2015年がスタートした。昨年の年末は鳴門の真鯛が良く釣れて、良い釣り納めとなった。今年の初釣りは何???何と広島遠征(日帰り)のウマヅラ釣りとなった。理由は、昨年広島に1回しか行けなかったため、冷凍庫には秋に買った海エビがたくさん残っていたし、余りにも面白いウマヅラ釣りに、年1回だけなんてメンバーも許すはずがないからだ。12月の友香丸の出船予定と、我々のスケジュールが合わなかったので、強行的に1月10日にうまづら狙いの出船を相談したところ、受け入れてもらえた。
広島の釣船の殆どが、12月中頃にはウマヅラ釣りを終了していた。そんな中での強行である。メンバーも11,12月のような活性があるとは思っていないが、納得行く結果を期待しての釣行となった。そして今回のメンバーに、また一人インターネットで知り合った方が参加された。その方がOT氏だ、ウマヅラ釣りが大好きで、このホームペーシを見て下さっており、広島遠征のことで質問されてきて、私の回答を基に広島に釣行されてたくさん釣った方である。
当日、OT氏に毛糸先生宅まで行ってもらい、毛糸先生の車で出発となった。私の家に1時前に来て頂き、JR六甲道駅で金魚さんを拾って広島を目指した。高速料金のことははっきりわからないが、神戸市灘区から広島に行くためには、六甲トンネルを通って北神戸有料道路を経由して山陽道に入るのが混んでいないし、時間的にも早いと思う。
夜の山陽道は空いていて、5時前に乗船場近くの釣具店「アングル」に到着した。するとシャッターが下りていて真っ暗であった。ええ…この釣道具店は潰れたの?店のシャッターには、毎日朝4時開店となっているのだが、空く様子はなかった。隣のセブンイレブンでアングルは潰れたのか聞いたところ、潰れていないということであった。すると5時過ぎに開店した。恐らく店員が寝坊したのだろう。エサを買いに来た客が、開店して無いことについて駐車場で怒って一人愚痴をはいていた。
セブンイレブンで朝・昼食を買い込み、5:30頃にすぐ近くの乗船場に到着した。この日は一番なのか、他の車は居なかった。車を降りると船頭さんが居たので駐車場所について確認して止めた。暫くすると他のお客も揃い、6:10頃に出船した。暗いのでいつもより速度を落として操船されると言っていた。この船には全員入れるキャビンは無いので船尾の方に座る。船の速度も速いし、何より冬場は寒い…。7:20頃にエンジンがスローになり各自準備に取り掛かった。私はさっさと準備が整い、エサを刺して合図を待った。
7:30頃、ポイントの潮上まで移動して「20m」との声が出てスタートとなった。しかし、最初のポイントでは誰にも何も無く船頭はすぐにポイントを移動した。次のポイントは、私も良く知っているいつも大型が釣れるポイントだ。ひと流し目、流し終わる前にはっきりとわかるアタリが出て、合わせると鈎に掛った。上がってきたのは30cm越えの良型であった。それからは、群れの中を船が流れれば、この時期としては鮮明なアタリが出て連続で釣れ出した。私は、一流しで2匹釣れた流しもあった。8人乗船しているが、前方に座ったメンバー4人が常に竿を曲げていた。
このポイントは、潮がぶつかり合うような場所で、流す度に流れる方向が変わるし、魚も動き歩くような感じがした。流しが群れに当たれば食ってきたが、何故か右舷か左舷か片舷だけ釣れることも度々あった。時間が経過するにつれて、学習効果か潮の具合か1時間程でエサを取られることも無くなった。そのため、船頭は別のポイントに移動した。この時点で、私と毛糸先生は10匹ずつゲットしていた。
次のポイントも11月に良く釣れたポイントであった。船頭は、ポイント周辺を何回も走らせて魚探の反応を確認していた。しかし、時間が掛っていることを考えると、映りが悪いことが予想された。指示棚に合わせて仕掛けを投入するも、アタリは殆ど無かった。そうしているうちに反対側の毛糸先生が何やら釣り上げた。見てみると20cmに満たないウマヅラであった。次の流し、私にアタリがあり上手く鈎掛りした。掛けた瞬間からオセンか?と思うような弱々しい引きで、上がって来たのは毛糸先生が釣った小型と同じぐらいのウマヅラであった。このポイントで毛糸先生と2匹ずつ小型を釣り上げた。
それから何箇所かポイント移動するも、魚探に良い映りが出ないのか、見ては移動を繰り返した。そして東の方の島のそばのポイントに移動した際、映りが出たようで投入の合図が出た。棚に合わすとすぐにアタリが出た。しかし、どうもウマヅラのアタリでは無かった。上がって来たのは17cm程のメバルであった。次、そしてその次の流しもメバルが食って来た。そして指示棚が10mとなった時、潮上となる毛糸先生が良型を釣り上げた。私も釣れることを期待して待っていると、大きなアタリが出て良型をゲットした。しかし、このポイントで釣れたのはこの2匹だけで、その後船はポイントを移動した。
移動を繰り返すも、何処も状況は変わらずウマヅラの映りは無いようであった。そして12時ぐらいに朝良く釣れたポイントに戻ってきた。映りを確かめると魚の反応はあるようであった。20mの指示棚で投入すると、このポイントではやはりアタリが出て釣れ出した。但し潮の流れが複雑なため、ある範囲内で釣れる場所が点々と変化した。流し終わって潮上に戻る際、船頭は魚影を確認して流すラインを決めているようであった。
朝は、口の中に鈎掛りすることが多かったが、この昼からは唇掛りが多く、バラス回数が増えて来た。アタリも微妙なものに変わってきて、風や波の影響により、わかり難いものが多くなって来た。アタリがわからずに上げてみると殆どのエサが取られていることもあった。この日は釣れるチャンスが少ないし、大型が多かったので全て玉網で掬った。午後は掬って鈎を外そうとハリスを掴んで持ち上げると鈎が外れてしまうことが数回あった。それだけ食いが渋くなっていたのだろう。
最後に皆さんそこそこ釣れたところで、13:45に沖上がりとなった。結果、毛糸先生21匹、私20匹、金魚さん、OT氏各14匹という結果に終わった。釣れたウマヅラは殆ど30cm以上あり、数は伸びなかったものの、皆さん納得出来る「初釣り」となった。1月にこれだけのウマヅラが釣れるのは、やはり広島ならではのことである。船上で内臓を除去している時に確認したのであるが、今の時期としては、肝もたくさん入っていた。
帰りの車中、皆さん良い初釣りになったと喜んでおられた。後は、釣ったウマヅラを食べることについての話題で盛り上がった。鍋、煮付け、薄造りにされるとのことであった。そして今年の秋には、予定を組んで遠征に2回は行こうということになった。そのことについては、8月ぐらいに募集するようにします。希望としては、7,8人集めて船を貸し切り、2台の車で釣行したいと思っています。参加したい方は連絡下さい。
今年の釣りは、好発進することが出来てホッとした。この時期としてはリスクの高い釣りであったが、頑張れば何とかなるものだ。さて来週は「鳴門の真鯛」に行く予定だ。このところ結構連続して釣行したので、その後は当分お休みの予定です。今年は、このところ大阪湾が釣れなくなってきているので、釣れるところに遠征する回数を増やす予定です。