2019年7月25日 支笏湖・洞爺湖とすすきののマーメイド

すすきの駅

今年で29年目…いつまで続くのか…今年も1年に1回の大イベント「すすきの旅行」に行ってきた。今年は1月30日にSKYの発売があった。今年は、対象の期間が7月31日までに伸びていた。昔から7,8月に行ってみたかったが、この夏休みの時期は、安い航空券が無かっただけに、7月後半に行くことにした。そして、行きが7月25日、帰りが27日の便が予約出来た。航空費も往復で15,800円で購入出来た。

←出発前の掲示板。札幌に行くという実感が沸いてて来る。

自宅を7:20に出発してJRで三宮まで行き、ポートライナーに乗り換えて、空港には8時頃に到着した。朝の混雑が一服した時間で閑散としていた。キャッシュカードで搭乗券を発券した後、時間があったので屋上から出発する飛行機を見た。滑走路を見ると「神戸空港マリンエアー」と書かれた防波堤が前に見える。何処に行く飛行機かわからないが、2機の飛行機が飛んで行くところを見た。

夏であり仕事でもないので、荷物は替えの下着と寒さ対策の服ぐらいであった。カメラも別に一眼で撮るような予定は無かったためデジカメである。そのため手提げバッグ1つが手荷物であった。手荷物検査場を通った後、出発する6番搭乗口近くの椅子に座って搭乗を待った。

そして、8:30にアナウンスがあり、窓際座席が初めに呼ばれ搭乗した。この便は、前日確認したところ、満席になってた。搭乗途中にCAが「本日この便は満席となっております…」とのアナウンスがあり満席が分かった。8:45に予定通りピットを離れて離陸した。この日は、純栄丸はお休みなので、船の確認はしなかった。

この日は前線の影響で、道中北に行くほど雲が多い予報になっていた。飛行機は日本海側に出て、途中佐渡島上空を通過して、千歳空港を目指した。そして予定通りの10:35に千歳空港に着陸した。飛行機から出ると、ちょっと冷っとしていた。これで北海道に来た実感を感じた。

手荷物を預けていないので、そのまま到着口を出て地下のJRの乗り場に向かった。切符売り場で、KITAKAに2,000円チャージして改札を通った。ホームに降りると、11:00発の快速エアポートが止まっており乗車した。そして35分程で札幌に到着した。今回の宿泊は、東横イン札幌南であり、札幌駅から徒歩5分ぐらいの場所であった。

まだ時刻が早かったのでチェックインは出来なかったが、荷物を預けて一つ目の予定である「回転寿司」を食べに行った。地下鉄東西線の西の終着である「宮の森」まで行き、駅近くにある「なごやか亭・発寒店」に行った。この日は平日なので、ほぼ満席であったが待っている客は居らず、私はすぐに席に通された。

ウニなど

さて、何から食べようか…メニューは、昨年と変わっていなかったが、当日のメニューがいくつかある。札幌の回転寿司では、生のサバを目玉にしている店が目立つ。美味しいことはわかっているが、旅行に来たのに、もしも食あたりしたら怖いので食べなかった。今回、この店で失敗したのが「うに」であった。北海道では、バフンウニとムラサキウニが獲れる。食べるとしたら、バフンウニの方が高価だが美味しい。この日、出て来たのはムラサキウニであった。(昨年は、バフンウニであった)

←このウニはムラサキウニ、バフンウニが食べたかった。(バフンウニは、下の刺身の写真に写っている黄色いウニ)

寿司を食べに来たと言っても昼食である。1皿2個なので自分としては、6,7皿しか食べない。ウニ、本マグロの赤身、真イカの山ワサビ、ボタンエビ、ヒラメ、活けホタテと、サッポロクラシックを2杯飲んで終了。料金は、3,800円程であった。(良いネタは、そこまで安くないが大きい)

やはり札幌の回転寿司は、神戸の回転寿司と比べてもかなりハイレベルである。ネタが新鮮な事は当たり前であるが、ネタの大きさがかなり大きい。ただ、北海道の企業が経営する回転寿司は、ススキノには存在せず、ちょっと郊外に点在する。ススキノにも回転寿司はあるが、皆さんの知っている都市型チェーン店であり、クオリティーと値段を比較すると、行く気にもならないレベルである。もし、札幌に行って寿司が食べたいなら、事前に調べて行かれてはと思う。「なごやか亭」「はなまる」「トッピー」「トリトン」「まつりや」など…。

昼食を済ませてススキノまで戻った。理由は、夕食の刺身をすすきの市場の松尾鮮魚店に依頼していたからだ。15時に取りに行くと約束していた。大通り駅で降りた後、ススキノに向かって地上を歩いていると、何と松尾鮮魚店の主人が、配達しているところに出くわした。主人は私に気づいて、まだ刺身の準備は出来ていないとの発言があった。私も、そんなに早く取りに行く気は無かったので、そこそこの時間に取りに行きますと言った。

その後、暇な時間はパチンコである。狸小路、すすきの周辺にあったパチンコ店は、ことごとく無くなってしまった。すすきのに一軒「HAPPY」というパチンコ店が残っている。時間潰しなので1円パチンコをしたのであるが、何故か良く当たって4,000円ほど儲かってしまった。時刻も15:20になったので、松尾鮮魚店に行った。

刺身

私が店を訪れると、店主だけが待っていてくれた。刺身の代金を払い、自宅に薄塩の紅鮭を2本送ってもらった。先日の地震の事を聞くと、停電で冷凍庫の商品がダメになったと言っていた。その後は、札幌駅近くのホテルまで歩いて帰ったが、建物の損傷は見受けられなかった。

←ホテルに戻り、刺身を確認すると、北海道に来て食べたかった、最上級の刺身が用意されていた。ウニも当然バフンウニの国産である。(購入価格3,500円、空港価格5,000円)マグロも国産の赤身で昼の寿司のネタより断然美味しかった。ボタンエビは、水槽の活けエビで、頭の内臓も美味しかった。(最終日に食べた寿司屋のボタンエビと、水槽の活け物のエビは別物と言える程の味の違いがあった:1本650円したが納得のレベルである)ヒラメも寿司屋で食べた物より、鮮度の違いを感じた。

一日目のイベントは、今回もソ〇プに行くことであった。事前に数日前から店を決めて、その日出勤する娘を決めていた。今となっては、インターネットで事前に何でも確認することが出来る。ススキノのソ〇プも、殆どの店が1週間前から出勤の予定を公開している。今回は、M店のH嬢を指名することが出来た。

今回29年目と冒頭に書いたが、実際には1990年からなので、30年目になる。ただ、阪神大震災の時は、流石に行けなかったので、29年目である。その30年前に初めて遊びに行った店が「英国屋」であった。何年か前に無くなってしまったが、値段の割にサービスが良く、札幌に行った際は、毎回その店に遊びに行っていた。

初めて行った時、たまたまその当時の看板娘に当り、ソ〇プ遊びの技をその娘に教えてもらった。そして約30年経つが、今回のコンパニオンのテクが、昔のテクを思い起させる程の上手さであった。色々と話をして聞いたところ、かつては高級店で働いていたらしい。だから高度なテクを使える方であったのだと思った。ススキノに来て良かった…と思う時間を過ごすことが出来た。(2万円程でこれだけのレベルは、全国でススキノしか無いと思う)

店を出た後、翌日は出発が早いので、すすきの市場西端のおにぎり屋でおにぎりを買ってホテルに戻った。そのおにぎりと刺身で頂く夕食は、札幌の最高の食事である。店でこれを食べたら、2万円では済まないと思う。札幌では、良い食材を使う店はそれなりに高い。旅行の情報誌に掲載されている激安の店には、行かない事をお薦めしたい。(安くて美味しい店は、ススキノでは無く郊外に多い)

■2日目 支笏湖と洞爺湖を巡るツアーへ

バスご案内

2日目は、予定していた支笏湖と洞爺湖を巡るバスツアーに参加した。ここ2年、北海道に来たら中央バスの日帰りツアーに参加していた。値段の割に納得出来る色んなツアーを企画しており、空いて居れば簡単に参加出来る。一昨年は積丹・神威岬、昨年は美瑛と富良野、そして今年は支笏湖と洞爺湖を巡るツアーに参加することにした。事前に予約して参加出来るので、一週間ほど前に予約を入れていた。その際、この日の満席になる最後の参加者であった。(人気があるコース)

8:35出発なので、余裕を見て8時頃にバスターミナルに行き受付を済ませた。その後は時間があったので、JR札幌駅の売店に行って、飲み物と釣り新聞を買った。北海道の釣りの情報は、この釣り新聞で調べるようにしている。道内の状況がこの新聞で把握出来る。表紙には「カラフトマス」が掲載されていた。私は、何処でどんな仕掛けで釣るのかさっぱりわからなかったが、新聞を読んで理解出来た。

8:30頃にツアーの呼び出しがあり、添乗員の後を着いてバスに乗った。座席は指定席になっている。私は窓際で、横の3席はおばちゃん3人仲間であった。バスは定刻に出発、豊平川に沿って南に下り支笏湖を目指した。このツアーは、多言語対応というサービスで、各座席にヘッドフォンが用意されており、チャンネルで日本語、中国語、韓国語、英語のアナウンスが流れるようになっていた。この日の参加者は、中国人と韓国人が多かった。

バスは、1時間程で支笏湖に到着した。この日は、雨は降っていないものの雲が厚かった。午後からは雨の予報になっていた。支笏湖では、透明度がウリになっているので、バスを降りてグラスボートに乗りに行った。湖畔から湖を見ると、雲が低いところまでたち込めていた。私が受付した後、同行のお客さんも受付して出航となった。

グラスボート

←グラスボートから見える湖の魚たち。この湖では、ヒメマス(チップ)が有名で、湖畔の店で刺身や塩焼きが1,300円から1,500円ぐらいで提供されていた。写真に沢山写っているのは、エゾウグイである。グラスボートの窓の横に、魚の写真と名前が書いてあった。詳しく観察してみると、湖底付近にヒメマスや虹マスが泳いでいた。

出航した桟橋は、水深3m程であった。餌付けされているのか、沢山の魚が窓から見えた。この湖は、北海道にありながら、水深が深く不凍の湖ということであった。最深部は水深300m以上あるらしい。グラスボートが紹介する場所で、水の色が急に濃くなる場所があり、ここは、5mぐらいから100m以上水深の違いがあるとアナウンスされていた。甲板に出ると、札幌とは違って凄く寒い。船員はジャンパーを着ているが我々はシャツ一枚である。早く港に戻らないかと思うぐらいの寒さであった。

グラスボートを降りた後、湖畔の売店をチェックしてみた。その結果、釣って来たヒメマスを水槽に入れて、刺身や塩焼きにできますよ…と書いている店が数件あった。刺身は1,300円ぐらいであった。25cm程のヒメマスにしては、ちょっと高いと思った。他に特に観光する場所も無く、バスはすぐに洞爺湖に向かった。

途中、トイレ休憩も兼ねているのだと思うが「きのこ王国」に立ち寄るスケジュールになっていた。ここは、本当に観光客相手のドライブインのような施設であった。近くで色んなキノコを栽培しているのであろう。そのキノコの汁を一番の売り物にしていた。中国人の方が沢山色々と食していた。

スワンボート

キノコ王国から更に50分ぐらい走ったところで、まずは昭和新山と有珠山が見えて来た、そして次に洞爺湖が見えて来た。湖に沿って走って行くと、温泉街の大きなホテルが見えて来た。バスは、その一つのホテル・万世閣に到着した。このツアーでは、ここで昼食を取る予定になっていた。降車後、広々としたホテルの宴会場に通され、用意されていた昼食を食べた。中央バスのツアーは、最高の食事では無いが、値段の割には良い食事が付いていると思う。

←洞爺湖の湖畔にも、貸ボートが沢山あった。ちょっとビックリしたのは、支笏湖は、殆どがペタルボートであったが、ここでは殆どの船に船外機が着いていた。それなりに料金も高額であった。前に見える島は、4島からなる中島である。

食事が終わり移動の時刻まで自由行動となった。何となくホテルは昼なので誰も居ない。湖畔と街を散策してみたが、本当に人気の無い街であった。夏休みなのでもっと賑わっていると思っていたが、本当に閑散としていた。

昭和新山

集合時刻となり皆さんバスに乗車。次は昭和新山と有珠山の観光である。有珠山の上までロープウェイで移動して観光する。ここのロープウェイも大型の機材で、一度に100人ぐらい乗ることが出来る。函館や札幌と同じレベルであった。

←これが「昭和新山」である。所々から未だに煙が出ていた。

ホテルを出て10分程でロープウェイの麓の駅前に到着した。洞爺湖周辺に観光客は居なかったが、この場所には、沢山の観光客が集結していた。目の前には昭和新山がある。すぐにロープウェイに乗るため、乗車券を受け取った後、駅の改札に並んだ。本来は15分間隔であるが、観光客が来ると時刻は関係無しにピストン運転していた。ロープウェイに乗り込み山頂駅を目指した。途中、昭和新山と洞爺湖が綺麗に見えた。

5分程で山頂駅に到着し、すぐに展望台から写真を写した。その後、有珠山の火口を見に行った。山頂駅から徒歩10分程の所に展望台があり、そこから火口が見える。結構遠くになるが、デッカイ火口を見ることが出来た。

有珠山火口

←有珠山の火口である。最近、突如噴火して、事故を起こした火山があるので、本当に安全とは言えない。

有珠山を観光した後、麓に降りると、そこには「クマ牧場」があった。私は、クマに興味は無いので入園しなかったが、観光のセットになっているような施設で、沢山の方が入園されていた。私は、自由時間に土産物屋を見て回った。その中で「オモロイ!」と思って買ったのがTシャツである。そのTシャツは、売れないのか何故か値引きされていた。前面に「すすきの・夜の帝王」と書かれた物であり、文言が気に入った。

Tシャツを買った後、集合まで時間があったし、喉が渇いたので、売店でビールを買って飲んだ。店員さんは中国人の若い女の子で、ビールを受け取り私がベンチで飲んでいると、野球帽みたいな形の入れ物にスナック菓子を入れて、わざわざ持って来てくれた。勝手な思い込みであるが、中国の方はサービスと言うか、日本流のおもてなしの意識が欠けていると思っていたが、今回は、そうではない対応にビックリした。

サイロ展望台

集合時刻となり皆さんバスに戻って来た。丁度その頃から雨が降り出した。あと一箇所、洞爺湖を見渡す展望台に行くスケジュールとなっていた。バスは20分程でサイロ展望台に到着したのであるが、結構強い雨が降っていた。晴れて見通しが良い時は、本当に綺麗な景色であるが、雨で何にも見えなかった。これでこの日の観光は全て終わった。

←何も見えない展望台…。観光の最後て良かった。

バスは途中、中山峠で休憩した後、国道を走って札幌に向かった。その道中、有名な定山渓の温泉街を通過したのであるが、凄い立派なホテルが沢山立ち並んでいる光景には驚きであった。札幌の安いツアーの宿泊は、この周辺にあるホテルが多い。札幌から鉄道で行くことが出来ないので、宿泊しようとは思わない。バスは、途中の停留所でお客を降ろしながら、終点の札幌バスターミナルに到着した。

地下街を通ってホテルに戻ったのであるが、沢山の浴衣の方が歩いていた。ホテルのフロントで今日のイベントを聞いたところ、豊平川の花火大会が開催されることを知った。この花火大会があるので、すすきの周辺の東横インが、6ヶ月前から満室になったことが、この時にやっと判明した。今後は、この日を外すようにしようと思った。

さっぽろジンギスカン

この日の夜は、何も予定は無かったが、折角札幌まで来ているのだから、地元の店に何か食べに行くことにした。ただ、金曜日の夜なので有名な店は一杯になる。そうだ、この日は花火大会だから、その時間帯は街に誰もいなくなるのでは…という読みが閃いた。結果、久々にジンギスカンに行ってみることにした。

←ススキノに行ったら良く行く「さっぽろジンギスカン」である。古びた建物の2階にあるのだが、一階は「まつ田釣具店」と看板に書かれている。この日は豊平川の花火大会だったので、花火の時刻に食べに行ったら、やはり空いていて、15分程でカウンタに通された。

29年の間、色々と情報を元にジンギスカンを食べに行ったが、最終的にこの店に落ち着いている。有名な「ダルマ」は、本店も支店も長蛇の列が出来ていた。昔、ダルマに食べに行ったこともあるが、感動するほど美味しいとは思わなかった。そもそもジンギスカン鍋は、牛肉ではなく羊の肉である。美味しい店の羊の肉は、殆ど羊肉独特の臭いがしない良質の肉を使っている。国産と思っていたが、確認したところ、意外にも輸入した物であることを知った。

ジンギスカン鍋

←さっぽろジンギスカンのジンギスカン鍋である。火力は炭火である。羊の肉なのであっさりしていて、結構沢山食べれてしまう。鍋のてっぺんに脂を置いてくれ、その下に肉と野菜を置いて焼く。最後は、お湯の入ったポットが前に置かれ、タレの入った器にお湯を注いでスープとして頂くのが暗黙のルールとなっている。

今まで何回も書いたが、ジンギスカンと関西の焼肉の味を比較すると、恐らく皆さん焼肉の方が美味しいという結論になると思う。しかし、何故ここまでジンギスカンが、有名で愛し続けられてかということを考えて欲しい。ジンギスカンは、北海道の郷土料理であり、その味と雰囲気を楽しめるからであると私は思っている。

私が一番最初にジンギスカンを食べに行った時の感想は「二度と来たく無い」であったが、郷土料理と思うと、羊の肉にしては美味しい食べ方だなあ…という意識に変わり、それ以降は食べに行くようになった。皆さんも食べたことが無いのであれば、一度はご経験してみてはと思う。

この日は花火大会なので、沢山の人がすすきのに集結し、店が混雑して指名しても短時間しか隣に付いてくれないことが予想出来た。そのため、入店せずにニュークラブの入っているビルを散策してみた。すると、人気があり強い店は、最近新築した新しいビルに引っ越していた。

29年間遊びに行った結果、沢山のビルの名前と店の場所を覚えてしまった。その情報源であるが、昔はネットなど無いから情報誌が頼りであった。今回も、コンビニで何時も購入する情報誌「ナイツ」と「ヘブン」を購入したところ、今月号で廃刊することが分かった。私が知る限りであるが、最初に入手した情報誌は「すすきのタウン情報(通称:スキタン)と「すすきのパラダイス(通称:スキパラ)」であった。一部は、記念に自宅に保存してある。

情報誌の今昔

左2冊がこの度廃刊になった情報誌、右が昔の情報誌。特にスキタン、スキパラにはお世話になった。情報誌には、店の場所が詳細に書かれたススキノ界隈の地図が付いていた。初めは、その地図を頼りに店に行ったことを覚えている。今、昔の情報誌を開いてみると、女性のファッション、髪型、化粧等が、その時代を思い出させてくれた。懐かしさを感じる一冊となっている。

私は、ネットも見るが情報誌も買って読んでいた。理由は、画面より紙面の方が目的のページを開き易いのと、一度に見れる範囲が広いからである。家のパソコンで見ることはあるが、スマホの小さい画面でなんて、私は見たいとは思わない。しかし、時代は雑誌を無くしてしまう程、利用者はスマホで見るようになったことが分かる。

一通り街を散策した後、雨が降って来たので地下街を歩いてホテルに戻った。昔は、大通りとすすきのの間しか地下街は無かったが、2011年に札幌駅と大通りの間が完成した。悲運なことになるが、確か開通式が3月12日に予定されていた。しかし、前日に東日本大震災が起こったため、式典は無くなったと聞いた。この日は、ツアーに疲れて、シャワーを浴びた後は、すぐに寝てしまった。

3日目の予定は、昼に回転寿司に行って寿司を食べて帰ることだけである。後は、札幌駅近くの釣具店「アメリカ屋」に行って、関西には無い釣具で関西でも使えそうなグッズを探すことであった。ホテルをチェックアウトした後、まずは釣具店に行ってみた。釣り新聞でマスかサケが釣れ出したことは知っていた。その餌を地元の方が買いに来ており、「XXが売り切れている」という会話が聞こえた。何処でも人気のある商品は、すぐに売れ切れるのは同じだなあと思った。私は、若狭のアコウ釣りに使う、エサ(小アジ)釣り用のサビキを探すと、チカ釣りのコーナーで見つけて購入した。

その後は、寿司屋に11:30着を予定していたので、駅前のパチンコ屋で時間潰しをした。それが中途半端に当たって、儲かりはしないのに時間だけが過ぎて行った。終わった後、急いで寿司屋にいったが、12時ぐらいになってしまった。店は大繁盛状態であったが、別に予定も無いので順番待ちすることにした。そして30分ぐらい待ち、席に通された。

ここ(トリトン)では、大きいボタンエビが一番の売りである。まずは、その一品とウニを注文した。すると暫くして2品手渡された。ここのウニは、バフンウニであった。一日目は同じ価格なのにムラサキウニであった。やはりバフンウニの方が美味しかった。大きいボタンエビであるが、すすきの市場で買った「活け物」を食べた後なので、そんなに感動は無かった。他に数種類食べたが、一日目の「なごやか亭」より「トリトン」の方がネタが良かった。

回転寿司を食べた後、札幌駅まで戻って大丸の地下にある食料品売り場に行き、持ち帰るアスパラの太い物が無いか見に行った。しかし、時期が過ぎており、そんなに太い物は無かった。やはり太い物は、5月~6月でなければ無いようであった。アスパラは、空港で探すことにした。

帰りのご案内

時刻も13時を過ぎており、16時の飛行機に乗るため、13:30頃の快速エアポートで札幌を後にした。空港に到着し、持って帰る土産を売っている店の場所を確認した後、ラーメン屋が密集した「ラーメン道場」の人気店を見に行った。すると一番人気であったのは、今回も「えびそば一幻」であった。私も一昨年、札幌の本店で食べたが、感動するほど美味しいとは思わなかった。

←帰りの出発案内は、もう帰るのかと悲しさを感じる。

その後、フードコートでビールを飲んで一服した。搭乗時刻も近づいて来たので、雪印パーラーで「アイスクリーム」と会社用の土産である「じゃがボックル」を、農産物の店で「アスパラ」を一袋買った。アスパラは、美味しかったが2,000円もした。やっぱり土産は空港で買う物では無いと思った。

16:05に千歳空港をテイクオフ、神戸空港を目指した。この3日間、涼しいと思ったのは支笏湖だけで、その他の場所は、北海道に来た気がするような気温ではなくて暑かった。7月の札幌は、神戸と変わらないような感じがした。来年行くなら6月に行くことにする。

台風の雲

←帰りの飛行機から撮った写真である。富山の辺りから南側を写した。恐らく天気図からすると大きい雲は台風の雲だと思う。

飛行機は、定刻通りに神戸空港に着陸した。機外に出ると、やはり北海道には無い湿気と暑さを感じた。これで今回の旅行も終わってしまった。来年は、本物の30周年となる。来年は、出来ることなら知床半島に行ってみたいと思っている。それで北海道への旅行は終了するつもりである。

北海道は、もっと沢山観光地があるが、面積が広いだけに、観光の目的を複数予定すると、移動ばかりになってしまう。また、札幌、函館、旭川のような都市以外に行くと、殆ど人気が無く寂しい街ばかりである。都会人は、寂しい街には慣れていないので、時間を持て余してしまうのである。その点札幌は、何回行っても楽しい街である。それが「すすきののススメ」である。