2016年9月23日 盛和丸のアオリイカ

タックル

結局、昨年は1回もアオリイカ釣りに行かなかった。殆どの釣船も釣れていなかったので、出ていなかったと思う。あれだけ釣れなかったことは経験したことが無かった。逆に今年は、初めから絶好調という感じがする。出船したどこの船も今までに無い良い釣果が出ていた。私が知る限りで、岸から投げて何十杯も釣ってくる人が多数いるという驚きの釣果が出ていた。

←竿はハンドメイドだ。硬さ長さを自由に設定することが出来る。希望の調子に合わせれれば、アタリ(乗り)が取り易い竿が作れる。自分で作った竿で釣れれば、余計にこの釣りが楽しくなる。

自分としては、胴長20cmを超える大きさがメインとなる10月中頃からスタートしようかと思っていたが、これだけ釣れているので、とりあえず様子を見に行くことにした。仙正丸のホームページを見ると、22日からスタートで何故か23日は出ず24日から毎日出るようであった。24日の空状況を聞いたところ、既に満船になっていた。(何故かその後、23日は出船になっていた)

実は23日を有給休暇にしていたので、平日でお客が少ないことを期待して23日に行きたかった。盛和丸のホームページを見ると、3人以上集まれば出船すると書いてあったので、電話で状況を確認したところ、その時はまだ誰も予約していなかったが、予約することにした。

21日には、携帯に連絡は無かったが、ホームページを見ると出船することが決定されていた。22日はご存じだと思うが、広島のウマヅラ釣りにに行って来た。良型を34匹釣ることが出来た。その翌日で疲れも残っているが、魚釣りは釣れる時に行くことが大事である。同じお金を払って釣行しても、ボーズと大漁であれば、払ったお金の価値が全く違うものになってしまう。

この日は14時集合ということなので、現地に13:45ぐらいに到着出来るようにJRで須磨に向かった。改札を出て南のベランダから海側を見ると、海の家は綺麗に無くなっていた。階段を下りて港に向かって歩いていると、一台の車が追い越して止まった。窓を開けて声を掛けて来たのは長野船頭であった。乗船場まで乗って行きますかと言われたが、すぐそこなので歩いて行きますと答えて歩いて行った。

港に着くと先客が4名居られた。最悪でもどこか端に座れそうなので安心した。暫くすると船頭と全てのお客が揃ったようで、乗船となった。乗船する前に釣り座の希望を聞かれたので右舷ミヨシと答えたら、誰もかち合うことが無かったのでそこに座れた。そして14時頃に出船となった。

大抵、垂水か舞子の沖辺りを攻めるのだろうと思っていたが、やはり初めは垂水の沖からスタートした。潮は上りで東から西に流れていた。水の色を見ると濁っていたのでピンク系のエギでスタートした。2流しして乗りが無かったので、天下の宝刀エギに変更した。すると2連続ハリイカの後、アタリがあったので掛け合わせるとクイックイッと引きが伝わって来て、今年初のアオリイカをゲットした。胴長は18cmほどあった。

イケス

しかしその後は、ハリイカの猛攻が続いた。少し底に近い棚で持っているとすぐに乗って来た。型の良いのはイケスに入れたが、殆どが胴長10cm程のミニハリイカばかりであった。ここでエギを売れ残りバージョンにしてみた。すると面白いことに、剣先が乗って来た。それから潮が緩くなり何も当たらなくなってきたので、少し西のポイントに移動すると、船内で数人にアオリイカが当たった。同じポイントで次の流しに私にもヒット、結局このイカが本日最大となる胴長23cmであった。

←3種のイカが釣れた。

このポイントもアタリが無くなり、船は舞子沖へと移動した。移動直後は何も釣れなかった。しかし、次第に潮が流れ出し、ポロポロとアオリイカが釣れ出した。時刻も夕暮れとなり、アオリイカのゴールデンタイムを迎えた。私は、この辺りで良く乗ったエギにチェンジした。そして数回流し直した後、まずアタリが出て1杯ゲット、すぐに投入すると、棚を取ったら即ヒット、次に投入すると、またまたすぐにヒット…、5分ほどの間に3杯ゲット出来た。

しかし、世の中そんなに甘く無い。後が続かずだいぶ流したところで次の1杯をゲットした。その後は、一流し1杯のペースで最後の場所替わり前の時点で9杯であった。そして、18時頃、垂水沖に移動した。結構沖のポイントであったが、水深は浅かった。

夕暮れ

釣り始めて間もなく数人にアオリイカが当たったようだ。何回も棚取りを繰り返していると、やっとアタリが出て1杯釣れた。すぐに投入すると、棚取りの最中にアタリが出て更に1杯追加出来た。しかし、それ以降は誰にも殆どアタリが出ず、19時頃に沖上がりとなった。結局私は、アオリイカ11杯と剣先2杯と持ち帰りハリイカ3杯であった。

前日、良く釣れていたので期待して行ったのであるが、思っていた程は釣れなかった。しかし、11杯釣れたので最悪では無かったと思う。今後は、数が減ってくる分、型が良くなってくるだろう。今度は、10月の中旬以降に行く予定である。

JR須磨から自宅までは25分ほどであった。帰宅して昨日釣ったウマヅラの煮付けを食べた後、アオリイカの刺身を食べた。2年ぶりであったので、この甘い味が懐かしく感じられた。翌日、イカキムチも久々に作った。これもまた、たまらない酒のアテになる。大きい物は初めから冷凍にした。今年は沢山冷凍にするつもりである。

次の土曜日は、西田のおっさんの船である。何が釣れるのか楽しみである。