2015年8月9日 純栄丸のマアジ③

海釣公園

前回、娘の就職戦線(8月1日まで)のことを書いたが、8月1日以降のことを続編としてお伝えしたい。娘も自分が何処の企業に就職出来るか分からなかったので、複数の企業にエントリーしていた。そのエントリー自体が一次の選考であり、通れば面接に進める。落されたところもあったが、希望する大企業に通過していて、面接の日程も決めていた。通過していた企業のリクルータさんが何処も親切だったので、内定が決まったことで面接のお断りの連絡を入れていた。もう関係無いと放置する学生も居るようであるが、この礼儀は(社会人になる上で)大事なことだと思う。

これで、娘の就活は終わった。すぐにバイトの予定を店に連絡していた。盆は、学生も帰省するためか予定を入れた日時、全て入ることになったと言っていた。後は、卒業するだけである。授業も真面目に出ているので、問題は無いと思っている。親として「お疲れさん…」と言ってやった。

前回の8月1日は、マアジ14匹に終わった。その後、船がドック入りして8月6日からマアジ釣りが再開されていた。再開された頃はそこそこ釣れていたようであるが、その後は本当に釣れなくなり、釣り時間の半分ぐらいを海峡筋でのサビキ釣りに行くパターンに変えていた。そのことは、当日行ってから知るのであった。

前日の8日に予約の電話を入れたが留守電になっていた。須磨近辺の釣船は、神戸の花火大会の日にクルージングに出る船が多い。たいてい行っているのだろうと、翌日の朝に電話するとやはり当たっていた。午後のマアジに出るのか確認したところ、出るということで行くことにした。この日は一人なので電車での釣行となるため、駅までの送迎をお願いしたところ、JR須磨まで来てくれるということで、自宅を10:30頃に出発した。

須磨に到着し、南側の階段を降りようとすると、駅のコンコースにまでビキニの女の子が複数見受けられた。階段には、若い高校や大学生ぐらいの男子がたくさん居た。昔は見られなかった光景である。その横を通って少し東に歩いて行くと純栄丸の中乗りさんが迎いに来てくれていた。挨拶して車に乗り込むと、状況が良く無いことを教えてくれた。また、前に述べたが海峡筋でのサビキに行くことを知った。いつも、何かと準備してきているので、とりあえず使えるサビキは持っていた。

この日、午前の船はタチウオに出ていた。そのため帰港するのがいつもより遅かった。ただ、掃除するほど汚れていないので、午前のお客が降りた後、すぐに乗船となった。私は、事前の釣り座の選択で、右舷ミヨシを宣言していた。この日のお客さんは10名、結構広々としていた。12:50頃に出船、まずは海峡筋のポイントに向かった。

海峡筋

サビキは持っていたが、ドンブリ籠しか持って来ていなかったので、40号のオモリを貸して頂いた。船は20分ほど走ってポイントに到着した。ポイントには、釣船やプレイジャーボートが集まっていた。このポイントでは、特にピンポイントがあるのではなく、水深が50mぐらいから30mぐらいに駆け上がって行く場所である。魚影が魚探に出るのかは確認していないが、釣れている船を見つけて、その潮上から流すのが釣れる確率が上がる方策だと思う。

ひと流し目は誰にも当たらず、二流し目にトモの方にヒット、上がって来たのは型の良いマルアジであった。せっかく来ているのだから何か釣ってやろうと、サビキに船でもらったオキアミを刺した。そのことが良かったのか、すぐにマルアジが釣れた。型は良いのであるが、食べたいとは思わなかった。近所の方で欲しいと言っていた方が居たので、出来るだけ鮮度が落ちないように長い時間活かして置いた後、絞めて冷水で冷やし持ち帰った。

このポイントで、船中1匹だけマアジが釣れたようであるが、私は、マルアジ6匹とサバ2匹であった。釣り座は広々としいてたが、どうしてもマルアジやサバは走り回るので、意識していても周りの方とオマツリになった。このポイントに行く時は、サビキを十分に用意して行くように。また、サビキだけの釣りになるので、フラッシャー系のサビキを用意して行くことをお薦めします。

2時間ほど釣った後、船は須磨沖に戻ってきた。期待のマアジ釣りである。まずは一つ目のポイントを流してみるも、誰にも何も釣れなかった。暫く流して釣れない事がわかると、船は長田沖を目指して全速力で走った。ポイントに到着してひと流し目、アタリは出たのであるが、魚の大きさが…小アジが連で掛っていた。その後、何回か流したものの、やはりマアジは釣れなかった。そして船は、またまた須磨沖に戻った。

時刻は既に17時、その後の釣果は…無し、正直言ってマアジ釣りをボーズで終わらせたくなかった。真剣に釣り続けていると、最後にやっとチャンスが到来するのであった。帰りに船頭から聞いたのであるが、最後に釣ったポイントしか、マアジが居ないようである。釣れることを期待して竿をシャクッて当たりを待っていると、ガキゴキとマアジ独特のアタリが来た。竿の弾力を利用して慎重に巻き上げた。姿を現したのは当然マアジである。口切れすることなく取り込めた。やっとのことでボーズ脱出出来た、残り時間僅か…。

どうも小アジの群れの前でマアジが釣れることが分かって来た。つまり潮先の時は、船頭の合図に遅れることなく仕掛けを落とさなければ、小アジが鈎に掛ってしまいマアジが釣れない。その法則を知った上で釣り続けることが大事である。釣れ出してから投入する毎に最低アタリが出たが、マアジ釣りでは100%取り込むのは不可能である。それでも70%ぐらいは取り込むことが出来た。

次の流しで終わりにします…時計を見ると17:50…、そして沖上がりとなった。結果、マアジ7匹、マルアジ6匹、サバ2匹であった。須磨沖のマアジはもう終わりのように思えた。来年はもっと早くから釣れているのなら行くようにする。