2019年10月5日 西田釣船のメジロと真鯛①

フェリー

前回の釣行から1.5ヶ月が経過した。その間は、釣りに行くには暑過ぎる日が続いていたので、釣行する気も起らなかった。ネットで検索していると、釣れているのはタチウオぐらいであった。そしてアオリイカがスタートとなった。状況を確認していると、トップで10杯程の日が多かった。そして時間が経つにつれて、釣果が右肩下がりになってきた。押入れからエギを出してきたが、今年も使うことなく片付けることにした。

釣船の釣果を見ていると、10月1日からの乗船料値上げのお知らせが目立っていた。私が直面した釣船の料金としては、須磨から明石辺りの釣船は、全国的に見て料金は安い方だと思っている。また、関西の釣船は、サービス面で関東より遅れていたが、最近見習ったのか、段々と良くなってきている船が多くなってきた。これは良いことだと思う。

今年の明石海峡は、青物が非常に多い年である。須磨のマアジ釣りに行って、今年ほどツバスに苦しめられたことは今まで無かった。最近は、小アジ餌やルアーでハマチ・メジロクラスが良く釣れている。この時期に西田釣船に釣行する時は、真鯛を本命にして、サブでメジロ・ブリを狙うようにしているのであるが、今年はちょっと様子が違う。

今回の釣行も、真鯛メインという予定であったが、現在は真鯛の食いが悪く、鬼アジとイサギと真鯛狙いをメインに、メジロを狙うことになった。おまけとして、今年は珍しくウマヅラが多いということで、最後に狙ってみることとなった。2日前の最終確認も、状況が変わることが無かったので、予定通りの狙いとなった。

毎年、この時期の出船は、日の出も遅くなっているし、ポイントまで近いということで垂水港を5時頃ということになっている。当日、氷を買うためMK氏に3:50に迎いに来て頂き出発、途中で氷を購入して垂水漁港の駐車場を目指した。早朝なので高速には乗らなかったが、道中空いていて4:40に到着した。暫くすると開門待ちで並んでいた我々の車の後ろに青物男の車が到着して合流となった。ここでくじびきを実施して釣り座を決めた。左舷ミヨシに青物男、トモにMK氏、右舷ミヨシにDAISUKEさん、トモに私となった。

4:50頃に開門の後、とりあえず乗船場所に車を横着けして荷物を下ろした後、駐車場に置いてもらった。乗船する桟橋前に荷物を固めて西田さんを待っていると、5:10頃に到着した。釣座は、決まっているので荷物を積込みすぐに出船となった。最初のポイントは近いので、素早く準備した。15分程でポイントに到着し、西田さんは、念入りに魚探を見て流すラインを考えていた。

この日のタックルは、竿:真鯛50-360Y、リール:SEABORG 200J、道糸:ソルティガセンサー2号、仕掛けは、ハリス4号の土佐カブラ胴突き7本鈎仕掛け、オモリは船頭の指示で80号を使った。この日の朝イチは、潮が速いため重いオモリが必要な状況であった。

ひと流し目は、誰にもアタリが出なかった。2流し目、私にファーストヒット。ゴンゴンゴン…ズルズルズル…とドラグが効いて糸が引き出された。初めの一匹目は、想定はしていたもののメジロであった。ハリス4号なので、無茶も出来ず弱るのを待って釣り上げた。朝イチからメジロの引きは、流石におっさんには応えた。

次の流し、またまた私にヒット!しかし、次も掛ったのはメジロ…。朝に2回連続してメジロの引きは、本当にしんどかった。流石にミニ缶ビールを飲んだ。その後も釣れるのはメジロばかりであった。メジロ専門に小アジ餌で釣る準備もしてきていたが、小アジで狙うことなく沢山釣れてしまった。

西田さんも流石に困って、別のポイントに移動した。そのポイントに移動しても、私の仕掛けに掛って来るのは、やはりメジロであった。うんざりしていると、隣のMK氏にもヒット、メジロではなさそうである。上がって来たのは、狙いの鬼アジであった。西田さんが言っていた「浜値で5,000円以上するマアジ」であった。

その後は、流石に気合が入って釣り続けるも、何故か私の仕掛けにはメジロばかり…、暫くすると青物男にも鬼アジがヒットしていた。その後は段々と潮が緩くなって、何も食わなくなった。そのため船は岩屋沖のポイントに移動してみたが、何も釣れなかった。

船頭の提案で、活けエビ餌の真鯛狙いにチェンジすることになった。このポイントでも、ひと流し目は何も当たらなかったが、二流し目、私にヒット…真鯛が来ることを期待していたが、またまたまたまたまたメジロ。もう嫌になってきたが、他のメンバには真鯛も釣れた。よし、今度は真鯛を釣るぞ…と思い続けるが、私には「メジロ」しか釣れなかった。

このポイントも釣れなくなり最後の移動となった。ここで潮が緩くなったらウマヅラ狙いを予定していた。潮が動いている間は、エビ餌での真鯛狙いを続けたのであるが、全く誰にも真鯛は釣れなかった。そして潮が緩んで来たのか、私の竿にアタリが出た。コンコンと弱々しいアタリが来たので、タイミングを見計らって合わせると何やら掛った。上がって来たのは30cmオーバーのウマヅラであった。

このタイミングで真鯛からウマヅラにタックルをチェンジした。準備が整い仕掛けを下ろすも、このポイントは潮流が複雑で、同じポイントを流すことは難しい状況であった。それでもウマヅラが居る場所に仕掛けが入ると、独特のアタリが出て、合わせると鈎に乗って来るのであった。まだ、誰にも荒らされていないためか、結構ウマヅラにしては大きなアタリが出て、良型ばかり釣れた。

暫くすると、潮が速くなり全くアタリも無くなった12:30に沖上がりとなった。私の釣果は、メジロ10匹程とウマヅラ4匹(全て30cm程あった)他のメンバは、鬼アジと真鯛も釣っていた。この日は、メジロに振り回された一日であった。西田さんの話によると、メジロが回って来て真鯛が釣れなくなったらしい。魚探を見ていても、真鯛らしき映りが出ていなかった。

橋脚

←小潮の日でも、明石海峡の流れは速い。ケーソンを見るとその速さが良くわかる。

この日は、メジロとの格闘で、本当に本当に疲れてしまった。ハリスが4号なので、強引に巻き上げれないため、竿を持ってあしらわなければならなかった。そのため、全身の筋肉を使った結果、船を降りる頃には、クタクタになっていた。次の日は、今までにない筋肉痛に襲われた。メジロ釣りは当分やりたくないと思った。

帰宅して直ぐにウマヅラの刺身を食べた。明石海峡のウマヅラの刺身は本当に久しぶりであった。季節的にキモは小さかったが、身は本当に味があって美味しかった。メジロは、思ったよりもまだ脂が乗っておらず、イマイチの感じであった。

来週は、広島のウマヅラの予定であるが、今回も台風19号の進路予想から中止になった。これで広島遠征が2回連続中止となってしまった。今年は、少し小振りであるが、良く釣れているという情報を入手している。11月も予定しており、その際は、釣りまくっやるという予定である。

須磨周辺の釣船は、10月21日でアオリイカを終了するとの書き込みが出ていた。私の予想であるが、来年は、過去のように復活すると思っている。来年は、そこそこ釣れることを期待している。