当初は19日の小潮の日が空いて居ると言っていたが、後日確かめると27日の大潮の日が空いて居るということがわかった。すぐに前回行ったメンバに連絡すると、一人以外はOKで釣行しようということが決まった。あと一人乗船出来る枠があったが、特に4人になっても(乗船料について)文句を言う方も居ないので、4人での乗船を予定していた。
前回の釣行日誌で西田釣船を紹介したが、仕立てて行かれるなら…と思って紹介したのだが、個人的に私達と一緒に乗船したいというメールが数件届いた。あるレベルをクリアしている人であれば、西田釣船に乗船して頂き、明石海峡の鯛釣りを堪能していただければと、Mさんに乗船してもらうことになった。
Mさんは、中鹿丸に良く乗船されていて、私のことは知っているということであるが、私はあまり常連の知人以外とは話をしないので、相手は知っていても私が認識出来る方は少ない。このところ中鹿丸や河合釣船に行くと、全然知らない方から「いつもホームページ拝見させて頂いています…」と声を掛けて下さる方が居る。これも1:nの関係で相手だけが私のことを知っている。
前日、最終調整のため西田さんに電話して確認したところ、前回とは逆に今日は船全体で1匹とのことであった。今まで前日の結果が悪くても、我らのメンバが頑張って結果を出してきた。今回も頑張って結果を作ってやろうと当日を迎えた。
3:20に毛糸先生が家まで迎いに来てくださり出発、4時頃にジャリ置き場に到着した。暫くするとMさんから電話があり、ジャリ置き場のどの辺りで集合しているのか聞かれたので場所を伝えるとすぐに来られた。今までお顔は見た事があるが、名前までは知らなかった。すぐにメンバに紹介して釣り座を決める抽選を行った。1番は成金竿男、2番はMさん、3番私、四番はW辺さん、5番は毛糸先生となり、各自希望する釣り座が決まった。
4:20西田のおっさんの船がジャリ置き場に到着、すぐに乗船して岩屋沖を目指した。15分程でポイントに到着、潮の流れを確認してすぐに釣りがスタートした。釣り始めは魚探に映りがあるということであったが、誰も鈎掛りさせるようなアタリは無かった。この朝の数流しで釣れないと、今日は終わってしまったようなものである。その後も頑張り続けて仕掛けを下すも、この期待のポイントで鯛は姿を現さなかった。
余りにもアタリがないので、漁師が集まっている南のポイントに移動した。しかし、このポイントも釣れていないようで、30分程釣ってみたものの、全く何の反応も無かったので元のポイントに戻った。元のポイントも何ら変わりなく、魚探に映りは出なかった。
西田さんもこのポイントはダメと見切り、大橋寄りの別のポイントに移動した。前回私が1匹釣ったポイントだ。移動した直後は潮が速く、魚探に映りが無かったが、暫く流しているうちに何やら映りが出て来たと言った直後、W辺さんのショートロッドが大きく曲がった。竿の曲りをみていて結構良い型の鯛だと判断出来た。上がってきたのは、50cmほどの綺麗な鯛であった。これで船全体のボーズは消えた。
その流しからこのポイントでアタリが出て来た。すると次は毛糸先生にヒット。40cm程のレギュラーサイズであった。その後も潮が緩くなるまで、みなさんにアタリが出て、毛糸先生はこのポイントで計3匹の鯛をゲットした。私は棚が合っていないのかアタリも出ない。何かあるとしたら成金竿男とのお祭りである。長い仕掛けで釣る場合、潮先の釣り人は、何より早く仕掛けを投入しなければ、後ろの人の仕掛けとお祭りを起こす。
そして潮が緩くなると、映っていた魚影も消えてしまいカサゴ釣りに行くことになった。この日は大潮なので、潮が緩くなっても止まることは無かった。しかし流石に潮が緩いとカサゴが入れ食いとなった。実際に釣りが出来たのは20分ぐらいであったが、私は18匹釣ることが出来た。他のメンバも平均10匹ほどのカサゴをゲットしていた。
逆の潮が流れ出したが、西田さんによると、この潮は全く釣れないということで「悪いけど帰ろか…」との言葉が出た。今まで船頭が帰ろうと言ったのは初めてであった。それだけこの日は状況が悪かったということである。12時頃に沖上がりとなった。Mさんは初挑戦で楽しみにされていたと思うが、自然が相手なので堪えてもらうしか無い。
結果、船全体で鯛は4匹しか釣れなかった。ボーズを逃れただけでも良い方だと思った。(私はボーズ)Mさんには来年の6月に再チャレンジしてもらうことになった。明石の鯛は気まぐれである。この3日程前は20匹近く釣れたと聞いた。たまたま今まで釣行した日が良かったのかも知れない。今後も諦めずにチャレンジするのみである。