2016年6月18日 西田釣船の真鯛①

朝日

今年も西田のおっさんの船で鯛釣りに行くことになった。2月に6/18と7/3の予約を取って釣行するメンバを集めた。本当は大潮の日に行きたかったが、6,7月は良い潮の日が水曜前後であり、土日は最高の潮が無かった。しかし、どんな潮であれ西田船頭は釣れる可能性のある所に連れて行ってくれるのが、一番気に入っているところである。当日のメンバは、毛糸先生、珍テスター、T氏、M氏と私の5名で行くこととなった。

前々日、船頭と最後の調整を実施して、朝4時に明石港から出船することになった。狙いは鯛、タコ、鬼アジでアコウの用意もして行くことになった。当日の朝、3時に毛糸先生が迎いに来て下さり出発、朝は国道も空いているので国道を通って明石に向かった。途中、混むことも無く3:50ぐらいに明石港に到着した。

既に2人がみんなが集まるのを待っていた。我々2人と合流したが、M氏がまだ来ていなかった。4時に西田船頭が明石港に入って来たので、携帯に今どの辺りなのか確認の電話をしてみた。すると電話に出ない…、2回掛けたが出ないので、仕方なく自宅に電話した。すると痛恨の…でキャンセルしてもらうことになった。乗船前にくじ引きして、トモにT氏、左舷後ろに珍テスター、左舷ミヨシに毛糸先生、右舷ミヨシに私が座った。

かつて良く釣れた日は、旧暦の1日の大潮であった。その日の潮の時間と方向はわかっていたが、14日の潮は、何時どのあたりを攻めるのかわからなかった。しかし、朝イチは鯛狙いである。ミミイカの疑似餌と一番下の鈎には活きた海エビを刺した。

この日は、まず胴突5本仕掛けでスタートした。ひと流し目は誰にもアタリ無し。2流し目、磯に来たと思った瞬間、毛糸先生が何やらヒットした。私にも来る可能性があったので、チラッとしか見ていなかったのであるが、かなり途中で締め込まれている。ということは鯛ではない、スズキかなあと予測していたら、やはり上がって来たのは60cm程のハネであった。

さてこれから釣れるのかと気合を入れて臨むも、アタリは殆ど無かった。一流しだけ後ろの2人に鯛が当たったのであるが、珍テスターが使って釣れた疑似餌とは…何とロッドベルト(黒色)を切って付けたという物であった。釣ってすぐに我々に見せて1個くださった。こんな物で釣れるのか…鯛は本当にアホな魚だとつくづく感じたが、まともな疑似餌を付けて釣れない事の方に腹が立った。

私にとって何事もなく朝のゴールデンタイムは終わってしまった。先日、須磨の純栄丸で船頭に聞いた話によると、今年はチリメンが大漁で、漁師が自ら水揚げ制限しているそうだ。つまりいつものようにミミイカが海底を流れていないので、ミミイカでは釣れないようである。後半に鯛の潮があるので、その時はサビキでやるようにとの指示が船頭からあった。

タコエギ

余りにも釣れなかったので、第二ラウンドはタコ釣りとなった。そしてタコのポイントに向かう途中、江崎の灯台下辺りでハプニングが発生、海面に浮いていたロープを船のスクリューが巻いてしまったのだ。応急処置として出来るだけ取り除けるロープを刃物で切断した。しかし、完全に取り除けることが出来ず、いつものパワーで航行出来なくなってしまった。

←このところ注目度が高くなったタコエギ、テレビを見ていると2個付けるのが主流になりつつあるようである。

それでも何とか釣りが出来る状態であったので、タコ釣りのポイントに向かった。ポイントに着いてすぐに釣り開始、私はまず、T氏に教えてもらったタコエギでやってみた。こんな物で本当に釣れるのか?半信半疑でエギを動かしていると、エギが海底にくっついたように動かなくなった。これが当たりだろうと思いっ切り合わせるとやはりタコが掛った。

そんなに大きくはなかったが、しっかりとエギを抱いて乗ってくることが分かった。それから乗りが続くのかと期待したが、ポロリポロリとしかタコは乗ってこなかった。当初は、エサで釣っていたメンバーも、後半は皆さんタコエギで釣っていた。そしてタコボーズは一人も居なかった。デカいタコは釣れなかったが、このエギで釣れることが実証された。

次に狙ったのは潮止まり前の真鯛で、サビキで狙うことになった。この釣で私にやっと小型の鯛が釣れ、ボーズから脱出することが出来た。後ろの2人には、そこそこ型のいい真鯛も上がっていた。暫くすると潮が緩くなり、船頭がアコウを狙うのであれば今しかないということで、アコウ狙いにチェンジした。その2流し目、私にアコウらしき引きをする魚がヒット、上がって来たのは30cmぐらいのアコウであった。

広島まで行かなくても釣れる…と皆で笑っていると、今度は珍テスターにもアコウがヒット、40cmぐらいの良型であった。その後すぐに毛糸先生にも同型のアコウがヒットして、船中3匹のアコウが釣れた。その後、私の仕掛けには下したら良型のカサゴが先に食い付いてしまい、アコウを追加することが出来なかった。

巻き付いたロープ

潮が速くなり、再び鯛サビキにチェンジしたが、全体で2匹釣れただけであった。その後は更に潮が速くなり、今の船のスクリューのパワーでは、釣りにならないので沖上りとした。岩屋の港に入り船を陸に上げた所、ロープと網がスクリューにからまった状態であった。これでは思っているような操船は出来ない。巻き付いた物を綺麗に取り除いた後、明石港まで送ってもらった。

この日の釣果は、全体で真鯛8匹、ハネ1匹、アコウ3匹、タコ25杯、ガシラ15匹であった。期待していたミミイカに釣れなかったことが響いた一日であった。次回は7/3に再度釣行する。次回は鯛サビキについて、自作してチャレンジするつもりである。来週は、すすきの…釣りより期待が大きい。またその報告もしたい。