの良型。嬉しい外道であった。暫く粘ったが、アタリも無くなり移動となった。
それからの3時間、沖のポイントに行ったり、また元のポイントに戻ったり、またまた沖のポイントに行ったりと移動を繰り返すが、ただ単に時間が過ぎるだけであった。無料乗船券を使うと、魚も無料では釣れてくれないのかと思う程、暇な時間が過ぎて行くのであった。しかし、こんなにマアジが釣れなかった数年前は、こんな状況も当たり前のようにあったが、最近は、トップが100匹位釣れることが普通になると、この空白の時間が虚しかった。
そして、時間も過ぎた15時頃、沖のポイントから移動して来た港の近くのポイントで入れ食いが始まるのであった。潮の関係なのかさっき釣っていたポイントであるが、入れたら釣れる状態となった。この日は、大型のサバも交じったので、中乗りさんは玉網を持ってあっちにいったりこっちに行ったりと大変であった。
私も40cm位のサバをゲットしたが、隣の方は45cm位の丸々としたサバを釣られていた。これぐらいの大きさになると、〆サバにするとおいしそうに思えた。(実際〆サバにして食べたら美味しかった)途中、変わった引きだと思っていると、ウマヅラの良型が上がって来た。その後もマアジは釣れ続き、最悪のシナリオからは脱出出来た。
この日は、釣り座が端だったためか、他の方が釣れているタイミングでも、何故かアタリが遠かった。ポイントに入れば、鈎にエサを刺さなくても入れ食いになるのであるが、不思議と食いが悪かった。そして17時に沖上がりとなった。数えるとマアジ51匹。メバル1匹、ウマヅラ1匹という結果になった。
←大きいマアジは、28cmぐらいあった。メバルもアミエビで真ん丸に肥えていた。
この日釣ったマアジは、翌日、同僚にプレゼントした。フライ用に3枚下ろしと、エラとハラワタを取った塩焼き用にしてあげた。夕方、携帯に美味しそうにフライを食べる子供さんの写真を送って来てくれた。我が家も昔は、こんな時代があったなあ…と昔を思い出させてくれた。店に行って美味しい食事をするのもいいが、やっぱり家族で家で美味しい食事が出来ることが、私は理想だと思っている。
5月24日から毎週フイッシングが続いている。それまでコロナで行けなかったので、溜まっていた欲求が爆発しているように思える。今も平日は、毎日毎日在宅勤務が続き、飽きて来てたまには会社に行きたいと思うようになった。そろそろコロナも終わるかなと思っていると、2次感染に入り、当分の間は在宅勤務が続くこととなった。
来週は、今年2回目の広島遠征である。大型のイサギとウマヅラ狙いである。現在、釣れている釣果の写真を見ても、魅力十分である。ウマヅラよ、覚悟しておけよ…。ハンターが5人行くからな。イサギは専門に釣ったことが数回しか無いので、あたって砕けろの精神で挑戦するつもりである。(大人の夏休み)