2014年9月7日 岩屋港の小アジ

ジェノバライン

毎年、8月から9月にかけて1回は嫁さんと一緒に釣りに行く。対象魚は「小アジ」で、南蛮漬けを作るためだ。昨年は、明石港でそこそこ釣れているという情報を元に釣行したのだが、何とか2桁という乏しい結果に終わった。岩屋港へは、結婚する前から釣行した経験があり、毎回期待を裏切られることなく、小アジをたくさん釣って帰った。数日前から状況について情報を見ていたのだが、明石港で釣れているという情報は無かった。そこで、今回は岩屋港に行くことにした。

当初の予定では土曜日に行くことにしていたのであるが、余りにも天気予報が良く無かったので、日曜の午後に行くことにした。この予報はバッチリと当たり、土曜の午後は天気が悪かった。そして日曜は好天に恵まれ、昼食を食べた後に出発した。

JRで六甲道から乗車して、三宮で新快速に乗り換え明石に到着した。その間わずか25分ほどである。昔のことを思うと、電車はかなり速くなったと思う。阪田釣具にエギを注文していたので、釣りに行く前に店に取りに行った。そこで明石港の状況を聞いたところ、やはり釣れていないとのことであった。道中えさセンターでアミエビの大を購入し、ジェノバラインの乗り場に14:40頃に到着した。

大橋下から

まずは乗船券を買った。片道500円で往復するなら2枚買えば帰りも使える仕組みになっている。待合室は冷房が効いており快適であった。14:50頃になると船が到着するのか、待合室のお客さんが動き出した。到着した船のお客が下船した後、自転車のお客から乗船となった。その次に通常のお客が乗船した。我々は乗船して、2階のデッキに上がった。船は15時ジャストに出港、天気が良いのでデッキ席は眺めも良く快適であった。

たった13分の船旅であるが、明石海峡を渡り、明石海峡大橋の下をくぐって岩屋港に到着した。みなさん明石海峡大橋を下から見上げたことはないのではなかろうか。見えるのは鉄板だけで、あの裏側を車が走っているとは思えない感じである。岩屋港での釣り場は、船を降りたすぐ横の護岸である。別に渡船で一文字に渡らなくても、この護岸は小アジが良く釣れる所である。

岩屋港

先客は家族連れ1組だけであった。そんなに釣れないのかなあ?自転車で見に来た地元のおっさんに状況を聞くと、夕方になると必ず小アジが釣れると言っていた。そして準備を済ませて緊張の一投目、カゴを一回振ると弱々しいアタリが出て何か掛った。上げてみると釣れたのはイサギの子供であった。それから何回も投入したが、やはり釣れるのはイサギばかりであった。また時間が経つにつれ、それが水面で湧き上がるようになってきた。たまらんなあと諦めていると、小アジが回って来て釣れ出した。

小アジと言っても、初めはマルアジの子供が殆どであったが、釣れ出したので投入回数が増え撒き餌が効いたたのか、狙いのマアジの子供も釣れ出した。そして釣り方が合うと、マアジが確実に釣れるようになってきた。通常マルアジは浅い棚、マアジは底近くの深い棚で釣れるものであるが、水深の浅い場所では関係無く浅い棚で食ってきた。この日は、深い棚を狙うとサンバソウが良く釣れた。

釣果

1時間程でマアジを30匹ほど釣ったので、嫁さんと交代した。ヘタクソであるが、この釣り場は魚が濃いので、何処に仕掛けを下しても何かが釣れる。色んな魚を釣りつつもマアジが混じって釣れた。30分ほどの間にマアジを10匹ほど釣ったので、今日は終わりにしよか…ということで終了した。結果、マアジ40匹とサンバソウ5匹であった。

18時発のジェノバラインで岩屋港を後にし、自宅には19時ぐらいに到着した。近くて旅行気分も味わえる釣り場である。釣れた小アジ、もっと小さいことを予想していたのであが、結構大きかったので刺身にして食べた。何より新鮮だし、脂も乗っていて美味しかった。残りは目的の南蛮漬けにした。この南蛮漬け、漬けて2日後ぐらいから美味しくいただける。

このところの船釣りの状況を確認すると、タチウオかアオリイカ狙いである。タチウオは写真を見るとわかるのだが、まだ抱卵中である。こんな時期のタチウオは美味しく無い。アオリは初旬にしては、型が小さいし例年に比べて数が少ないように思える。今年は海の状況が変なので、今後の予想が出来ない。

今年の広島遠征の日が決まった。11月1日,2日に釣行する。船、ホテルとも予約が完了した。状況を確認すると、今の時期でも大型のウマヅラが釣れている。当然、今の時期はキモが殆ど入っていない。キモが入り出すのは、10月に入ってからであろう。今年、ウマヅラ竿のガイドを最新の「トルザイト」に付け替えた。何より前のガイドより、小型で軽量化出来たので、どれだけ感度がアップするのか試してみたいところである。結果はその時に発表する。