今年2回目のタコ釣りである。今年は、何処でもマダコが好調に釣れている。ここ10年ぐらいの中では、最高の状況だと思っている。タコ釣りに出ている釣船の釣果を見ると、皆さん沢山釣られており好調であることが良くわかる。何処の乗合船も、この好調を受けて平日でも満船になる船が多い。
釣友の毛糸先生の情報によると、毎年この7月下旬が良く釣れて、タコの身が柔らかく最高の時期だと教えてくれた。タコもお盆を過ぎると身が硬くなるらしい。この二見沖のタコ釣り、去年は釣れなかったが、おととしはビックリする程釣れた。前回の7月5日に大型もゲットしたので、期待を一杯持っての釣行となった。
←この日使ったエギのパターン。緑のエギに豚の背脂を針金でくくり付けた。結構皆さんも同じことをされている。結果、確かに背脂無しより良く釣れた。釣り上げると、タコが背脂を食べていることがわかる。
3:35頃に毛糸先生が迎いに来て下さり出発した。摩耶ICから高速に入り大久保ICに向かった。道中、雨が所々で降っており、高丸ICの手前ぐらいで、恐らくスリップによる事故の直後に遭遇した。車は、路肩で反対向きになっていた。近くに2台の車も止まっていた。我々は、その後、停滞も無くすんなりと大久保ICに到着した。途中、ラ・ムーに立ち寄って、4:20頃に東二見漁港に到着した。近藤丸の駐車場に行くと、車は一台も停まっていなかった。
駐車場でウェアを着て、まずは、釣り座の抽選(3人の)を実施した。その結果、私は今回「1番」を引いた。その後、乗船場まで歩いた。この乗船場には「蚊」が沢山居る。この日は雨なので少ないと思っていたら、意外にも前回来た時より沢山飛んでおり参った。レインウエアを着ているので、刺されることは無いが、肌が露出している手や顔の辺りに止まるのでたまらなかった。
乗船料を支払い暫くすると、船頭の奥さんから釣り座の場所を指示され、左舷ミヨシから3席となった。私は、くじで1番だったので、一番前に座った。この日は南風がそこそこ吹くので、波があることが予想されたが、端に居ればお祭りを避けられるので、端に座ることにした。
皆さん乗船して着席したところで出船となった。船は、二見の人口島の前を通過して、進路を西向きに取った。今までのメインポイントである人口島前のタコツボがぎっしり並ぶポイントには、船が一隻も居なかった。出船前に船頭が、「今時点の状況は本当におかしい、通常の年の盆明けのような状況になった」と言っていた。タコツボの側では、このところ全く釣れなくなってしまったらしい。(これで大漁の夢は消えた)
この釣のタックルは、実にシンプルな物である。竿とリールとエギとオモリである。竿:、アルファタックルのALFA SONIC EGI TAKO 180、リール:tall walk ELAN OCTOPUS、道糸:PE2号、先糸8号、オモリ50号、エギは、黄色と緑を使った。また、緑のエギには豚の背脂をくくり付けた。
この日の最初のポイントは、かなり西の本庄のケーソン沖辺りであった。アナウンスによると、釣れたら大きいのが来るらしい。ひと流し目は誰にも釣れなかったが、2流し目に2kg以上のタコが船中2ハイ釣れた。よし、釣ってやるぞ!と気合を入れても、大きいタコはなかなか釣れない。しかし、釣れない中、中型のタコが2ハイ釣れた。何とかボーズは脱出である。その後は、誰にも釣れない状況となり、ポイント移動となった。
←この日の天気は、予報に反して良くなった。朝と帰りは雨が降ったが、釣りをしている間は、結構晴れ間も見えて暑かった。
周りを見ていると、ポイントが変わっても、釣れるタコは本当に小型ばかり。放流するか、持ち帰るか迷うような大きさのタコばかり掛って来た。この日、言葉に出るのが「放流」と「キープ」。100g程の小型を釣ったら笑いが出る始末。頑張っていると、いつかは1kgぐらいのが釣れるだろうと期待するも、現実は厳しかった。
二見沖周辺を見渡すと、7月5日とは全然違う光景であった。あれだけ居た釣船が、本当に居ないのである。船が居ないとは、タコが釣れないことを意味しているのであった。しかし、時間が許される限り、私は釣り続けるのが真骨頂である。すると、海からご褒美と言える1kgぐらいのが釣れた。諦めない事は、本当に大事なことである。
しかし、その後も大型は釣れる事無く、沖上がりの11時を迎えるまでの間、平均300~500gぐらいのタコ中心に、30ハイ程釣ることが出来た。悪いなりにも、何とかそこそこ釣れたので良かった。帰ってタコの刺身も出来そうである。
←1kgほどのタコは1パイのみ。しかし、何とか数釣れたので、明石焼きやタコ酢に使えそうである。
今年は、全体的にタコが良く釣れているので、何故か二見沖の調子が例年より悪いように思える。このところ、何処へ行っても何か異変が起きており、釣れなかった魚が一杯釣れたり、逆のパターンがあったりと、例年通りではなくなってきている。
これで私にとっての今年のタコ釣りは終わった。前回、自己新記録の大タコを釣ったことが、新たに記憶に残った。来年も2回、タコ釣りに行きたいと思っている。このエギタコ釣りは、簡単に釣れるためか、結構女性の釣り人を見掛ける。この日も数名乗船されていた。しかし、私が好きな餌を刺しての釣りで、余り女性は見掛けない。餌の方が奥が深くて面白いのであるが、一人前になるのに時間が掛かり過ぎるからだと思う。
来週は、須磨沖のマアジ釣りに行くことになった。前回行った際、8月3日からはタチウオで出船すると聞いたので、今年最後のマアジ釣りである。今年は、早い時期から釣れていたが、やっぱり釣って美味しいのは、7月、8月だと思っている。最後に美味しいアジが食べたいので頑張ります。