先週7月3日の西田釣船の釣行は、強風のため中止になってしまった。AM2:00に起床し3時に迎いに来てもらって出発したものの、途中の須磨辺りで船頭から電話があり、時化で船が出せない状況ということで中止となった。前日も強風で朝8時に沖上がりしたということであった。天気だけはコントロール出来ないので、諦めるしか無かった。年間2,3回しか行かない釣船なので、出来れば行きたかった。秋の鯛釣りに改めて予約してみることにした。
西田釣船が中止になった帰り、毛糸先生と7月9日のマアジ釣りに行くことを決めた。本当は当日の午後に予約したかったが、その日の朝の時点で満船だったので、予約出来なかった。その後の一週間、ホームページで毎日釣果を確認していたのであるが、釣れたり釣れなかったりと、ちょっとムラが出ている状況であった。
前日の天気予報では、18時ぐらいまでは雨であった。この日は朝起きて、まずはインターネットで天気の状況を確認してみた。すると近畿の南部は強い雨で警報が出ている状況であった。兵庫県はレーダの雨雲を見ると、昼には雨が止むことが予想される状況にあった。先週ほどの強風は吹いていなかったので、出船することを信じて準備した。
このところムラがあるもののまずまず釣れていたので、土日は満船になっているだろうと、早めに出て希望する釣り座に座れるようにした。毛糸先生に9時頃迎いに来て頂き出発、須磨なので高速に乗らず国道を走って須磨に向かった。途中エサ光でアミエビのブロックを買い駐車場に行くと、スタッフの方が居られてすぐに入れた。駐車場には午前便の方の車が数台止まっていたのであるが、意外と少なく感じた。スタッフの方に午前便のお客の数聞いたところ8人ということであった。
天気が悪い日は、予約は意外と少ないようである。ついでに午後便のお客の数を聞いたところ、8人ということであった。乗船順は早く行ったのであるが、4,5番目であった。1,2,3番の方は、一度場所取りに来て、帰宅されているようであった。(地元の方か?)
11時頃、午前便が普段より早く戻って来た。早く帰って来たということは、良く釣れたからである。過去の釣果で、午前も午後も好調の日は少ない。午前が良く釣れていたということで、内心午後はイマイチかも…と予想した。釣れる時は、サビキさえ合っていればヘタクソでも釣れる釣りである。しかも、エサを付けて釣るとなれば、腕が無くても安定して釣れるのが実態である。
船の掃除が完了して11:30頃に順番に乗船した。我々は左舷トモに座ることにした。皆さんの準備が整って11:50頃に出船した。船は一路神戸沖を目指した。風は殆ど無く湿気の多い曇り空であった。20分程走って神戸沖に到着した。まずは、前回来た時に一番良く釣れたポイントからスタートした。しかし、暫く釣ってみたものの、マアジは姿を見せなかった。今日はどうなるのだろうか…暗雲立ち込めるスタートとなった。
←最近の海の家はモダンである。
釣れないので暫くして次のポイントに移動…、すぐ近くの神戸で有名な防波堤の前。このポイントに移動して、暫くすると釣れ出した。しかも私のサビキに連続ヒット。何故かエサ釣りの方よりもアタリが出た。撒き餌が効いてくると、私は入れ食いとなった。釣れ上がってくるマアジは、一か月前の物より一回り大きく感じた。30分程の間に20匹ほど釣ることが出来た。
続けて同じポイントを攻めてみるも、暫くすると釣れなくなった。この辺りのポイントのパターンである。次に移動したのは橋脚周りであった。午前便では、このポイントで好調に釣れたらしい。投入してすぐに私に1匹釣れた。よし、これから…と思ったのであるが、この一匹だけに終わった。別の橋脚周りも攻めてみたが、殆ど釣れなかった。次に向かったのは神戸空港の誘導灯であった。
ポイントに到着して暫くするとSKY機が着陸して来た。頭上近くを通過しその時のごう音は凄かった。写真を撮りたかったが、余りにも釣れていなかったので釣りに専念した。柱を順番に攻めて行ったが、大した釣果は出なかった。この3時間ほどの間、釣りをしているだけで、何も獲物を得ることが出来なかった。マアジ釣りでは良くあることである。逆に釣れる日は、この暇な時間が少ない。
時刻もそろそろ16:00を迎えようとしていた。それまでの間、本当に暇な日であった。最後に移動して来たのは、有名防波堤の側である。但し前半に攻めたポイントと少し離れた場所であった。移動しながら魚影を見ていたのであろう、魚影が出たのか船を停止させて確認した後、「やって…」のアナウンスが流れた。
不思議と釣れるポイントと釣れないポイントは近所である。このポイントは、一気に食いが高まった。本日2回目の入れれば釣れるタイムが始まった。こんな時は、エサ釣りよりサビキの方が手返しが速いので、数を稼ぐことが出来る。一回イケスのマアジを締めて空にしていたのであるが、短時間で一気に一杯になった。絞める時間が勿体なかったので、空いて居た隣のイケスにも入れた。
30分ほどの間は、マアジが良く釣れたのであるが、途中から結構マルアジの良型が混じり出した。当然私はマルアジは不要なので、船べりで全て海に帰ってもらったが、この日は結構な数掛って来た。毛糸先生は、そこそこのサバも釣られた。この日は、オセンが一匹も釣れなかった。
そして、最後の時刻までこのポイントで釣った。途中からは本当にポロポロという拾い釣りをしているみたいな状況が続いた。真面目に釣っていると、ポロリポロリとアタリがあった。釣れないからと言って撒き餌を入れずにサボっている方にはアタリが無いようであった。この時は、食いが悪いことが要因なのか、巻き上げる途中で鈎ハズレしてしまうケースが目立った。そして17時前に沖上がりとなった。
道具を片付け、バケツに氷水作り絞めて入れた。握ったマアジは、明らかに前に釣ったものより肥えてきていた。そして全て絞めた後、ケイレンが終わったので、バッカンに全て入れて数を数えた。すると45匹居た。短時間のチャンス2回の割には良く釣れた方だと思った。毛糸先生は35匹であった。エサ釣りより魔性のサビキの方がこの日は良く釣れた。
帰って料理すると、包丁が脂でベタベタになる程であった。当然塩焼きも脂がポタポタで非常に美味しかった。今回も、他人にはプレゼントせず、冷蔵庫で干し物を作った。当分の間、食べたい時に解凍して食べることが出来る。何時まで釣れ続くかわからないが、今の状況からして今月一杯は釣れ続くと思われる。もう1回ぐらいは行きたいと思っている。