今や既に3月下旬、今更ですが「あけましておめでとうございます、今年も宜しくお願いします」。事実上の初釣りは、20日のヘラブナ釣りの例会であったが、海の初釣りは、今回の釣行となった。
←朝6時丁度に朝日が顔を出した。昨年もほぼ同日に釣行したのであるが、その際と同じ時刻であった。(仙正丸にて)
今年も1,2,3月と釣れない状況が続いていた。行く側のお客さんも、最近は釣れない状況では無理をして行く方も居ないのか、土日であっても出船していない釣船が見受けられた。インターネットで検索していると、大阪方面から出船している「メバルの夜釣り」が好調であったのが印象的であった。
季節も流れて、天気の良い休日に、家でブラブラしているのも嫌気がさしてきたので、気分転換に結果を問わず釣行することにした。どこに行こうかと色々調べていると、25日にまずまずの釣果が出ていたし、26日は結構空きがあるということで、仙正丸に行くことにした。予約を入れた際に仕掛けと餌について聞いたところ、シラサエビを使った餌釣りとのことであった。昼のメバル仕掛けが殆ど残っていなかったので、電話の後に作った。
朝、一番電車に乗り須磨駅を目指す。この前日、後で説明もするが、神戸大学の卒業式であったためか、今まで見たことの無いぐらいホームには人が一杯居た。またこの日、ダイヤ改正で隣に「摩耶駅」が出来た。その駅に停車する下りの一番電車であったことも、人が多かった要因かも知れない。結局、須磨駅まで座ることが出来ない状況であった。
電車が須磨駅に着いた時、南側に白い軽トラが止まっているのが見えた。船頭さんが迎いに来てくれており、すぐに乗って乗船場に向かった。須磨駅の南側には、いつの間にか綺麗に舗装された道が出来ていた。乗船するとソウハチ君に右舷ミヨシに座るよう指示され座った。私が乗船して船代を支払うと、すぐに出船となった。
皆さん準備完了であるが、私はゼロからの準備である。船頭からすぐ近くから攻めると聞いていたので、急いで準備し、何とか一投目には間に合った。この日は、10時頃まで強くは無いが冷たい北風が吹いていた。潮は大潮なので東から西に結構流れていた。ひと流し目は誰にもアタリ無し、しかし、2流し目に私にアタリがあり、船全体で1匹目となるメバルが釣れた。しかも、思っていたより型が良かった。これでボーズから抜け出し気が楽になった。
この日は、大潮で潮が速いためか、結構たくさんの乗合船が須磨沖に集結していた。潮が東から西で北風と言うことで、私の釣り座は殆ど潮後であった。但し、潮の流れに対して横方向の流しのため、最悪では無かった。船頭も均等に釣らせるため、流す位置をコントロールしているように見えた。船が大きいため、全員が釣れるポイントに入るような操船は難しいと思う。ソウハチ君の話によると、この日の乗船者は比較的レベルの高い客ばかりなので、あまり手が掛らないと言っていた。そのためか、周りを見ているとトラブルも無く、上手くポイントに入った人は満遍なく釣れているように見えた。
船頭が上手くコントロールして磯に当ててくれていても、釣れたり釣れなかったりという状況が続いた。但し、釣れれば良い型ばかりであった。船頭のアナウンスの棚に合わして、じっと穂先を動かさずに待ち続けるのが、このメバルの餌釣りの基本である。じっと穂先を見ていると、コンコンコン~キューンであったり、いきなり根掛りのように入っていったりというアタリが出て数を伸ばして行った。一回、下したらすぐにアタリがあり、メバルではないと思って上げると、何と大型のキスであった。
一匹掛ると追い食いさせるのが、メバル釣りの醍醐味であるが、これだけ単発でしか釣れない時は、かえって根掛りや、途中で鈎外れする方が怖い。何度か暴れさせてみたが、2連が一回と小型3連が一回に終わった。仕掛けについてであるが、今やハリスは、0.8号が標準のようであった。しかし、この日もそうであるが、私は1号より細くしたことが無いが釣れた。糸が細い方が魚からは見えにくいかもしれないが、幹糸に巻き付くとか、大きな魚が掛った時に切れる確率も上がるといったデメリット面も考えるべきではなかろうかと思う。
須磨沖の潮が緩くなってくると、船は西へ西へとポイントを移動しながらの釣りとなった。各ポイントともポツリポツリという状況が続き、私もポロポロと拾い釣りが続いた。どこのポイントも釣れれば良い型であった。そして12:50頃、潮が速くなったということで、沖上がりとなった。
結果、メバル12匹とキス1匹であった。帰る間際にわかったのであるが、この日の竿頭であった。結果をホームページで見たら、皆さん結構釣られていて、たまたま数匹多く釣っただけであった。帰って型の良いメバルを刺身にしてみた。非常に身に味があって美味しかった。夕食では、鱗を取ったりせず、釣って来た魚のまま塩焼きにして食べた。(私はそのまんま焼きと言っている)これもまた非常に美味しかった。今回釣って来たメバルのうち、痩せている魚は居なかった。
船頭の話によると、大阪湾にはイカナゴが居ないらしい。土曜日なのでイカナゴの船も休みではなかったと思うが、イカナゴ曳の船は見えなかった。今後は、どのような展開になるか予想がつかない。今年は、既に年間釣行予定を立てて、参加者を募り確定した。5月はアコウ、6,7月は鯛、11,12月はウマヅラと遠征予定が多くなった。もう今や、釣りたい魚を釣れる所に釣りに行く時代となってきた。これも時代の流れとして、今までの意識から改革すべきだと感じる。
3月25日、長女が神戸大学理学部生物学科を卒業した。昨年は売り手市場ということもあり、大手企業に就職が決まった。今後は自分で人生を切り開いて生きて行ってもらうこととなる。
一昨年、長男も社会人になったので、これで子育て終了となった。これからは、少し釣りにお金を掛けることが出来るようになるであろう。今後は遠征が増えるので、その費用に充てたい。