2017年7月22日 仙正丸のキスマッチ予選

須磨駅前

昨年は、盆休みに余りにも暇過ぎるので参加したところ、予選を勝ち抜けて、決勝で3位を獲得することが出来た。私は繊細な釣りが好きな方である。昨年、結構面白かったので、今年も参加することにした。キス釣りを深く研究しようとは思わないが、釣行する限りは、沢山釣るためのノウハウを自分なりに考えて実践している。それが当たれば、勝ち抜けることとは別に、自分しか知らない技となる。昨年の経験から、今年は仕掛けや天秤を工夫してみた。さて結果はいかに…。

←須磨の海水浴場は大盛況!

仙正丸のホームページを見ていると、18日時点で「キスマッチあと2人空き」との記載があった。このところ、純栄丸でマアジが大漁続きである。3回釣行して100匹以上が2回あった。冷凍庫には、西田釣船で釣った真鯛と純栄丸で釣ったマアジの干し物で一杯になっていた。そのため、今週は仙正丸のキスマッチに行くことに決めて予約した。すると私が最後の1名で満船になった。

予約の際、集合時間は13:45とのことであったため、13:30頃に須磨に到着するように出発した。快速で約20分程で須磨駅に到着、南側の階段を降りて乗船場に向かった。この日は、土曜日のためかたくさんの海水浴客が居た。今年、いつもと違うと思ったのが「警察の警備の強化」である。JRの改札を出ると何人か立っていた。階段を下りたところにも何人か立っていた。また、去年あったシャワーが無くなっていた。

乗船場に到着する寸前に、午前のタコ釣り便が帰って来たのが見えた。仙正丸の手前の耕栄丸は、お客が釣った鯛を絞めていた。鯛ラバで釣ったと思うのであるが、結構釣れていた。仙正丸のタコの結果は聞かなかったが、このところはトップ2桁ぐらいである。

13:45頃、全員揃ったところで抽選となった。私は「7番」であった。この番号なら、どこか端に座れると思った。抽選が終わり乗船が始まった。私が乗船した時、既にトモに人が入っていたのでミヨシに座ることにした。左側が空いて居たのでそこに座った。そして、すぐに準備を始めた。

この日のタックルは、竿:がま船タチウオテンヤ270、リール:ステファーノ200、道糸:PE1号、30号の天秤に自作キス仕掛け3本鈎である。竿はこの一年間、専用の物を買おうかと思ったが、キス竿として売られている物は、関東のキス竿で、スピニングリールを付けて、船から投げて釣る釣法の竿である。各社から発売されている「ライトゲームロッド」が船のキス釣りには良いのかもしれないが、納得出来なかったので結局買わなかった。

14時頃出船、ポイントを目指す。ポイントは本当に須磨沖であった。10分ほど走ったところでエンジンがスローになった。船を静止させるとすぐに「やって下さい」とのアナウンスが流れ釣り開始となった。キスマッチは4時間なので、船頭は「18:10で納竿とします」とのアナウンスも出した。

水深は25m程であった。オモリを着底させて仕掛けが馴染んだところで、穂先を上下にトントントンと振り、オモリで海底を叩く。そして、スッとオモリを持ち上げてアタリを待った。ひと流し目、開始早々私にアタリが…一匹目は難なく釣れた。そしてそして、連続してキスがヒットした。実は、今回「鈎」を最新の製品にしてみた。がまかつの「競技キスSP」という製品であった。初めは良かったのであるが、次第にこの鈎は、船のキス釣りには合って無いことが分かってくるのであった。

船の昇り方を見ていると、トモが潮先であることが分かった。つまりミヨシは一番潮後となる。しかし、隣の方にはポロポロと釣れ続いていた。底取りをしていると、この日は中潮の最後で潮が結構速く流れていることが感じられた。余り引きずると良く無いことが分かり、タタキよりも棚取り重視に釣り方を変更した。

その釣り方が自分にとっては良かったのか、段々とペースが上がって来た。ただ…「鈎」が原因で、アタリがあるのに掛らない、掛っても途中バラシが続出した。今回使った鈎は、一番大きい8号を選択したが、私が過去に使っていた鈎より結構小さいと思えた。2時間経過した時、中間発表がありトップは30匹、その時私は12匹であった。

餌は青イソメのため、餌を装着すると鈎が小さいと感じた。4時間中の3時間は、この鈎で通したのであるが、最後の1時間は、大きめの別の鈎に変更した。その結果、大きい鈎の方が不思議とアタリがはっきり出て、確実に鈎掛りするようになった。ここで私は、今日の失敗を確信した。もう二度とこの鈎は使わない…と言っても船では合わないだけで、おそらく投げ釣りには良い鈎なのだろう。

大きい鈎に変更後、その大きい鈎でも飲み込まれることが多発した。帰りに船頭が言っていたが、小さい鈎は、掛りも悪く、良く抜けると言っていた。そして18:10に沖上がりとなった。トップは大トモの方で50匹、私は前半、釣れなかったので32匹に終わった。予選を勝ち抜くことは出来なかった。

決勝に出るためには、予選を勝ち抜かなくてはならない。予選は、あと3回あるようであるが、キスを釣って帰っても誰も喜んでくれなかった。マアジは凄い人気で、友人から「くれくれコール」が続いている。またチャレンジするか、今後の状況で考えることにする。

25日は有給が取れたので、タコ釣りに行くことになった。新規購入したタコ用の竿とリールを使うことが出来る。初めてのタコオンリーの釣りである。ちょっと体力が心配であるが、頑張ってたくさん冷凍出来るようにしたい。