2019年6月9日 純栄丸のマアジ②

前日の6月8日は、播磨町の高砂屋にマダコ釣りの予定であった。天気予報が最悪のため、事前に中止になると思っていたのであるが、時間をずらして出船するとの連絡があった。ネットで調べたところ、東二見のタコ釣りで有名な釣船は、全て悪天候のため出船中止になっていた。本当に出船出来るのだろうか?出れたとしても最悪の状況ではないだろうか…と思いながら、5時に迎いに来て頂き出発した。

高砂屋

乗船場となる播磨町まで国道を走った。須磨から塩屋にかけては海の側を通る。海を見ると風はかなり強いが、この時点では、白波は立っていなかった。しかし、西舞子辺りでは、かなりの白波が立っていた。誘って頂いたMさんに「こりゃ中止になりますよ…」と言ってしまうほどの状況であった。そして港に到着、車を降りると強風が吹いていた。

←港でも強風が…、絶対に出船しないと確信していた。

私は、この状況で沖に出ることを拒否したいと思った。6時に船頭が来て、風の強さと方向から海を確認してくる…と確認に行った。10分程して戻って来て、この日は中止にすることが決まった。我々は神戸から、他のお客さんは、堺の方から来ている方も居られた。以前に他の乗合船でもあったことであるが、サービス業なのだから、このように乗船場まで来てもらった日は、交通費相当の割引券でも出すべきではないかと思った。(気配りのある釣船は、実行しておられる)

帰りの車中、翌日の9日に釣果が不安定ではあるが、食べて美味しい須磨のマアジ釣りに行くことになった。前回は43匹に終わったが、それ以上の釣果を期待しての釣行であった。帰りの道中、須磨のエサ光で、オリジナルの「がまかつ製マアジ用サビキ」を購入するために立ち寄った。

店に入ると、目の前に沢山の特製サビキが吊るされていた。それだけ良く売れていることと、昨年から販売されていたことを知っているのであるが、昨年売れなかったので、早く売り切ってしまいたいのではないかと思った。このサビキは、市販の中では一番良く釣れると思う。マアジ釣りは、使うサビキで釣果に差が出ると言っても過言では無い。ハリスは、1.5号の方が良く釣れるが、細いだけに良く傷んで切れる。替え鈎が販売されていないだけに、消耗も激しい。

9日は、午後便を予約したので集合時刻は12:00である。釣り座は先着順なので、早めに行って座席の調達をするため朝9:00に出発した。乗船場で時間を潰すには長すぎるので、一旦乗船場まで行ってチケットを受け取り、暇潰しのためヒカリに立ち寄った。その後、11時前に乗船場の駐車場に入った。乗船を待っている他のお客さんで、このホームページを見てくれている方と、会話をしながら朝便の帰りを待った。

しかし、11:30を回っているのに船が帰って来ない。皆さん会話の中で、釣れてないから残業か、最後に良く釣れて帰れないのでは…との勝手な憶測が飛び交っていた。船が定時に帰ってこないのだから、私もその2つのどちらかだと思った。

12時前、やっと船が帰って来た。暫く待っていると朝便のお客が待合場所に戻って来られた。午後便のお客が早速朝便の方に状況を確認した。すると「朝1時間ぐらいは良く釣れたが、それ以降は本当にポロポロで、帰りにバタバタと釣れた」とのことであった。最後に釣れたため、帰れなかったことが分かった。

色んな会話の中で、トップで20匹台ぐらいという内容が聞こえた。このマアジ釣りは、朝便と昼便の両方釣れる日は少ない。ということは、朝便が悪かったので、昼便釣れることを期待した。

船上の清掃が終わり、午後便の乗船が始まった。我々は8,9番目であった。丁度、右舷のミヨシが空いて居たのでそこに座った。隣には、久々に再会した釣友のT氏が来ておられた。12:20頃に出船、神戸沖を目指した。そして20分程で到着し、すぐに釣り開始となった。

一投目、釣れ上がったのはツバスとサバであった。同行のM氏がマアジを掛けたが水面でバラした。その後、何箇所か場所を変えて攻めてみるもアタリ無し。空港の岸壁に段々と近くなって来たなあ…と思っていたポイントで急に釣れ出した。バタバタと釣れたものの、持続性が無く20分程で全く釣れなくなってしまった。この時点で7匹であった。

その後、ポイントを色々と移動してみるが、何の反応もなく時間だけが過ぎて行った。ポイントを替わる度に、数匹釣れるだけの状態が続いた。私も1匹釣れた直後に再投入するも、2匹目がすぐに釣れることは無いような状況が最後まで続いた。そして17時頃、沖上がりとなった。結果、22匹であった。それでもこの日の竿頭であった。

酢の物と塩焼き 帰宅して夕食のおかずに、酢の物と塩焼きを作って食べた。前回、刺身は何か脂が乗り過ぎていたので、酢の物にしてみた。すると刺身で食べるより美味しいと思った。塩焼きは、いつも本当に美味しく超絶品だと思った。しかし、22匹は悲しい釣果である。釣れる日は釣れるので、次回に期待したい。

15日(土)は、仕事が入っている。その代休で、平日に再チャレンジする予定である。ただ、この船も人気があるので、平日と言っても空いているとは限らない。何より沢山釣りたければ「釣れる日」に行かなければ釣れない。今の状況を見ていると「運」しかないようである。