2016年11月23日 鳴門の真鯛①

鳴門橋

2年前、鳴門丸にビニールサビキの鯛釣りに行った時、釣れなかったらカブラの鯛釣りをするということで、カワハギ竿と道糸PE1号のリールを用意してくるように連絡があった。その日は、確かにビニールサビキでは釣果が振るわず、11時頃からカブラの鯛釣りをした。私はサビキで殆ど釣れず、カブラで2桁釣ることが出来た。この釣りは海エビが無かったら出来ないので、11月中に行こうということで、1ヶ月ほど前に23日の予約を入れた。

←仕立ての鳴門丸、船頭は爺さん

この日の天気予報は、1週間ぐらい前から二転三転した。そして前日の予報では「曇りで北寄りの風が5m」であった。朝5時前に毛糸先生が迎えに来て下さり出発。この日参加されたK氏と待ち合わせをした淡路南パーキングエリアを目指した。自宅を出る時から風があるなあと感じていたが、明石海峡大橋を渡る際、車が風で振られるぐらいの強さであった。1時間程で淡路南パーキングエリアに到着してK氏と落ち合った。ここでも風か結構吹いていた。

すぐに出発して鳴門海峡大橋を渡り亀浦漁港を目指した。まだ外は暗くて波の状態は見えなかったが、大橋の電光掲示板によると、風速は7mであった。以前中止になった際は13mであったので、出船は出来ると思った。今回は仕立てでの釣行であったので、場所取りのために早く行く必要がなかった。そのため6時ぐらいに到着したのであるが、流石に駐車場は一杯になっていた。駐車禁止の看板の前しか空いておらず、船頭に確認してみたところ問題ないということでそこに止めた。

もう一人のメンバO段氏は既に到着しており、これで4人揃った。すぐにチキラーズくじで釣り座を決めて乗船した。左舷ミヨシに私、トモにK氏、右舷ミヨシに毛糸先生、トモにO段氏が座った。6:30頃、漁港に居た釣船が一斉に出船となった。この日は北東の風がかなり強く、港を出ると正面から波を受ける状態であった。船頭は低速で東に走り、大橋をくぐって南東側のポイントに走った。

カブラ

←自作のカブラ、この釣場では、20号以上が望ましい

この日のタックルは2通り準備した。一つは、カワハギ竿でカブラを付けた。もう一つは、先調子の竿に鋳込み天秤を付けて一つテンヤを付けた。ポイントに到着して帆を立て終わり、船のクラクションが鳴って釣り開始となった。まずはカブラの釣りをやってみた。水深は60mぐらいあり、風が強いので船頭は風に押されないよう前後に操船した。60mもあれば糸フケもあり、底取りがやり難い状態であった。

そんな中でも流石鳴門である。カブラが底に着きかけた時、コンコンコンとエビに食い付く感触が伝わってくる。次の瞬間えい!と言わんばかりに合わせを入れる。するとしっかりと魚が掛った。巻き上げる途中コンコンと顔を振る仕草が伝わって来た。間違いなく真鯛であるが、型は大きく無さそうである。案の定、上がって来たのは25cmほどの真鯛であった。

その後も同じような状況が続き、小型ながら順調に真鯛が釣れた。その他、私はカワハギと珍しくオコゼも釣れた.海というか風は収まる気配が無く、結果的に最後まで状況は変わらなかった。そして5流し目、私に大物のアタリが来た。合わせた瞬間、結構な重量があるなあと思った。そしてその後ゴンゴンゴン…と顔を振って走った。思わずリールをフリーにして糸を出してドラグを緩めた。これは絶対大型の真鯛…と思い慎重に巻き上げた。

大鯛

巻き上げの途中、何となく真鯛では無いように思える引きが伝わって来た。何だろう…水面に姿を現したのは何とサメ…ガックリであった。この日は船全体で4匹ほどサメが釣れた。食べれるらしいが全て海に帰って頂いた。今日は小型ばかりか…仕方ないなあと思っていると、トモの方で歓声が上がった。見に行くとO段氏が大型の真鯛を釣り上げておられた。ええなあ…しかし皆さんにもチャンスがあるということである。

←この大きさまで贅沢は言わないが、そこそこの真鯛を1匹は釣りたい

出船して結構長い間、同じポイントを攻めていたが、食いも悪くなったので、船頭は福良沖のポイントに移動した。しかし、このポイントでアタリらしきものは少なかったが、私にラッキーな魚が掛った。常に同じようにカブラを操っているとコンコンコンとアタリが来た。合わせると小鯛とは違う重みがあった。真鯛の良型かと思って慎重に巻き上げると、上がって来たのはそこそこの型のヒラメであった。ラッキーな外道をゲット出来た。

このポイントはアタリが少なかったので、船は朝から攻めたポイントに戻って来た。ポロポロと釣れたが朝のような状況では無かった。時刻も12:30を回っていた。次に移動したのは大橋の南、西の岸近くのポイントであった。確か春のメバル釣りをした辺りであった。潮先になっていたためか、下ろしてすぐに一匹釣れたが、この日は何処に行っても釣れる真鯛は小型ばかりであった。

釣果

隣にタイラバの船が居たが、どうも釣れていないようであった。13:30頃、船頭の終わりのアナウンスで沖上がりとなった。結果、私は真鯛15匹、他のメンバも皆さんだいたい真鯛を2桁程度釣られていた。この日、何故か私は高級魚を連発した。まずはキモパンのカワハギの25cmぐらいのが釣れた。そして次はオコゼが釣れた。次に50cm程のヒラメが釣れた。今日は帰ったらどの魚を食べようかと迷うほどの高級魚ばかりであった。

←小型ばかりであるが、これだけ釣れれば良しとしよう

港に帰ると、既に他の釣船は戻っており、我々の船が最後のようであった。あれだけ沢山の車が駐車していたのに、一台も居なくなっていた。船頭の話によると、他の釣船は殆どボーズ状態であったらしい。この日は、青物狙いが多かったが釣れて居なかったようだ。

この日は、大型が1匹しか釣れなかったが、今後はサビキになり、型の良い真鯛が釣れることを期待している。次回は、12月3日に釣行を予定している。この頃になるとサビキで釣れると思っている。ただ、このところ海の状況が毎年のパターンと違うことがあるので、直前に状況を確認して、釣り物、釣り方を調整するしかない。