2020年4月26日 コロナウイルスよ、早く収まって…

新型コロナウイルスの影響について、こんなに拡大するとは夢にも思わなかった。このことは、皆さん同じだと思う。このウイルスとインフルエンザとの違いは、感染すると人の命を奪ってしまう程の恐ろしい力を持っていることである。我々生きている人間にとっては、最大の脅威である。

この影響により会社からの指示で、私も4月初旬から在宅勤務が始まった。私は、コンピュータ関係の社員なので、緊急の対応が自宅から出来るようにするため、元々自宅での設備が整っていた。しかし、通常の企業は、そんな設備の準備が出来ておらず、4月は、自宅からの接続が出来るようにするための依頼が、恐ろしいぐらいあったことをネットで見た。大企業でも十分に在宅が出来る環境に無いのに、中小企業が急に1,2ヶ月で環境を作るのは不可能に近いと思った。

私は、会社でも自宅でも仕事が出来るが、殆どの方は、自宅で仕事は出来ないと思う。そんな中、総理から「不要不急の事以外は、5月6日まで、自宅から8割の方は出ないで…」との緊急事態宣言があった。8割の人が自宅待機してしまうと、世の中が回らなくなり、長期間続くと日本の社会が混乱してしまうと考える。コロナウイルスの流行を断ち切るための最大の策であることは理解出来るが、今の日本においては、非現実的なお願いだと思った。

ここからが本題である。いくら天気が良くても釣りに行くどころか、買い物のため外出するにも気を使う毎日が続いている。平日の昼間は仕事であるが、土日も結局家に居ることになるので、違いと言えば端末を立ち上げているかいないかぐらいである。

在宅を始めた当初は、通勤時間について何とムダな時間だったということが、非常に印象的に感じられた。しかし、逆に家に居る時間が増えたこととなり、何かその時間でやることがあれば良いのであるが、やる事が無ければ、暇な時間が増えただけとなった。初めは、その自由になった時間を利用して、釣具の整理や今後使う仕掛けを作ったりしていたが、やる事が無くなると、暇過ぎて段々とストレスが溜まってきている。

釣りに行きたいことは皆さんと一緒である。ネットで検索していると、釣船も対策を打って営業している船と、指示のあった期間の終了までお休みしている船とある。船釣りは、3密にどこまで当てはまるか?ここからは私の自論である。①キャビンに入るのは密室に当たる。このことは、出船している船は対策を打っているようである。②隣との間隔が1mは空いて居るか?このことは船毎のルールとなるが、普段より間隔を空けるように対策しているようである。③大声も出したりしないか?乗船前にお願いしているようであるが、これはお客さん次第のことだと思う。

私は、飛沫感染を考えると、一番懸念していることは釣り座である。船は船首から風を受けるように操船される。もし、ミヨシ側に感染者が居られたら、トモ側の人に飛沫が伝わる可能性がある。私はタバコが嫌いなので、空いてたらミヨシに座ることが多い。このタバコの煙と感染者の飛沫は、同じ理屈と思えるので行かないことにした。

今のところ、弊社の社員で一人も感染者が出ていない。この病気に感染すると、家族以外の多くの方に迷惑が掛かってしまう。釣りに行きたいという気持ちはメチャメチャあるが、気が緩んで釣りに行って感染したとなると、どんな言い訳も通用しない。政府の外出解禁指示があるまで私は我慢する。

しかし、今の状況から5月6日に解除するとは到底思えない。今まで経験したことのない脅威である。何時まで続くのか?、収束した後の日本の経済はどうなるのか?、自分の会社は倒産しないのだろうか?、今やコロナの問題は、この先の人生を左右することになると私は思う。出来るだけ早く収束してくれることを願うだけである。