2019年11月16日 西田釣船の鬼アジと真鯛③

絡み取り箱

10月26日の釣行では。鬼アジ船中2匹…、真鯛も殆ど釣れなかった。ちょっと悲しい釣果であった。西田さんの話によると、初夏にメジロの群れが明石海峡に入って来て、それから真鯛が釣れなくなったらしい。今年は、何処に行っても青物は好調で、別に型を問わないなら、何処に行っても釣れているように思える。初めはメジロ中心であったが、現在は、メジロは殆ど釣れずハマチクラスが殆どである。

←この日の天候は、◎であったが…。

一週間前に状況を確認したところ、青物が鯛のポイントにも居て、先に食ってくる状況が続いているということであった。前回、鬼アジのポイントでも、食ってくるのはハマチばかりであった。通常、ハマチが居ない場所でも、今年はハマチが居付いてしまっているような状況になっている。

今回の釣行においては、鬼アジ、鯛の胴突きの餌釣り、ブリの餌(活けイカ)釣り、鯛の一つテンヤを予定していた。しかし、前日にブリの餌であるイカが用意出来ないということで、3種類の釣りとなった。前日にメンバには、そのことを伝えた。

西田さんに前日電話した際に、垂水漁港の駐車場について、関係者に聞いたところ、今はまだ5時開門しているということであった。そのため、垂水漁港を5:30に出船することとなった。当日、青物男に4:20に迎いに来て頂き出発、途中でコンビニに立ち寄った後、垂水漁港の駐車場を目指した。この日は、高速が乗り放題ということで高速に乗って若宮で降りて国道を走り、5時頃に駐車場に到着した。

駐車場に入った後、とりあえず乗船場所に車を横着けして荷物を下ろした後、駐車場に置いてもらった。もう一人のメンバ珍テスターも揃ったところで、船が来るまでの間にクジ引きで釣り座を決めた。この日のメンバは、毛糸先生、青物男、DAISUKE氏と珍テスターと私の5人で、結果、右舷トモに青物男、ミヨシに珍テスター、左舷トモに私、中にDAISUKE氏、ミヨシに毛糸先生となった。

5:30頃に西田さんが桟橋に到着し、皆さん荷物を積み込んで準備出来たところで出船した。朝イチは、鬼アジ狙いということで、素早く準備した。20分程でポイントに到着し、西田さんは、念入りに魚探を見て魚影を確認していた。しかし、この日も良い映りが出てない…とぼやいていた。釣れなくてもよいので、準備が終わった方は、仕掛けを下ろしてみた。

この日のタックルは、竿:真鯛50-360Y、リール:SEABORG 200J、道糸:ソルティガセンサー2号、仕掛けは、ハリス4号の土佐カブラ胴突き5本鈎仕掛け、オモリは船頭の指示で60号を使った。この日の朝イチは、潮が緩かったが、それでも初めから根掛りが頻発する状況にあった。

ただ、鬼アジが食ってくる棚は、低いことが多い。根掛りを恐れて余り上の方で持っていると釣れない。釣る気があれば、根掛り覚悟で底まで降ろして誘うしかない。釣れる時は、根掛りする前にアタリが出て釣れるのであるが、釣れない時は根掛りのオンパレードとなる。

私もひと流し目から高い漁礁に来た時、注意はしていたが根掛りしてしまった。糸を巻けるだけ巻いて仕掛けを切ると、何か魚の反応が伝わって来た。慎重に巻き上げるも途中からハマチの引きが伝わって来た。上がって来たのは、やはりハマチであった。

ウンザリしていると次の流し、毛糸先生にらしきアタリがあり、上がって来たのはやはり鬼アジ!何で私にはハマチなのか…と思いつつ、鬼アジが上がったので真剣に鬼アジを狙い続けた。しかし、結局鬼アジは、この一匹に終わってしまった。

暫くして、仕掛けをエビ餌の真鯛狙いに変更するよう、船頭は指示を出した。皆さん従って仕掛けを餌釣り仕掛けに変更した。次のポイントは、瀬戸の鯛狙いのポイントであった。魚探を見て船頭は、映ってないなあてんとグチを漏らした。仕掛けを入れるとアタりがあれば、ハマチしか上がって来なかった。

どうしようもないので、予定していた時間よりも早く、餌釣り本命のポイントに移動した。良い潮の時間より早い時に来たので、ポイントでの魚の映りは無かった。ちょっと深場でやってみよか…ということで、仕掛けを下ろすと青物男に結構良型の真鯛がヒット。結果的にこの真鯛が一番大きかった。周りを見渡すと、鯛の網船が居り、この網のために鯛が捕られたのか、逃げたのか釣れない理由が分かった。

釣果

普通に釣っていても釣れないので、この時点でビシマ糸の手釣りで鯛カブラに仕掛けを変えた。魚探の水深を頼りに、10号のカブラで鯛を狙った。しかし、釣れるのはガシラや磯ベラが多かった。そして暫くすると結構強い引きが伝わって来た。水面が近づいてくると青物独特の引きでハマチが上がって来た。その後、アタリがあって合わせたところ鈎に乗った。上がって来たのは、専門のウマヅラで35cmぐらいあった。

←この日は、狙っていないのにウマヅラが釣れた。小鯛鈎の9号を飲み込んでいた。どんな餌の食い方だったのだろうか。

このポイントで、その後DAISUKEさんが中型の真鯛を上げたが、食わなくなったので、最後の一つテンヤのポイントに移動した。到着した時は、大潮のためか、潮が飛ぶように流れていた。しかし、このテンヤやカブラで鯛がくってくるのは、潮が速い間だけである。まずは、ちょっと浅い場所からスタートとなった。

開始直後は、潮が速くて魚のアタリが多かった。本当に型の小さい20~25cmぐらいの真鯛が頻繁に当たって来た。潮が速いため、船頭の操船では、ヒシマの底取りが厳しい状況が続いた。それでも上手く底が取れたタイミングで食って来たアタリは逃さず、小鯛を釣ることが出来た。

潮が少し緩くなってくると、アタリが少なくなり、ポイントを移動してみるも、食いが良くなることはなかった。この釣りで入れ食いになるかと思っていたが、予定はことごとく崩壊してしまうのであった。本当に今年の西田釣船の釣行は、予約した日に釣れないことが多かった。先週は良く釣れた…ということばかり聞いているような状況であった。

時刻も13時となり、そろそろ終わろうかと船頭の一言で沖上がりとなった。鬼アジ…本当に少ないようであるが、釣れる日には、そこそこ釣れているようである。釣れる日に当たっていないというのが、現実だと思う。あと一回、予約しているので、その日に釣れることを祈るばかりである。

釣果

←この日の結果、鬼アジは一匹、ハマチは狙う気であれば、一人2桁は確実であるが、持ち帰りたいとも思わない。

真鯛も8匹釣れたが、殆どミニサイズである。今年は、明石海峡の真鯛は、イマイチであったと思う。何より青物が異常に多い年であった。そのためか、アオリイカも釣れなかった。今年、私は青物に悩まされた。毎度釣行する度に、青物が釣れるのであった。これも地球温暖化の影響なのか?来年も同じような状況であれば、今後は、今年のパターンが標準となるかも知れない。

次回も12月に、西田釣船に行く予定である。その時は、何をメインに狙うことになるのか…怖い気がする。12月に鳴門のビニール鯛の釣行が決まった。前回、由良で買ったビニールを切って、釣ってみることを予定している。何処も青物が多いので、本当に鯛を沢山釣ってみたい。