9月22日は、異例の9月釣行であったが、毎年恒例、何より一番楽しみにしている広島遠征の日が来た。前以て数ヶ月前から予定を立てて準備してきたのであるが、今回、一番困ったのがホテルの予約であった。私は東横インの会員なので、半年前から予約が出来る。行く日が決まっていたので、確か4月に予約しようと思い、ホームページの予約を確かめると、何と10月8日の予約が全て「×」になっていた。広島市内の別のホテルも全て「×」になっているではないか!何で?すぐに電話で東横インに聞いたところ、青年の大会が広島であるらしい。M氏と生口島のアコウ釣りの帰りまで、10月の釣行は諦めた。
←釣行の荷物。上から玉網、夜の食事と翌日のための着替え、発送用スチロール、クーラー、手前は釣りバッグ、奥はロッドケースで竿に糸を通してリールを付けたまま収納している。
アコウ釣りの帰りにM氏に10月8日のホテルが空いて無いので、釣行は出来ないと伝えると、ネットで一番広島市に近いホテルを検索してくれ、呉にあるビジネスホテルがヒットした。呉であれば、友香丸の出船する仁保まではそんなに遠く無い。そのホテルの予約を入れることが出来て、今回の釣行計画が確定出来た。メンバーは、毛糸先生、M氏、M氏のお友達のF氏と私の4名であった。
当日、1時前に毛糸先生から「もうすぐ到着する」との電話があり、荷物をマンションの1階まで運んだ。すぐに車が到着して荷物を積込み出発、須磨のM氏の家まで国道を走り1:35頃に到着し、荷物を積んで一路広島を目指した。須磨から阪神高速に入り、姫路バイパスの姫路西を経由して山陽道に入った。道中は停滞も無く、2回途中休憩して5時頃に乗船場近くのコンビニに到着した。食糧を買った後、次に広島の中央市場手前の氷屋に氷を買いに行った。美咲丸は氷が用意されて無いので、持参しなくてはならない。ここで4人なので2袋買った。(1袋550円、2人で1袋ぐらいが適量)
5:30頃に駐車場に到着、思っていたより駐車している車の数が少なかった。桟橋近くの空いたスペースに駐車して、荷物を桟橋近くの岸壁に運んだ。美咲丸が迎いに来るまでに、数隻の釣船が出港して行った。6:15頃に美咲丸が桟橋に接岸し乗船が始まった。我々4名は、右舷のミヨシから座るように指示された。この船では、船頭が座る場所を決めており、指示された釣り座に座るルールとなっている。ミヨシから、私、毛糸先生、F氏、M氏の順番で座った。
6:30に出船、ポイントまでは1時間は走るので、道中に鈎に刺すエビを切って準備する。そのためのエビと容器とハサミを持ってキャビンに入った。エビ切った後、前日はそんなに早く会社から帰れなかったので、2時間ほどしか寝ていなかったため、ポイント到着まで仮眠した。
1時間ちょっと走って、周防大島東端を通過して西方向に走った。そして、少し走ったところでエンジンがスローになった。皆さんキャビンから出て、タックルの準備に掛った。ふと側に一隻の釣船が釣っていた。良く見ると友香丸であった。近くをすれ違う際に手を振って挨拶すると、気が付いてくれたようであった。この日のタックルは我々4名、同じタックルで、竿:がま船・うまづらはぎ3.3m、リール:ステファーノ200、道糸:PE12本撚り1号、穂先に道糸が絡むのを防止するため、先糸としてフロロの4号を4mぐらい付ける。仕掛けは幹糸4号、ハリス3号、鈎:がまかつのカワハギ王7号の胴突き6本鈎仕掛け。エサは川津エビの胴の部分を鈎一杯の大きさにカットして刺す。
ひと流し目、アタリがあり合わせたが鈎に掛らなかったが、M氏とF氏は良型をゲットされた。それからも、何故か私と毛糸先生にはアタリが無くエサも取られない時間が過ぎて行った。しかし、不思議とM氏とF氏には良型が釣れ続けるのであった。毛糸先生は、一流し目で1匹釣っていたが、私は完全丸ボーズ…。広島に釣りに来て、最悪の状況であった。二人で何が悪いのかを色々と考えてみたが、棚は合わしているのにエサが取られない…、うまづら釣りでは、自分の釣り座が潮下であっても最低エサは釣られるはずである。
時計を見ると、10時を回っていた。ホイントを移動してやっとのことで1匹目をゲットした。そしてあと2匹追加して3匹となったものの、この時で時刻は既に12時前であった。毛糸先生も絶不調で、2人とも今日は一桁か…と落ち込んでいた。
この日狙ったポイントは、40mぐらいの深場が多かった。魚の活性も低く、船全体で活気が出るような状況にはなることは無かった。ポイントの漁礁の大きさはわからないが、一流しで2,3人しか釣れないような状況が続いた。船頭も釣らせようと、今まで行ったことの無い遠くの西のポイントまで走ってくれたが、活性は低かった。
最後のポイントに入るまでの私の釣果は何と7匹…、トホホ広島でこんなに釣れないなんて。しかし、最後まで諦めずに冷静に釣り続けた結果、最後のポイントに来て食いか良い状況の間に7匹ゲットすることが出来た。そして14:00の沖上がりとなった。私は、結局14匹釣ることが出来た。しかし、この釣果は広島に来るようになって最低である。朝の道中に船頭に状況を聞いたところ、水温が高過ぎるて魚の食い気が悪いと言っておられた。
この日は、M氏とF氏は好調で、M氏15匹、F氏14匹、最悪だったのが毛糸先生で9匹という釣果に終わった。この日、こんな状況に終わってしまったので、翌日の期待度が大幅にダウンした。船が廿日市港に到着し、荷物を車に積み込んだ頃から、本格的に雨が降って来た。あと10分遅かったら雨に濡れていたであろう。天気だけは思っていたより良かった。
この日のホテルは呉市である。ホテルに向かう途中、本日釣ったうまづらを宅急便した。いつも立ち寄る営業所に行き、各自用意した容器に詰めて送った。私はいつもは30匹以上釣れていたので、スチロールを2個用意して行ったが、悲しいかな1個しか使うことは無かった。その後、広島高速に入って呉市のホテルには、17時ぐらいに到着した。
←釣りをしていると、潜水艦を良く見かける。潜水艦は魚探にどんな映り方するのかな?と言った人が居たが、私は探検丸だと精度が正しいなら、50mと表示された魚が表示されるのではないかと思った。(カタログを見たら、探検丸は2mぐらいまでしか表示されないようだ)
ホテルでシャワーを浴びた後、18:30から予約していた居酒屋にみんなで行った。その場では、全然職業が違う人が集まると面白い話を聞ける。しかし、この日は釣り談義が延々と続いた。話の中心は、やはりうまづら釣りのことに集中した。道具や釣り方等々、話が尽きることは無かった。一泊釣りの時は、この夕食というか宴会も楽しいものである。
明日は、6時出船なので、逆算してホテルを4:30に出発することにした。広島に一泊釣りに来ると、不思議とどちらか1日は良く釣れて、もう一日は良く無いというジンクスがある。ということは、明日は釣れるはずである。そのことを期待して眠りに入った。