2015年4月12日 仙正丸のメバルとカサゴ②

朝日

メバル釣りは、大潮の時には浅場を攻めることがセオリー。釣れる時は釣れるのであるが、このところ浅場にはメバルの存在が無いような状況が続いているようだ。小潮回りの日は沖合の漁礁や沈船を攻めて、数は出ないが大型を狙っている。出船している船の釣果を見ると、30cm前後の大型メバルが釣れていた。また、潮の緩い時間、ガシラを専門に釣らせてくれるようだ。余りにも暇で天気も良いということで、4月12日に再び仙正丸に釣行することにした。

←仙正丸で用意してくれる活けイカナゴ

いつも土日は満船になる仙正丸であるが、さすがに釣果がかなり厳しくなってくると、お客さんも敬遠するようになってきたみたいで、日曜の予約が前日に出来た。予約が出来たので準備を始めたところ、昼のメバル釣りには本当に行かなくなったため、用意した仕掛けの作成日を見ると、古いものは10年ぐらい前の物であった。昔は何も考えず釣れたら面白いということで、冬の間もメバル釣りに行っていたが、美味しくないし抱卵しているので、資源保護も考えてある年から行かなくなった。

朝、一番電車に乗り須磨に向かった。この日も六甲道では座席が一杯であったが、三宮から座ることが出来た。20分程で須磨に到着し、駅の階段を降りると船頭が迎いに来てくれていた。すぐに荷物を積込み乗船場に向かった。駅の南側に防潮堤のようなコンクリートの壁(高さ1mほど)が出来ていたので、船頭さんに聞いたところ、やはり防潮堤であった。この辺りでは、そんなに高い津波が来ないと予想されているようである。また、現在工事しているのは、駅の南側に新しい道路が出来るということであった。

乗船場に到着すると、既に皆さん乗船されていた。私は、左舷のミヨシから3番目の釣り座に座るよう指示を受けた。満船にはなっていなかったが、左舷だけで8人は並んでいた。船代の徴収が終わるとすぐに出船、一路淡路の東浦方向に向かった。この日の私のタックルは、深場を狙うため硬めの竿を使うことにした。竿:BBX-SPECIAL1.5-48、リール:ステファーノ200、道糸:ソルティガセンサーの1号、幹糸1.5号、ハリス1号、鈎5号の5本鈎、オモリは30号。

20分ほど走ってどこの沖とも言えない沖合でエンジンがスローになった。すぐに仕掛けにイカナゴを刺すも、暫くはGPSと魚探を見てポイントを確認していたのだろう、ウロウロと船を走らせているだけであった。そしてやっと「やってください、水深はxxm」とのアナウンスが流れ釣り開始となった。このポイントは水深が50m以上の深い場所であった。3mと6mの漁礁が並んでいるとのアナウンス。根掛りすると困るので、初めから6m底から上げてアタリを待った。しかし、磯が小さいのか根にオモリが当たることもなかった。

メバル

5流し目ぐらいに初めて6m上げていた棚で磯に当たったと同時に、力強く穂先が水中に入って行った。穂先の入り方からメバルの大型であることがわかった。途中、3回ほど突っ込んだが竿の張りで耐え、1号のハリスを切られることもなく大型のメバルが水面に姿を現した。30cmほどのメバルであった。すぐにソウハチ君が測ると29.5cmしかなかった。(帰宅して測ると30cmを越えていた)

左舷しか見えないが、全体的な状況として一流しで1匹釣れるかどうかぐらいの感じであった。私は根掛りを避けるため、あらかじめ結構底を切って持っているので、根掛りは殆ど無かったが、周りの方はカサゴも良く釣っていたところを見ると、結構底近くの棚で釣っていたのだと思う。また、漁礁の大きさがそんなに大きく無いのだろう、方舷の竿を見ていると、釣れている時は連続した3,4人だけ竿が曲り、その両隣は何もないようなことが多かった。

一匹目を釣ってから2時間後ぐらいにやっとのことで2匹目が釣れた。その後は余りにもアタリが少ないので、根掛り覚悟で底から2m切って持っていた。すると3mの漁礁に当たった時にカサゴがポロポロと掛って来た。出船して5時間ぐらい経過したが、イケスは寂しい状態であった。

余りにも状況が良く無いので、潮止まりにカサゴ釣りに向かった。ポイントには、いつものように乗合船やプレイジャーボートが集結していた。タックルもカサゴ用を別途用意して釣り開始となった。しかし、いつもなら簡単に食ってくるカサゴがなかなか釣れない。周りを見ていても釣れていないので、私だけが不調という訳ではなかった。それでも釣れる所に当ると連続で釣れたり、ダブルで食ってくる時もあった。帰りに船頭から聞いたのであるが、毎日毎日たくさんの船が釣っているので、荒れてきているとのことであった。

約1時間ほどの間釣ったのであるが、ゲット出来たのは10匹ほど、前回の半分ぐらいしか釣れなかった。そして潮が流れ出したので船頭は、朝攻めた漁礁に向かった。ポイントに到着して流してみたものの、殆ど釣れず岩屋の沖辺りに移動した。ここで数匹上がったみたいであるが、パッとすることもなく13時を迎えて沖上がりとなった。

釣果

結果メバル2匹、カサゴ17匹であった。この日の状況を見ると、今後も同じか更に悪くなるように思えた。季節ももうすぐ5月になる。何か釣って価値のある魚は釣れないものか。。。。。今後に期待するしかない。今年は、岡山、広島の釣船にアコウを釣りに行こうということで調査している。数件の釣船をピックアップしたので、今後はメールか電話して出船内容について詳しく確認するつもりだ。

調べてみると意外にアコウ狙いをしてくれる船があった。瀬戸内海でも西の方は専門に狙えるぐらい居ることを知った。問題は餌釣りするので餌の準備である。活きた海エビか小魚が餌と思うが、神戸から準備して持って行くのは難しい。また詳しいことが分かればお伝えしたい。今年の連休は潮も大きく釣れそうに無いので、長男の居る横浜に遊びに行くことにした。