札幌…2年ぶりとなる。実は昨年、札幌ばかり行っても面白くないのと、スカイマークが仙台に就航し格安の切符が出たので仙台に行ってみた。牛タンは美味しかったが、観光する場所が少なかったし、すすきのほど楽しくなかったので、あえてホームページに書かなかった。スカイマークも下手な経営から破たん寸前であったが、半年前に購入すると格安チケットが販売されていたので、今年は札幌に行くことにした。札幌と言っても、今年は行ける範囲で行ったことの無い観光地に行こう…選んだのがビール工場と夕張と藻岩山となった。
出発の前は台風18号の進路が気になる状況が続いていた。しかし、出発の前日には台風も日本海に抜けて、出発出来ることが確実になった。朝7:30に自宅を出発、30分程で空港に到着した。道中は平日のため、ポートライナーの先端医療センター前までは、かなりの混雑であった。空港到着後、キャリーを預けたのであるが、スカイマークはタグシール貼りまでセルフになっていた。流石に安いだけのことはある。しかし、安く乗れるのであれば何の抵抗もない。他社も過剰なサービスのため、高くなっている航空費を考え直す時期が来ているのではなかろうか。
9月10日の札幌行きは珍しく満席であった。最近は、インターネットでチケットを購入出来れば座席もインターネットで指定出来るので、窓際を取るために空港に早く行く必要もない。神戸空港は発着する便が少ないので、ピットを離れると5分以内には離陸する。我々が登場した便も、ピットを離れるとすぐに離陸した。(羽田から夜に帰る便は、離陸の順番待ちで30分ぐらい掛ることが多い)
札幌までは、ずっと雲の上で太陽が見えていた。朝のニュースでは、栃木県や茨木県で長時間、同じエリアで大雨が降り続いているとのことであったが、飛行機は殆ど揺れることは無かった。8:55に離陸した飛行機は、予定時刻より少し早く10:50に着陸した。
手荷物を受け取った後、まずはサッポロビール工場見学のため、前以て空港で昼食を取ることにしていた。色々なジャンルの食べ物があるが、まずは、ラーメン王国エリアに行き「函館あじさい」の塩ラーメンを食べた。このラーメン、食べた時はそんなに塩辛くないのであるが、塩分が濃いのであろう、食後ちょっとお腹の調子が悪くなった。嫁さんもちょっと塩分が濃い…と言っていた。今まで何度となく感じたのであるが、関西人にとって北海道のラーメンは、相対的に塩分が濃過ぎると思う。
13時からの見学のため、工場には余裕を見て12:30頃に到着するようJRを乗り継いで行った。受付のある建物は、最寄りのサッポロビール庭園駅から徒歩で5分ぐらいの所であった。工場の見学は、完全予約制で事前にインターネットか電話で予約するシステムとなっている。受付に行くと名前を聞かれチェックされた。13時からの見学には、12:50に受付前から見学開始場所まで行くバスに乗り移動する。そのバスのつり輪がビールのジョッキの形になっていたのが印象的であった。
13時からの見学には、10人ほどが集まっていた。工場の見学コースを約40分ぐらいかけて見学した後、出来立てビールの試飲がある。見学コースは非常に綺麗で、案内のガイドのお姉さんも分かり易く説明してくれた。この日は、たまたま箱詰めなどの機械のメンテナンス日で、実際に機械が動いているところは、見ることが出来なかった。出来立てビールの試飲の評価であるが、私個人の意見としては、そこまで美味しいとは思えなかった。
工場見学の後、JRで札幌に向かったのであるが、無人駅で通過する電車もあり30分ぐらい電車を待った。札幌に到着後、いつも通り地下鉄ですすきのまで乗車し、宿泊する東横インすすきの交差点に15:30頃到着した。到着後、暫くして注文していた刺身を受け取るため、すすきの市場の松尾鮮魚店に行った。
すすきの市場は、入口を入ると2年前より活気が感じられた。松尾鮮魚店に行くと社長の姿は無かったが、昔から働かれている顔見知りの店員さんが迎えてくれた。現在社長は、療養中とのことであった。注文していた刺身(マグロ、ヒラメ、活ボタンエビ、ホッキ貝、子持ちシャコ)と、注文に漏れていた「海水ウニ」を買って帰ることにした。店員さんが季節も終わり品薄で3000円しますが…とのことであったが、空港で事前に価格調査しており、同じ物が佐藤水産で7000円で売られていたことを知っていたので購入した。ウニは、品種や産地によりかなり価格に差がある。良い物の容器のラベルを覚えておくと間違いない。
一日目の夕食は、さっぽろジンギスカンに食べに行くことにしていた。まだ時間が早かったので、観覧車(NOLBE)に乗ってみようと、そのビルに行ってみた。ビルに入ってみると、まず一階にラ・オックスがあり、エスカレータで上がって行くと、オタッキーなフィギュアの店やフロアーに何もない階があったりと、既に機能していないビルになっていた。そして観覧車に乗車出来る階に到着したのであるが、周りを見ても誰も居なかった。また、確認すると誰も観覧車に乗っていなかった。嫁さんと帰ろか…我々2人だけ乗っている観覧車なんて乗る気がしなかった。
時計を見ると18:30、少し早いがジンギスカンを食べに店に行った。先客は2組、店員に指示されてカウンタに座ると、すぐに焼けた炭が入った七輪が前に置かれ、ジンギスカン鍋が上にセットされた。「肉2つ」と注文すると、皿に盛られたラム肉が出された。鍋のてっぺんに脂の塊が置かれ、周りにタマネギが敷かれた。後は肉を好きなように焼いて食べるだけである。
ラム肉はあっさりしていて食べ易い。関西の美味しい焼肉を食べている人にとっては、ちょっと脂が物足りない感じがするだろう。しかし、ここのラム肉は、羊独特の臭いも殆どなく美味しく味わえる。牛肉とは別物という感覚で味わって欲しい。そして最後には、ポットに入ったお湯が前に置かれ、そば湯のようにタレに湯を注いでスープとして飲む。これもなんだか美味しい。
ジンギスカンを食べた後、コンビニで情報誌のナイツ、ヘブン、スキマンを買ってホテルに戻った。戻って早速、楽しみにしていた刺身を食べた。やっぱり美味しいのは海水ウニ、粒がしっかりしていて口の中でとろれる…。次に活けボタンエビ、先程まで水槽で泳いでいた物だ、身がコリコリと硬くて頭の内臓も食べれてGOOD!、マグロは養殖の赤身だが、これが美味しい。ヒラメは鮮度がいいが、瀬戸内の物ほどは美味しく無かった。ホッキ貝はそのものの味といったところか、子持ちのシャコは、子が美味しい…、明日も食べるので、これぐらいにしておこうと箸を止めた。
さて、今日のクラブはどこに行こうか…、ナイツを読んでターゲットを絞った。2年前の情報誌を出発前に前にチェックしていたが、かなり店の情報は変化していた。情報誌から気に入った娘が掲載されているページを破ってポケットに入れて出発した。店の場所は、地元の人より良く知っているので的確に行くことが出来る。まずは、第一指名の娘の店に行ってみた。ご指名は…と聞かれたのでXXさんと言うと、XXは長期休暇中と言った。今まで何回か経験したのであるが、その月の情報誌で、店の看板娘が出勤していない店は、どうもサクラで情報誌に掲載しているだけように思える。そんな店には行かないことをお薦めする。
次に行ったのが「クラブFillia」で叶 芽衣(かのう めい)さんを指名した。この店は、2年前に来た時、オオクラビルの2階にあったが今のビルに移転してきたようだ。メイさんは、指名が多いためか、途中何回か別の娘と入れ替わったりした。誰が来てもレベルが高いのがすすきののクラブの特徴で、店の写真には掲載されていないが、びっくりするような美女がついてくれることもある。そんな時は、指名しなかった方が良かった…と後悔する。帰りに店の前で恒例のツーショットを写してもらい1日目の日程を終えた。
今回の旅行の最大の目的は、夕張の「幸せの黄色いハンカチ広場」に行って、年賀状用の写真を撮って帰ることであった。事前に高速バスの時刻を調べており、9:15発の夕張行きに乗るため、札幌駅前のパスターミナルに9時前に到着した。9:15分の夕張行きのバスには、10人ぐらい乗車された。しかし、乗車された方は、どう見ても観光とは思えない人ばかりであった。案の定、途中のJR栗山駅周辺で降車され、そこから夕張までは我々2人だけとなった。
高速バスと言っても、高速を20分ぐらいしか走らず、後は国道をひたすら走った。のどかな車の走っていない国道を制限速度で走り続けた。当然途中のバス停から一人も乗車することは無かった。夕張駅前に10:57に到着予定であったが、少し早く到着した。早く到着したため、我々が乗車していたバスの後ろに、乗れると思っていなかった黄色いハンカチ広場前に行くことが出来る路線バスが来た。このバスに乗ることが出来て、11:10頃に黄色いハンカチ広場前に到着した。バス停からは、徒歩で黄色いハンカチ広場に向かった。途中、映画で見たような民家は全く無かった。
夕張は行ったことが無かったので、事前にストリートビューでどのようなところか見ていた。そのためバス停から黄色いハンカチ広場前には、道に迷うことなく行くことが出来た。まず入口で入場料(520円)を支払った後、映画のセットが残っている広場に行った。映画ではたくさんの建物がある一角という感じであったが、今残っているのはその一角だけで周りには何も無かった。流石に管理されているので、建物や展示物、そして黄色いハンカチは綺麗であった。早速目的の写真を撮り、これでとりあえずこの旅行の目的を果たせてホッとした。
建物の中には、映画で実際に使われた赤いファミリアや室内のセットを見ることが出来た。他に見る所も無いので、さっさと次の目的地である「石炭博物館」を目指した。バス停の時刻表を見ると、40分ぐらい待ち時間があった。ふと道路の反対側を見るとラーメン屋があり、駅前で昼食を取るつもりであったが、ここで味噌ラーメンを食べた。以外にもあっさりしていて、札幌や空港で食べたラーメンより美味しかった。
路線バスに乗り、石炭博物館の最寄りバス停に向かったのであるが、一つ手前の花畑牧場のバス停を越えたところでバスが止まり、運転手さんが我々に声を掛けた。「どちらまで行かれるのですか」と聞かれたので「終点まで乗って石炭博物館へ行く」と答えると、バス停から石炭博物館へ通じる道は、草木でわからなくなっているので、ここで降りて…と行く道を教えてくれた。もう管理も出来ないような状況になっていることが何となくわかってきた。
バスを降車して教えられた道のりを歩いた。通った広大な駐車場には車が一台も停まっていなかった。石炭博物館の入口にたどり着いたのであるが、本当に開館しているのかもわからない状態であった。入口付近にある土産物屋やレストランは、建物の中を見ると空き家状態であった。嫁さんに「どうする行ってみる?」と尋ねると、「どうでもいい…」ということで引き返すことにした。
とりあえず花畑牧場の売店がある所まで戻ろうとしたところ、広大な駐車場の途中で北キツネが現れた。視力は悪いが犬ではなくキツネであることはわかった。写真をとろうとしたが、さすがに野生のため、近づくと距離を開けるように逃げた。花畑牧場の売店は開いて居たが、お客は無かった。近くにキャラメルの製造体験が出来る工場もあったが、入り口を閉鎖していた。建物は新しいように見えたが、稼働していないのが勿体なく感じた。
ここから駅前に戻るためには、路線バスに乗るか徒歩しかない。次のバスが来るまで40分ぐらいあった。駅前からここまでの道のりが、登りであったことを知っていたので、下りなら楽に行けると判断し徒歩で駅前に行くことにした。駅前までの途中、この街一番の繁華街?があり、商店一軒毎に昔の映画のポスターが描かれた看板が張られていた。後で知ったのであるが、高倉健が映画の中で人を殺してしまったシーンは、この辺りで撮ったらしい。
更に駅に近づくと、学校の校舎と体育館が見えて来た。建物は、かなり荒れ果てており、使われてない事がすぐにわかった。その前を通り掛った時、すぐ至近距離に野生の鹿が見えた。「ええっ…鹿が居る」と嫁さんに伝えると、笑いながら「ほんまや逃げへんね…」と言って2人でその鹿を観察した。見つけた鹿の奥には、一頭の子鹿が居り、体育館の横の雑草を食べていた。
花畑牧場から駅前まで30分ほど歩いた。車はすれ違うのであるが、歩道を歩く人に1人も出会わなかった。途中、市役所が見えたが、別館のような建物のの窓には木の板が打ち付けられていた。また、道路に面した民家も空き家になっている家がちらほらと見受けられた。本当にこの街は、人が他の土地に流出しているのかも知れない。
札幌に戻る高速バスは一日3便しかない。15:37がその最後となる。帰りは始発の駅前から6人ぐらい乗車された。帰りの路線は行きと若干違うルートで、途中、振興住宅街のような街を経由したので、結構たくさんのお客さんが乗って来た。そして、17:40頃に札幌駅前に到着した。そのまま地下鉄に乗り、一旦ホテルに戻った。
2日目は、夕食の前にソ○プに行くことにしていた。事前にこの日に行く予定の店の出勤表を印刷していた。ロイヤルヴィトンのR嬢を指名することに決めて予約して行った。90分のという時間は余りにも早く過ぎ去った。その中で、50肩なのか左腕を真上に上げると痛みが走る…と言ったら、その痛みを治すマッサージをしてくれた。その効果か、次の日から痛みが出なくなった。彼女は、今後マツサージ師としても、働けるのではないかと思った。
2日目の夕食は、すすきの市場で買って来た刺身とおにぎりを買って食べることにしていたが、買って食べれないものを、居酒屋に行って食べることにした。買って食べれない物とは「活けイカ」の刺身だ。活けイカと言っても、活けスルメイカのことである。最近は流通技術の発達で、活きたままのイカが配達され、居酒屋で水槽がある店であれば、どこの店にもイカが泳いでいるという状況である。10年以上前にも行ったことのある「長尾ちゃんの店」に食べに行った。
店は金曜の夜ということもあり、地元の方や観光客でかなり繁盛していた。空いて居たカウンターに座り、活けイカの刺身以外に、サラダや本物の焼きシシャモなどを注文して食べた。活けイカは、美味しかったがアオリイカを食べて味を知っているだけに、感動するほど…ということは無かった。店を出た後、ホテルに帰って刺身と一緒に食べるため、すすきの市場西端のおにぎり屋に立ち寄って、好きな具の入ったおにぎりを買って帰った。いつの間にか店員さんが中国人になっていて、具無しのおにぎりを注文しようとしたが、言葉が通じなかった。
ホテルに戻り、買って来たおにぎりと刺身を食べたが本当に美味しかった。すすきのの飲食店は、安いようで良い物を食べると結構高い。安く良い物を食べたければ、私のように市場で安く買ってホテルで食べるのがベストである。2人で刺身は全部食べ尽くして、2日目は終わった。
3日目は藻岩山の山頂にロープウェイで上がって景色を見に行くことが目的であった。しかし、それだけであればすぐに達成出来てしまうので、他の観光も考えた。まず、昼食は琴似のらっきょでスープカレーを食べる。その近くに札幌場外市場があるので、見学に行くことにした。また、11日から大通りで「さっぽろオータムン・フェスト」という食の祭典があるので、余った時間はそこで潰すことにした。
何も急ぐ用事が無いので、ホテルを9:30頃にチェックアウトした。キャリーを持ってうろうろ出来ないので、地下を歩いて大通り公園まで行き、キャリー等持ち歩きに必要無い物をコインロッカーに預けた。そして、地下鉄東西線に乗り、24軒駅で降車して場外市場まで歩いて行った。駅から地図を頭に入れて5分ほど歩くと、いきなり市場の入口に到着した。観光バスも結構止まっており、たくさんの人が道路の両側に見えた。
ここでは特に買うものもなく、一通り店と売り物を見て回った。タラバガニ、毛ガニ、色んな干し物、夕張メロン…と観光客相手の店ばかりであった。丁度季節なのか、トウモロコシがたくさん出ていた。試食させて頂いたのであるが、生でも本当に甘かった。夕張メロンもたくさん売られていて試食したのであるが、このメロンはプリンスメロンのような味であった。娘が好きな貝柱の燻製が売られていたので、ちょっと値切って買って帰った。
場外市場から琴似までは歩いて15分ほどの距離なので徒歩で向かった。歩いた道路はまっすぐな道で、はるか先まで見えていた。北海道では、地図を見ると良く分かるのだがまっすぐな道が多い。2年前にらっきょに行ったことがあるので、迷わず店に到着した。まだ11時と昼食にはちょっと早かったので、駅前のイオンに何がどのぐらいの価格で売られているか見に行った。やはり、場外市場と同じ物はイオンの方が安かった。当然、観光客しか買わないような高級な物は無かった。
12時よりちっと早めに店に入った。先客は1組だけであった。しかし、我々に続きドンドンとお客さんが来て、10分ほどの間に満席になった。今回、私はシーフード、嫁さんはポークのスープカレーを注文した。初めての時は、ライスをどのように食べたら良いのか戸惑ったが、2回目なのですんなりと食べることが出来た。メニューには、季節限定のキノコのスープカレーもあった。キノコは、北海道で採れた天然素材であった。
藻岩山に行くため、まず店を出て地下鉄の琴似駅に向かった。そして地下鉄で大通り駅の手前の西11丁目駅で降車して、市電に乗り換えた。藻岩山へはロープウェイ入口駅で降車し、駅のすぐ近くからロープウェイ乗場まで無料シャトルバスが出ている。市電の駅からロープウェイの乗場までそんなに距離は無いが、結構坂道なのでシャトルバスで行かれることをお薦めする。
ロープウェイ乗場の建物は、新しくて綺麗であった。入口を入ってエレベータで乗場の階に上がり、そこで切符を買ってロープウェイに乗る。20分毎に運航しており、すぐに乗ることが出来た。2年前に乗った函館のロープウェイのゴンドラは最新鋭の物で凄いなあと思ったが、ここ藻岩山のゴンドラも最新鋭と思える物であった。丁度ロープウェイに乗っている時、一瞬の通り雨が降ったが、中腹駅に着いた時には雨はあがっていた。中腹駅から山頂駅まで「もーりすカー」とよばれているケーブルのような乗り物で上がった。
藻岩山山頂からの景色は綺麗であった。本来夜景の方が綺麗だと思っていたが、スケジュールを考えて昼間に行くことになった。山頂からは石狩湾が見えており、意外と札幌から近いことがわかった。札幌ドームや羊が丘も良く見えていた。写真を撮り、今回の旅行の観光目的は全て達成出来た。この3日間、台風や関東の豪雨の中、一度も傘を使うことは無かった。嫁さんは晴れ女で、一緒に旅行していて一回も傘を使ったことが無い。
帰りの飛行機は19時発であったので、土産を買うことも考慮して札幌を16:30頃に出ることにした。それまでの時間は、大通りの「さっぽろオータムンフェスト」で時間を潰すことにした。この祭は食の祭典で、札幌や北海道各地、また地方の有名店も参加して行われる。期間は9月11日~10月4日までで、4丁目から11丁目までの会場に屋台がびっしりと繋がる。屋台と言ってもテキ屋の屋台ではなく、ブースと言った方がふさわしいような綺麗なものだ。
特に北海道のビールやワインと、そのつまみとなる料理店がたくさん出店されている。興味がある方はインターネットで調べてみて下さい。但し、座って食べれるテーブルと椅子はたくさん用意されているのであるが、余りにもお客が多過ぎて、座る場所を確保するのが難しい状況であった。たまたま嫁さんが2人用のテーブルを確保したので、ゆっくり座って楽しめた。ビールとワインに、ソーセージと蒸し牡蠣を食べた。牡蠣の身が、関西で食べる物よりかなり大きかったのにはびっくりであった。(4個1000円)
十分に楽しんだ後、コインロッカーから荷物を取り出し、札幌駅まで地下を歩いた。札幌から空港行きの快速は、丁度札幌折り返しのため余裕で座れた。空港の売店で海水ウニの値段を再確認したところ、同じパッケージの物が「7,000円」であった。空港は何でも高い、私は知っているので絶対に買わない。私が空港で買うお土産として一番お薦めするのが、雪印パーラーのアイスクリーム(ロイヤルスペシャル)だ。帰るまで融けないように箱詰めにしてくれる。冷凍庫で保存出来るし、本当に美味しいアイスで家族みんなで楽しめる。
19:00に千歳をテイクオフ、予定通り20:55神戸に着陸した。これで楽しみにしていた3日間が終わった。今回の旅行で、夕張があんなにさびれた街になっていたのには、本当にびっくりであった。映画「幸せの黄色いハンカチ」を前以て見た時の街並みが脳裏にあったので、尚更であったのかもしれない。
最後に左の写真を見て頂きたい、上が現在、下が2年前のすすきの交差点である。今回、見てすぐに感じたのが、かなり看板が変わっていたことだ。特にホテルに入る前、今までずっと聞こえていた「お~いお~い北海道」の歌が流れていなかった。看板を見ると、確かに無くなっていた。キリンビールの温度計も無くなっていた。店のお姉さんにきいたところ、景気は良く無くて店が潰れているということであった。どこでもそうだが、安倍総理になって本当に景気が良くなっているのか疑問である。
帰宅してこの日誌を書きながら、明石海峡周辺の釣果を見ていた。タチウオは釣れたり釣れなかったりとムラがあるようだ。今年のアオリイカは、私の知る限りの情報として最悪という感じがした。今まで季節の初めはもっと釣れたのであるが…何が悪いのだろうか。そろそろウマヅラの用意をしなくてはならない時期になった。広島の釣果を見ると良く釣れている。