ゴールデンウイークに2回釣りに行く予定を立てていた。5月1日の帰りに、何時空いて居るか聞いたところ、6日しか空が無いということであった。天気予報が雨になっていたので、皆さん避けていたのであろう。雨でも風が吹かないことを期待して予約を入れた。
5月1日以降、毎日各釣船の釣果を検索していたが、日によって全体的に良く釣れている日と、かなり厳しい日があった。また、各釣船により、釣果のバラツキも見られた。1日に行って感じたことは、船が固まっているポイントであっても、流すラインが少しでもズレていたら釣れないことである。船頭が出船前に言っていたのであるが、「このところ段々と釣れる範囲が狭くなって来た」という言葉そのものといった感じがした。
6日、いつものように朝4時に起床、準備を済ませて5:20頃に自宅を出発、JRで六甲道から須磨まで乗車した。この日、何故か座席は一杯、私が乗車した車両には、中国人の若者が沢山乗車していた。兵庫駅で彼らが降車したので、そこから座れた。須磨駅に到着し、私が南西側の階段を下りると、長野船長が車で待っていてくれた。荷物を積んですぐに出発、数分で乗船場に到着した。そして、右舷ミヨシに座るよう指示された。
私が乗船して準備に取り掛かったところで船は出船した。この日のタックルは、いつもと同じく竿:ダイワOLEGA剛徹3-53、リール:SEABORG 150S、道糸:ソルティガセンサー2号、先糸フロロ6号4m、仕掛けは、幹糸5号、ハリス3号で自作疑似餌の7本鈎、オモリ:50号を使った。
まず船が向かったのは松帆のケーソン近くであった。既に数隻の釣船が流していた。潮の流れはかなり速いが、水深はそんなに深く無かった。到着して釣りを開始した頃に、他の船が2匹ほど釣れるところを見たが、我々の船は誰も釣れなかった。その後はウロウロと色んなポイントを確認していたが、良い映りが出ず、舞子寄りのポイントに移動して行った。
ポイントに到着すると、船頭は魚探の映りを確認しながら攻めるポイントを選択していた。我々の船が到着した時は、そんなに船の数は多く無かったが、暫くするとあちこちから船が集まり、大きな船団を作っていた。初めは潮が速かったが、時間が経つにつれて緩くなって来た。そろそろ釣れそうな状況になったところで、超大型船が明石海峡を通過するため、航路を開けて下さいとのアナウンスで、保安庁の船が近寄って来た。これが2回もあったので、かなりチャンスをロスしたとこになる。
←本当に大きなクレーンであった。この台船には舵がないので、進行方向がブレることもあるので広く開けて下さいとのアナウンス、わかるがこっちのことも考えて欲しいものだ。
大型船が通過した頃から、このポイントの時合となった。しかし、船全体を見ても誰も釣れない状況にあった。探検丸を見ていると、前回と同様に映りはある程度出ているが、何故か釣れない。そして潮が反対になり、少し流れ出したところで、隣の方にまずまずの真鯛がヒットして船中第1匹目となった。しかし、このポイントで釣れたのは、この1匹にとどまった。(左舷後ろは見えていないので不明)
時合は終わってしまい、潮も速くなったところで船は別のポイントに移動した。そのポイントでは、駆け上がりを狙っていたのであるが、左舷の方に何匹か釣れたが、盛り上がることも無かった。ああ…何で今日はアタリが無いのだろうか?それでも気を抜く事無く釣り続けた。この日は、ここという場所がなかったためか、後半は釣船が固まる光景は見られなかった。
そして時刻も13時近くとなり、最後のポイントに移動した。潮の流れは速かったが、他のポイントで良い映りが無かったので移動するしかなぃうな状況であった。探検丸を見ていると、潮が速いが水深が浅くなるてっぺんの上に魚影が出ていた。そのポイントを流すこと数回目に私ともう一人に同時ヒット。アタリからして30cmクラスと感じ取れたが10mくらい巻き上げたところでピンと穂先が跳ね上がり、痛恨のバラシ…。この日一回しか無かったチャンスを逃してしまった。
その後も何回か流したが、誰にも釣れることは無く、13:30頃に沖上がりとなった。結果、真鯛ボーズ、ガシラ5匹とメバル2匹であった。今後は、真鯛とキスとかタコというようなリレー釣りになるだろうと船頭が言っていた。私は広島にアコウを釣りに行く予定である。広島なら釣れる確率がかなり高い。楽しみにしている。