2020年1月11日 鳴門の真鯛(福良・正和丸)

朝日

あけましておめでとうございます、今年も宜しくお願いします。

2020年の初釣りも鳴門のビニールサビキでの鯛釣りである。今回も昨年と同じく、淡路島・福良の正和丸に釣行した。昨年から鳴門海峡も明石海峡と同様に、青物が多いためか、真鯛の釣果が良くない状態である。当日の2日前、強い低気圧の通過で、四国では1月の最大瞬間風速を観測するほどであった。そのため、鳴門海峡も大シケとなったため、状況が変わることを期待した。

しかし、前日の状況をネットで調べたところ、鳴門丸の釣果は、何と真鯛はゼロでハマチばかり…。これは、真鯛ボーズ覚悟の釣りになるなあ…と思った。そのため、当日持って行くクーラーについて、21Lにしようかと思ったが、予約してくれた青物男に失礼だと思い、30Lのクーラーを持って行った。

真鯛が不調ということで、平目と真鯛にしようかと調整したが、釣れていなくても、この日は、鯛サビキを一日通すことになった。朝5時前に、もうすぐ私の家に到着すると連絡があり、荷物を持ってマンションを出ると車が到着していた。荷物を積込みすぐに出発。摩耶インターから阪神高速に乗り、明石海峡大橋を渡って淡路島の三原インターで降り、国道を走り福良に到着した。コンビニで食糧を買い込み出船場である福良港に到着した。

この日のメンバーは、毛糸先生、青物男、DAISUKEさんと私の4名であった。事前に車中でくじ引きをして乗船順を決めていた。私は最後となる4番であった。この日は乗合のため6人乗船で、船頭は、我々4人の釣り座を優先にさせてくれた。くじで1番の毛糸先生から好きな場所に座った。結果、右舷ミヨシに青物男、トモに毛糸先生、左舷ミヨシに私、トモにDAISUKEさんとなった。他の2人は、ご夫婦のお客さんで、中央の釣り座となった。

鳴門大橋

←乗船前に船頭さんが、全釣座に鯛サビキ用の仕掛けが、絡み合わないようにする箱を置いてくれていた。船が用意してくれない場合は、持参する必要がある。鯛サビキの場合、この箱が無いと仕掛けが絡んでしまい、本当に釣りにならない。

この日のタックルは、オモリが50号か60号ということで、竿:剣崎30-270MT、リール:ステファーノ200、道糸:ソルティガセンサー1号、先糸フロロ4号4m、仕掛けは、鳴門用自作サビキの8本鈎、オモリ:50号を使った。サビキのビニールの色は、まず白とピンクを交互に付けてみた。

予定通り7時出船、正和丸は20分ほど走り、鳴門海峡の西側のポイントに到着した。探検丸が使えるので道中の水深を見ていると、最深部は120m以上深い所があった。エンジンがスローになったところで投入の合図を待った。探検丸を見ていると、狙うポイントは、駆け上がりであった。暫くして投入の合図が出た。合図に遅れることなく仕掛けを投入した。オモリが着底したらすぐにチョロ巻を開始、10mほど巻いてアタリが無ければまた底まで降ろして巻き上げるを繰り返した。

ひと流し目、すぐに青物男が何かを掛けた。上がって来たのはセイゴ、そして次に右舷トモの毛糸先生が本命の真鯛を釣った。この日は、流し方を見ていると、朝はミヨシが潮先になっていた。そして、3流し目に青物男が良型の真鯛をヒットさせた。直後、チョロ巻していた私の竿にアタリが来た。底から数メートル巻き上げているのに、穂先が海中に入って行き、力強い引きが伝わって来た。

ザザザザ…と緩めにしていたドラグが効いて、リールから糸が引き出された。巻き上げに入ると真鯛独特の顔を振る仕草が伝わって来た。しかもその振りが大きいと言うことは、魚体が大きいことを意味する。今年初の魚である。絶対にバラしたくない。流石に真鯛で今年一匹目となると緊張して、心臓がドキドキしていた。あと20m…10m、そして幹糸まで来たところで糸を手で手繰った。水面に姿を現したのは、良型のオスの真鯛であった。船頭の差し出す玉網にすんなり収まりホッとした。

掛った鈎を外そうと真鯛の口を見ると、ピンクのビニールに食い付いたことが分かった。この日は、船頭が白のビニールが良いと言っていたが、一匹目はピンクに来た。エアー抜きでエアーを抜き、赤のバンドを尾びれの根本に装着してイケスに入れた。

その2流し後、またまたアタリが出た。今度は重みが穂先に乗った後、コンコンコン…とアタリが続いた後、穂先が海中に突き刺さった。真鯛の典型的なパターンであった。この魚も結構大きいようで、巻き上げ途中にリールから糸を引き出して行った。上がって来たのは良型のメスの真鯛で、綺麗な体形であった。

このポイントでは、他に2回アタリがあったのであるが、一回は巻き上げ途中に鈎まで食わずと、鈎が乗ってから10mぐらい巻き上げ途中でのバラシがあった。これらのバラシは、ビニール真鯛釣りでの情事である。出来るだけ鈎まで食わして取り込む確率を上げるのが腕となる。

その後、船頭は鳴門海峡の東側のポイントに移動した。探検丸を見ていると、結構魚影が出ていて青物男と私に真鯛がヒットした。両方取り込むことが出来て私は3匹取り込むことが出来た。このポイントも後が続かず大橋側のポイントに移動した。このポイントで2回アタリがあったが、掛らずと一回は途中バラシ。何故か60号のオモリが竿に適合しないのか、60号を使うとバラシが頻発した。

その後、船は大橋を越えて北側のポイントに移動した。丸山の沖ぐらいであった。こちらのポイントに移動してから不思議と潮先となるトモのメンバーにハマチがヒットするようになった。また、真鯛もポロポロと釣れたが、小型が多かった。

そして船頭は、最後のポイントに移動した。この最後のポイントで良い潮があると言うことで期待していた。時刻も15時を回っていた。仕掛けを下ろし巻き上げを繰り返すがアタリが来ない。暫くして青物男が中型の真鯛をヒットさせ取り込んだ。私にはアタリが来ない。最後にご夫婦の旦那さんがハマチと真鯛を釣り上げたところで沖上がりとなった。時刻は既に16時になっていた。

釣果

結果、私は真鯛を3匹であった。ただ、3匹とも型が良かったので、初釣りとしては、満足な結果に終わった。青物男は、竿頭で8匹釣った。我々4人は、全員ボーズにはならず、まずまずの初釣りとなった。

←赤のバンドが私の真鯛、黄色は青物男の真鯛。ミヨシの釣り座では、不思議とハマチは釣れなかった。

この日の状況を振り返ると、やはり真鯛の食いが渋い一日であった。食いが渋いと言うよりも、魚探を見ていると、魚探には真鯛ではなく、メバルが映っているように見えた。帰りに船頭から教えてもらったのであるが、ビニールサビキは、10,11月の方が良く釣れるらしい。私は、鳴門丸で12月から出船すると聞いていたので、それより早い時期は、釣れないと思っていた。

そのことから、帰りの車中、今年は、11月に一回釣行しようかということになった。その他、明石や若狭のアコウ、香住の剣先イカ、鳴門のメバル…など、今年の予定を確認した。本当に良く釣れる釣船の予約は、1年前からしないと、取れない状況になってきた。その日の状況は、実際にその日を迎えなければわからないが、納得出来る釣りをしようと思えば、リスクを背負って予約しておくしかない。

2020年、今年はオリンピックイヤーである。1回目のオリンピックの時は、2歳だったので何の記憶も無い。どんなオリンピックになるのか楽しみである。ええ加減な外国と違い、日本人は緻密な準備を確実にするので、素晴らしい大会になるだろう。ただ、オリンピックでなくても人の多い東京である。人の移動手段、それだけが気になる。

昨年、自己新記録を出した広島・晴光丸のウマヅラを釣りに、来週釣行する予定である。それ以外、既に8月と11月の予約は済ませている。その後は、毎年恒例であるが5月頃まで暫く冬眠するかもしれません。更新してなくても、このHPは連絡しない限りクローズはしませんので…。今年も宜しくお願いします。