2018年3月25日 盛和丸のメバルとカサゴ②

朝日

このところ天気もいいし気温も上がって来たので、釣りに行こうかという気が出て来た。先週、今年初めてのメバル釣りに釣行して、まずまずの結果が出た。ただ先週は大潮で、カサゴを狙う時間が無かった。我が家では、メバルよりカサゴの方が人気が高い。理由は、煮付けで食べると、メバルよりカサゴの方が美味しいからである。カサゴは小潮回りの日が、狙う時間が長いし良く釣れる。今週は潮小さいので、2週連続となるがカサゴ狙いで釣行することにした。

←朝日…風が無く、もやがかかっていた。

水曜日に盛和丸に電話して、週末の空状況を確認した。その結果、土曜日は満席、日曜は空席があるとのことで日曜に釣行することにした。船頭に聞いたところ、この日はメバルとカサゴ両方狙うとのことであった。メバルの仕掛けについて確認したところ、餌でもサビキでも好きな釣り方が出来るようであった。私は、前回と同様に自分で作ったサビキで狙うことにした。

先週、本当にこんなサビキでメバルが釣れるのか?と思っていたが、釣れてしまったから自信がついた。今回は、前回作ったサビキにちょっと工夫をプラスした。自作だから強い糸で作るので、切られる心配も少ない。

いつものように朝4時に起床、準備を済ませて5:20頃に自宅を出発、JRで六甲道から須磨まで乗車した。先週(土曜日)の一番電車は沢山の人が乗車していたが、この日は意外に人が少なかった。昔と一番違うのが、中国人の乗客が多いことである。電車の中であちこちから中国語が聞こえて来た。

須磨駅から乗船場に向かって歩いた。乗船場に到着すると全員集まってないためか、皆さん乗船されずに待っていた。暫くすると残りのお客と長野船頭が到着して全員揃った。グループで来られているお客が何組かあり、一人となると、オオトモの後ろ向きかド真ん中しか無かった。オオトモはスパンカがあるので、ド真ん中を選択した。

釣り座が決まり準備を開始した。この日のタックルは、深場を狙うためオモリ30号を使う対応が必要で、少し硬めの竿を使った。竿:ダイワ・瀬戸内メバルSPECIAL、リール:ジリオンPE、道糸:PE1号、仕掛けは自作サビキ7本鈎、オモリは30号を使った。この船は、探検丸が使えるのでセッティングした。

メバル

←この日船中一匹目のメバルを釣った。先週も船中1匹目を釣った。潮先でも無いのに不思議であった。

この日の一つ目のポイントは、垂水沖とも淡路沖とも言えないような沖合のポイントで、水深は60mぐらいあった。他の乗合船もこの辺りで釣っていた。探検丸を見ていると、磯の上にそこそこ良い映りが出ていた。船頭は流すラインを決め、「やって下さい」とアナウンスを出した。ひと流し目は、少しラインがズレたのか、誰にも釣れなかった。2流し目、磯に近づいた所で私にヒット、一匹目なので慎重に巻き上げた。上がって来たのは尺近い良型のメバルであった。

船は、次の流しから同じラインを流してくれた。この時が丁度潮も良いタイミングだったのだろう、船中あちこちでメバルが上がっていた。私も3匹連続で釣ることが出来た。このポイントでは小型は居らず、釣れれば尺近い良型ばかりであった。初めは魚影も高くまで映っていたが、時間が経つにつれて低くなり、最後には映らなくなった。船は、次に淡路島寄りのポイントに移動した。

探検丸

←探検丸を見ていると、底の地形が分かるので、根掛りを避ける釣り方が出来るし、魚影が底からどのぐらいかよくわかる。

5分ほど走って淡路沖のポイントに到着、魚探でメバルの映りを確認していたのであるが、探検丸を見ていると、「これは釣れそうだ…」というような映りは出なかった。釣れそうに無いこともわかってしまうことが、探検丸のちょっと悲しいとこである。ちょっと何か映っているなというポイントを流してみるも、殆ど何も釣れていなかった。しかし、このポイントでは、シラサエビで釣っていた人にのみメバルが良く掛った。しかも一番下の鈎に掛ることが多かった。

そのポイントで、私の隣のお客さんが何と35cmのメバルを釣り上げた。水面に出た魚体を見て、ビックリするぐらいの大きさであった。私は、このポイントで1匹だけメバルを追加することが出来た。11時を過ぎ潮が緩んで来たところで、カサゴ狙いにチェンジするようにアナウンスが出て、タックルをチェンジした。

カサゴ狙いのタックルは、竿:がまかつ・タチウオテンヤ2.7m、リール:シマノ・ForceMaster400DH、道糸:PE2号、仕掛けは自作2本鈎、オモリは40号を使った。スタート直後は、まだ流れが速く根掛りが多発したため、本命ポイントの近くを狙ったが、やはり殆ど釣れなかった。

暫くすると潮が緩くなってきたため、本命のポイントを攻めた。流石本命ポイントは、良くアタリがあり釣れた。急に浅くなり、その後急に深くなるようなポイントであった。船中皆さんカサゴを快調に釣っておられたが、水深が深いため、お祭りも多発していた。私もド真ん中の釣り座のため、何回かお祭りして時間をロスした。

釣果

13時を過ぎる頃から潮が段々と強くなり、根掛りも多発するようになったため、13:15に沖上がりとなった。結果、メバル4匹、チャリコ1匹、ガシラ16匹に終わった。メバルは良型、カサゴもこの日狙ったポイントでは良型が多かった。私の感想であるが、季節も変わり今後のメバルは、シラサエビの餌釣りに変わってくると思われる。この日、サビキへの反応は厳しかった。カサゴは、潮の緩い日に釣行すれば、今後も釣れ続くと思う。

この日の夕食は、メバルの刺身とカサゴの煮付けであった。メバルは、煮付けにすると身が柔らかく余り好きではないが、カサゴは身がしっかりしていて大好きである。嫁さんも「煮付けはやっぱりカサゴが美味しいね」と言っていた。私も同感である。しかし、釣るのが難しいためか、人気はメバルにある。メバルが本当に美味しいのは5月後半からであるが、その頃に釣りに出る船は少ない。

駅前

須磨の海岸も昔と変わった。私が子供の頃は、駅のすぐ近くから海岸線があったが、埋め立ててだいぶ遠くになった。昔は、投げ釣りでいやなぐらい釣れたテンコチはどうなったのだろうか…、キスも結構釣れた思い出がある。時を振り返ると40年ぐらい前のことである。しかし、その頃からある鍵型の防波堤は今も残っている。

次回は、鳴門海峡のメバルを予定している。鳴門海峡では、良型のメバルが良く釣れている。ただ、オモリが最大50号…どんな竿を持って行くのか考えてしまう。この日の探検丸には、真鯛と思われる魚影が結構見受けられた。真鯛の疑似餌狙いも始まるのではないかと思われる。