2016年12月29日 鳴門の真鯛③

鳴門橋

遂に今年も釣り納めの日が来た。今年は、鳴門の鯛釣りに決めて2ヶ月ぐらい前に予約を入れた。このところ、12月の釣りは、広島のウマヅラか、鳴門丸にビニールサビキの鯛釣りに決めている。過去の年末の釣果を振り返ってみると、釣れたり釣れなかったりと安定していない。自然が相手なので、その日を迎えなければ、状況はわからない。

←出船直後の鳴門海峡大橋、この時は穏やかであった。

直前に良く釣れていたら乗合は満船になってしまうため、納得出来る釣りがしたかったら、リスクを積んでも仕立てで行くことになる。この日の状況は、先週は良く釣れていたが、直前の4日間は出船していないので、出てみなければわからないということであった。

前々日の27日の夜、神戸では台風並みの強風が吹いていた。その風も前日には収まり、この日の朝は、風も無く穏やかであった。出船が7時前ということで、朝5時前に毛糸先生が迎えに来て下さり出発。約1時間程で亀浦漁港に到着した。この日は天候も良いためか、駐車場は一杯になっていた。そのため、少し奥の駐車場に駐車した。

この日、青物男も参加することになっていたが、直前に病欠の連絡があり、K氏と3人の仕立て船となった。K氏は既に到着しており、3人で鳴門丸に乗り込んだ。すぐにチキラーズくじで釣り座を決めて準備に掛った。左舷ミヨシに私、トモに毛糸先生、右舷ミヨシにK氏が座った。6:50頃に出船、まずは港を出てすぐの鳴門海峡大橋西端のポイントに到着し、すぐに釣り開始となった。

カブラ

←私も探検丸を買ってしまった。逐次、棚を教えてくれない船では、強力な助っ人となる。

この日のタックルは、竿:がま船真鯛ハイパースペック360、リール:ForceMaster400、道糸:PE2号、仕掛けは自作8本鈎仕掛を使った。枝針が多いので、船べりにはマグネットシートが必須アイテムとなる。出来るだけ長い物が使い易い。オモリは、40号という指示に従った。

鈎には10cm程のビニールの疑似餌を刺す。このビニールは、船頭さんから支給される。風があるとすぐに飛んでしまうので、もらう時は、バケツに海水を張って行き、もらった疑似餌を水の中に入れる。何色か違った色の物があり、状況により2色ぐらいの疑似餌を支給してくれる。その日のアタリ色が分かるまでは、2色交互に着けることをオススメする。

初めのポイントも、期待したがアタリ無し…、そして次に向かったのは橋の南側の島の側であった。そのポイントには、結構たくさんの釣船が集結していた。投入直後、潮先となる船頭にファーストヒット、上がって来たのは35cm程の真鯛であった。次にK氏もヒット、白の疑似餌に来たということであった。その次は毛糸先生にヒット、慎重に上げると真鯛のダブルであった。その直後、やっと私にもアタリが来た。手巻きで巻いていると、穂先に重みが乗ったと思ったら、すぐに穂先が海中に引き込まれた。ドラグは緩めていたので、ザザッと出た直後、竿がピンと跳ね上がり鈎掛りせずに終わった。

その後も、このポイントで2回アタリが出たが、鈎まで食い込むアタリが出ずに終わった。このチャンスに釣らなかったのは私だけであった。その後、橋の南側のポイントを点々と探ったが、アタリも無い状況が続いた。昼前には橋の北側のポイントに移動した。そして港の側のポイントで、毛糸先生が良型のダブルを釣った。かなり浅い棚で食ったと言っておられた。

このポイントも、この一回だけしか釣れなかった。そして西のポイントに移動して、私はミニ1匹とマアジの30cmほどを1匹釣ったが、納竿の14:30までアタリは出なかった。この釣りは、本当に当たりハズレの差が激しく、釣れる日は本当に簡単に釣れるのであるが、釣れない日は何もないという両極端な釣りである。

港に帰って隣の船のお客に状況を聞くと、やはり朝の時合だけで、後は何も釣れなかったと言っていた。今回は、状況の悪い日に当たってしまったというのが結果である。今年の締めくくりは最低の釣りで終わった。しかし、くじけずに来年もこの時期に釣行することにしている。

2016年もこれで終わった。何かと良い釣りが出来て思い出もたくさん出来た。来年は、広島のアコウとウマヅラに重点を置いて釣行を計画することにしている。来年も釣行したら出来るだけ早く情報発信しますので、気が向いたらご覧下さい。

来年も宜しくお願いします。                        2016年12月31日 齋藤 宏之