2015年6月27日 広島・秀丸のアコウ②

出港

前回の6月13日は、初挑戦ながら8匹のアコウをゲットすることが出来た。メンバー全員アコウを釣ることが出来て、今回の釣行が港に帰るまでに決まっていた。釣れない明石海峡よりも、こちらのアコウ釣りの方が期待度と結果が上であるという認識である。食べても、やはりアコウは美味しかった。特にアコウを3枚に下して、一口サイズに切った身を、片栗粉でカラ揚げしてポン酢で食べたら絶品であった。家族もタコやキスよりアコウの方が絶対に美味しいので、行くならアコウ釣りに行って…と言われた。

前回の経験から、この釣り場でのアコウ釣りのパターンを、だいたい理解することが出来た。2回目となる今回は、2桁と45cm以上のアコウを釣ることを目標とした。早々と15日に予約したが、気になるのが天気である。梅雨なので雨は仕方ないにしても、困るのが「強風」である。毎日ネットで天気予報を見ていたが、初め雨の予報が次第に曇りから晴れの予報に変わって行った。前日の予報によると、曇り時々晴れとなった。ただ、風が思っていたよりも強く、南寄りの風が5mとなっていた。

前日に出船時刻を聞くことになっていたので連絡すると、今回も6時出船なので5:30には港に来て下さいとのことであった。出船する桟橋も前回と同様に北側の桟橋とのことであった。前回、神戸の出発を2時としたが、それでも早かったので今回は2:30とした。毛糸先生が2時に迎いに来て下さり、成金竿男の家を2:30に出発した。

道中、何事もなく順調に走ることが出来て、生口島のローソンに5:20頃に到着した。食糧を調達して垂水港の北側に駐車し、まずは氷を買いに行った。氷の販売所は出船場所のすぐ近くにあり、100円で詰め放題という感じである。スコップでクーラーに必要なだけ入れて100円払った。出船のための用意を済ませて桟橋に行くと、前回と同じ船が同じ場所に停泊していた。まだ船頭が来ていなかったので桟橋で待った。

5:45頃に船頭が来て、我々4名はトモ側の釣り座に座ることを指示された。今回は乗船する前にジャンケンして釣り座を決めた。その結果、毛糸先生、T一氏、成金竿男、私の順番で釣り座を決めることになった。右舷トモにT一氏、次に成金竿男、左舷トモに毛糸先生、次に私となった。その他地元のお客が一人、右舷ミヨシに座られた。

エサ

5:50頃に出船、前回と同じ伯方島のエサ屋に向かった。約20分程で港に到着し、皆さんバケツを持って徒歩でエサ屋に行った。前回、何故か入口には古い洗濯機かたくさん置いてあったことが印象的であったが、今回良く見ると、廃棄用のテレビや電化製品も積まれていた。一体何をしている釣具店なのだろうか?今回も1500分購入ようということになり購入した。

←1500円分のエビ、意外と外道が少ないのでこれで一日足りる。

購入後、船に戻って待っていると、地元のお客さんが、エサ屋が4人分しか聞いていないということで、購入出来なかったと帰って来た。仕方ないので4人で購入したエサを5人で使うことになった。我々はかなり前から予約していたので、エサ屋に連絡していたが、地元の方が予約した時に連絡していなかったのであろう。

エサを買った後、最初のポイントに向かった。今回は結構風が強く吹いていた。どこまで行くのかと思っていると、エサを買いに来た伯方島の港を出てすぐにエンジンがスローになった。ええ…こんなとこで本当にアコウが釣れるのであろうか?近くには小さな地元の漁船が3隻ほど居た。今回のタックルは、前回と同じく、竿:先鋭マダイ360、リール:ForceMaster400DH、道糸:ソルティガセンサー2号、仕掛けはアコウ仕様胴突2本鈎仕掛け、オモリは船頭の指示で30号、エサは買った海エビを鼻掛けして使った。(慣れてなければ尾掛けでもOK)

「おろしてください」とのアナウンスでアコウ釣りがスタート。一流し目、T一氏が30cm程のアコウをゲット、次に成金竿男がゲット。左舷はアタリが無かったが、暫くして毛糸先生に何やらヒット、上がって来たのは型の良いカサゴであった。その時点で私はアタリ無し。船の流れる方向を見ると、何とミヨシが潮先になっていた。つまり私が潮先になっていた。しかし、船頭の流し方が下手で、船が先に流れている状況が続いていた。

余り引きずらないように底取りしていると、コンと魚のアタリが伝わってきた。無理にテンションを与えることなく待っていると、グッグッとアタリが出たので合わせると鈎に掛った。本日の一匹目は30cm程のアコウであった。しかし、エサ屋のある港のすぐ前でアコウが釣れるなんて…本当にわからない釣り場だと思った。

一匹釣れてボーズを免れでホッとした。続けてどんどん釣ってやろうと神経を集中して穂先を見つめるも、何処に磯や漁礁があるのかわからないので、待ちの時間が長い釣り場である。しかし、気を抜いていると隣近所が釣れて自分だけ飛ばされるようなことになるので気を抜けない。そして気を抜くことなく気合を入れて棚取りしていると、大物のアタリが来るのであった。

アコウ

クッと穂先に魚のアタリが来たのでそのまま続きを待っていると、グッグッグッとアタリが出たので大合わせした。すると重量感と強い引き込みが…、これはデカい!竿で引き込みをしのいで竿を立てた。そして素早く数メートル道糸を巻いた。鈎外れが無い限り、これで人間の勝ちとなる。途中で強い締め込みがあるのもアコウの特徴で何回か締め込んだが、暫くして水面に姿を現した。

←口先がゼロの位置ではないので45cm以上だ。

前回釣った最大とは、明らかに一回りは違いがわかるアコウであった。船頭がメジャーを持って来てくれたので測ってみると、45cmを越えるアコウであった。これで今日の目標を一つクリア出来た。続けてエサを付けてすぐに投入、暫くしてまたまた同じようなアタリがあり大合わせ…すると鈎に掛ったことまでは間違いなく感じたが、すぐにフワッと軽くなった。痛恨のバラシ…だ、鈎がチモトで切れていた。先程釣った時にチモトに傷があることを検知していたが、取り替えなかったのが要因である。反省。。。。。

次の流し同じ所を流すと、またまた私にアタリが来た。合わせると先程釣った大型よりも引きが強い。何回も上げる途中に伸されそうになったが堪えた。最後の水面でも暴れまくられたが玉網に収まった。やはり45cm越えの良型アコウであった。イケスに入れると、メンバが釣ったアコウが小さく見えた。

その後、ポロポロと釣れたが、アタリが遠のいてきたので、船は別のポイントに向かった。船頭の説明によると、人口漁礁があるポイントであった。どこにその漁礁があるのかわからないので、ずっと気合を入れ続けての釣りとなる。暫くすると1つ目の漁礁に当たった。私はそこで30cm程のアコウをゲットした。続けて釣っていると、成金竿男がイシモチをゲット、その他カサゴも釣れていた。

付近のポイントを攻めるも、殆どアタリが無く時間だけが過ぎて行った。そして再度大型が釣れたポイントを攻めてみるも、殆ど釣れなかった。そして船は別のポイントへ移動した。新しいポイントに期待したが、殆どアタリも無く、何という橋かわからないが、狭い島の間に架かった橋の下へ…。岩盤のポイントですとの船頭の解説であったが、その起伏が極端で、その時の潮の速さでは釣りにならない状況であった。皆さんたくさん仕掛けと枝針とオモリを用意して来ていたが、かなり消耗する事態であった。

釣果

その後、幾つかのポイントを移動してみたが、アコウが釣れることは無く14:30頃に沖上がりとなった。本日の釣果は、アコウ7匹と真鯛1匹とカサゴ少々、T一氏アコウ8匹とカサゴ少々、毛糸先生はアコウ5匹とカサゴ少々、成金竿男はアコウ2匹とワニゴチ1匹とイシモチ1匹とカサゴ少々であった。今回は、これぞアコウという型を2匹釣ることが出来たし、また今回もメンバー全員ボーズ無しという結果に終わった。今回は、型の目標はクリアしたが、数はクリア出来なかった。次回は2桁を目指します。

帰る前、今後のために船頭にこの地域のアコウ釣りについて聞いてみた。時期的には5月~7月が良く、エサで狙う場合はエサのエビが7月になると確保が難しくなることが多く、出船が難しくなるらしい。(確保出来れば釣行可能)タイラバも盛んに行われており、その外道でも釣れるとのことである。しかし、専門に狙いたいならエサ釣りが固いようだ。潮も小潮回りでなければ出船もしないが、小潮が良いようである。今年の5,6月は良い潮の日が水、木曜日あたりであったため、釣果を伸ばすことが出来なかった。来年は、5,6月の小潮に行く予定だ。

来週は、西田釣船の鯛釣りだ。この船の船頭はスゴ腕の持ち主で、ポイントを流す上手さは天下一品である。釣友に半年ぐらい前に声を掛けてメンバーを揃えた。4,5月は殆ど釣りに行かなかったが、ここ4週間は毎週釣りが続く。釣れる釣り、納得行く釣りがしたい。そして帰って家族で美味しく食べるが齋藤家のコンセプトである。